岡元さんの「脱フル」とは、強調したいパーツや、なりたいイメージにあわせて、どこか一点集中してメークするスタイル。それは簡単に、最短で、なりたい自分に近づける方法でもあります。
「一箇所だけメークして終わり、なんて不安に思う人もいるかもしれません。でも眉の形を注意して描くだけで、たちまちキリっと意志的な顔になれるし、まつ毛に集中して丁寧にメークすると、パッと花が咲いたように華やかな印象になる。それぞれなりたいイメージを叶えるパーツを選んで、そこに集中することなんです」。
なるほど、「華やか」「ヘルシー」「りりしく」など、なりたいイメージをしっかり伝えるために、一箇所を選ぶんですね。だからこそ「美しくなりたい! けど忙しい! しかも情報多すぎて、どうしていいか分からない!」という今の女性たちにぴったりのメークだといえます。しかも、
「一箇所を集中して見つめることで、自分の隠れた魅力を発見することにもつながりますよ」
と岡元さん。それはかなり嬉しいことですね。
これが「脱フル」5パターン。一箇所メークするだけで、こんなに印象が変わるんです。
ファッションショーでメークをする機会が多い岡元さん。
あくまで主役は服。メークやヘアには全体のイメージをまとめ、よりはっきりさせる役割が求められます。しかも時間はかけられません。そこでメークはポイントをしぼることが重要であると気付いたそう。
「トータルでどんなイメージに見せるかがショーでは大切です。そのために、目的のために要素をそぎ落とした究極の表現として、赤いリップだけ、マスカラだけというアイデアが生まれました。それがきっと普通に暮らしている女性たちのメークにも役立つな、と思ったんです」。
イメージに近づくために、ポイントを絞る。それは今の女性たちの毎日にもマッチするものであったのです。
どうですか? 「脱フル」。確かに難しくなさそうです。もっと自由にメークを楽しんでほしい、というのが岡元さんの考え。ただ「手抜き」と「脱フル」は違います。
「手抜きは、面倒だからやらないとか、手間を減らすというだけで、そこに主張がないような気がするんです。でも脱フルは、シンプルさを主張するというか、アイテムをひとつに絞るからこそ、そこに思いをこめる、意志を入れる。そこが一番の違いだと、思っています」。そういう岡元さんの思いがこもった、実際のテクニック、まずはポイントをおさえてから、動画でチェックしてみましょう。
【写真右】
資生堂 シュエトゥールズ ブロー&アイラッシュブラシ
「眉って毛流れによって本当に変わります!仕上げるメークや眉の状態によっては、とかすだけのことも。描く前によくとかすことでファンデーションや粉を落とす効果もあります。根元からしっかりかき出せるスクリュータイプが私は好き。描いた後も、とかします。眉メークの間は、常に片手にコレです」
【写真中央】
&フェイス ドレスメソッド フォルムプロットライナー
「コレは・・・秘密にしたいくらいだけど(笑)。
パールっぽい白っぽい色のライナーで、下まぶたの際にいつも入れてます。目がうるっとした印象になるんです!さりげないけど描くと描かないとでは大違い!ちなみに口元に使うと、たるみを引き上げてみせる効果もあります」
写真左の水色のものは・・・来月ご紹介します!
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1985年 資生堂入社。1998年より2003年5年間、ニューヨーク駐在。広報活動や多くのメゾンでメークチーフとして活躍。帰国後も培ってきたファッションとビューティーのセンスを生かし、CM・TV・雑誌撮影など、幅広く活躍をしている。2009年10月から資生堂ビューティートップスペシャリストとして活動を開始。
「メークをそんなに重く考えなくていいんです」 と岡元さん。もっと大切なのは、なりたい顔、 なりたい自分をイメージすること。難しければ、写真を見て「ビビビ!」ときた脱フルをまずとにかく、試してみて。ちなみに私はリップが新発見でした・・・。次回は岡元さん自身が実践している脱フルや、他のパーツの動画も公開。1月21日アップ予定です!お楽しみに。



















