お仕事の場では、「元気」で「好感度が高い」こと(沢山の人に接しますからね)を重視するので、「チーク」の脱フルをよくするそうです。元気に見える、レッド、ローズ、ピンク系の色をチョイスします。「ファンデーションで色ムラなどをカバーすると、少し血色感が後退するときがありませんか? それをチークで呼び戻す。チークで顔を作る、というイメージです」。ちなみに起きて5分後に家を出なきゃなんて緊急事態でも、とりあえずチーク! そうすれば外に出られる顔に、というのも脱フルならでは。ほおは面積が大きいからメークの効果が分かりやすく、すぐにヘルシーな印象を作れるのです。ほおと自然になじむ、マイベストカラーのチークがひとつあると便利ですね。

さて脱フルは、自分のなりたいイメージへの最短距離とお話しましたが、いざ「自分がどんな顔になりたいのか」や「どんなイメージを演出したいか」というのを、パッと思い浮かべたり、具体化するのは案外難しいという方もいらっしゃるかもしれません。イメージする上で大切なのは、まず思い込みを捨てること。「私にはこれしか似合わない、というのはもったいないですよ。やってみると案外似合ってたという発見があるはず。まず1パターン、試してみて」。
そしてどんなイメージにするか、もうひとつヒントになるのが「服」。合うアクセサリーを選ぶように、この服に似合うのはどんなメークなんだろうと考えてみては?「私は、顔からメークを発想してないんです。洋服を選んで、その色や素材、質感をよーく見てみると、それに合うヘアやメークは自然と出てくるんじゃないかと思うんです」。

「少し残念に思うのは、メークはキレイにできてて、完成度は高いんだけど、何かおしゃれじゃない、という人がたまにいること。顔と服がちょっとちぐはぐなのかもしれません。おしゃれというのは、余裕だったり、全体を把握できることなんじゃないかな、と思うんです」。一歩引いて、全体を見てみる。そうそう全身がうつる鏡、もってますか?
顔だけうつる鏡だけでは、もう足りないかも!最後に、岡元さんから心強いお言葉が。「色々言いましたが、メークって正解がないんです。その人と一心同体になっていればいいんです。楽しむ気持ちがあれば、いいんですよ」。脱フルは、脱・思い込み!脱・しり込み!まずはとにかくトライですね!!


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1985年 資生堂入社。1998年より2003年5年間、ニューヨーク駐在。広報活動や多くのメゾンでメークチーフとして活躍。帰国後も培ってきたファッションとビューティーのセンスを生かし、CM・TV・雑誌撮影など、幅広く活躍をしている。2009年10月から資生堂ビューティートップスペシャリストとして活動を開始。
脱フル。それは極めると「自分がどんな人に見せたいか」、「自分がどうなりたいか」、生き方でもあるんです。だからこそ、自由でいいんです。お化粧が楽しみになりました。でも朝服も決めず、部屋着のままで無計画にメーク、だけは二度とやるまいと心に誓いました…。
![なりたい顔になる近道。 「脱フル」ってなんだ? vol2[2010.1.21 UPDATED] 資生堂ビューティートップスペシャリスト 岡元 美也子に聞く](/beauty/season/feature/img/0102_title_01.gif)























