美容愛好家 野毛さんが聞きました

推進委員 美容のプロ

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新提案の美容法!

美肌をつくるためのポイントは、皮ふ温度!

実は深〜い、肌と温度の関係性について、美容のプロフェッショナルとして数々の化粧品を研究している野毛まゆりさんが、資生堂リサーチセンターを訪ねて徹底追及!最新の研究結果について、天野聡研究員のレクチャーを受けてきました。

天野 聡(あまの さとし 写真左)

資生堂リサーチセンター 参与研究員・薬学博士
皮膚に関する基礎研究、特に皮膚老化や基礎膜に関する研究に従事。数々のスキンケア商品の開発に関わる。最近は、皮膚温に着目した研究を推進している。



肌が喜ぶ皮ふの温度変化で、効果をしっかり受けとめる肌へ!

季節や体温が変化したとき、肌はどういう状態になっているのか。
肌と温度の関係について教えてください。

気温と体温、そして皮ふ温度は、同じタイミングで上下するわけではないんです。体温は気温による変動がないですが、皮ふ温度は気温によって変化します。ほら、実際に測ってみてもわかるように、皮ふ温度と体温とは差があるでしょう?(天野研究員は34.9度、野毛さんは34.8度)私は取材を受けて少し興奮しているので、いつもより高めです(笑)。ちなみに皮ふ温度は、気温の影響を受けて、額から頬にかけて変化していきますよ。

季節と体温、肌温グラフ

皮ふ温度が上下することで、肌にはどのような影響が出るのでしょうか。

表皮の細胞の活性には、皮ふ温度が大きく影響しています。36〜37度がバリア機能を促進させる温度。17度以下、43度以上では痛みが発生したり、高温になると光老化の促進につながってしまうという実験結果があるんですよ。

ちなみに、皮ふの機能維持に重要なのが、酵素です。多くの酵素が、老化や色素沈着、表皮ターンオーバーなど、皮ふを健康に保つために働いています。酵素は、温度の影響を受けてその活性が変化するため、高い温度でも反応が強すぎたり、逆に、低い温度では、その機能が極端に低下することが起こり、肌の異常に繋がる可能性がありますよ。

肌と温度が密接に関係しているということがよくわかりました。
では、温度が肌に及ぼす良い影響とは具体的にどのようなことがありますか。

肌老化の原因を、従来の紫外線・酸化・加齢に加えて「皮ふ温度」と捉え、ケアの効果が出づらくなった肌に、適切な皮ふ温度コントロール(サーマルギャップ)でスキンケアをすると、効果を実感しやすい肌へ導いていくことができます。血管、血流やリンパの循環をサーマルギャップで刺激することで、新陳代謝を高めます。資生堂の10年の皮ふ温度研究の実験結果なんですよ。

そうなのですね。研究で苦労されたところはどんなところでしょうか?

高温や低温の実験室に入り、長時間肌の変化を観察したり、また、常温に戻って肌を観察したりと、過激な試験条件であるため、協力者を集めるのが大変でした(笑)。また、季節によって肌状態が異なることに加え、個人の脂肪のつき方によっても温度の感受性が変化するため、試験計画の設定の工夫が必要でした。

なるほど、それは大変な研究を重ねられたのですね…。さらに納得度が増しますね!
最後に読者の女性に一言いただけますでしょうか。

皮ふ温度と肌の関係を見つめた、さらなる研究結果にぜひご期待ください!

ありがとうございました。

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