たっぷり寝たのに「疲れてる?」、調子がいいのに「具合悪いの?」。そんなふうに言われてがっかりした経験はありませんか?その原因のひとつがくすみ。そこで今回は、肌と目もとの透明感をアップするメイクのコツを伝授。くすみをキレイにカバーして、不本意な印象にさよならしましょう!
えてくれるのは…
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案を得意とし、公式インスタグラムの“見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。
40代の肌は、メラニン色素が顔全体に増えることで透明感が失われ、それまで感じることがなかった黄色~茶色っぽさが気になるように。
これが、いわゆる黄ぐすみです。
ターンオーバーが乱れやすくなる年代でもあり、肌の乾燥がさらにくすみ印象を加速させることも。
黄ぐすみした肌はメイクをしても発色が悪くなったり、どこか暗い表情に見えてしまったりと、さえない仕上がりになりがちです。
透明感を失った黄ぐすみ肌をメイクで解消するためのファーストステップは、下地での「色補正」。
ポイントは下地の色です。
払拭したい色(黄色)の反対色(ラベンダー)を選びましょう。
青みのあるラベンダーカラーにより黄ぐすみが中和され、肌の透明感がアップします。
黄ぐすみ肌をメイクで解消するには、つやの仕込みも必須です。
ファンデーションはマットなものではなく、自然なつや仕上がりのものを選びましょう。
スキンケア成分がたっぷり配合されたものを選ぶのもポイントです。
さて、ここで注意したいのがファンデーションの色選び。
くすんだ色をなんとかしようと、自分の肌より明るい色を選んでいませんか?
自身の肌に対して明るく、白すぎるファンデーションは、グレーっぽくくすんでしまう場合があり逆効果!
ファンデーションの色を選ぶ際は、すっぴんのフェイスラインから首にかけての色を基準にしてください。
もしどうしても迷ってしまう2色があるときは、暗いほうを選びましょう。
チークとハイライトも「くすみ払拭」視点で取り入れましょう。
まずチークのポイントは、青みのあるピンクカラーを選ぶこと。
下地同様、青みを含んだ色は透明感を仕込むのにぴったりです。
また、リキッドやクリームタイプを選んで、つやも意識して。
小鼻と耳を結んだラインの真ん中を起点にして、楕円に塗り広げましょう。
ハイライトも、濡れたようなつやをプラスできるリキッドタイプをチョイス。
チークの上部と少し重なるように塗ると、つややかさがアップします。
マキアージュ
ハイライト×血色感で惹きつけるチークカラー。
<チーク> 2g
1,980円(税込)
40代の目もとは、肌色自体のトーンダウンに加えて、シミやシワが増えたり、クマがより目立ってきたりと、悩みが複合化してきます。
その結果、アイシャドウの発色が悪くなったり、カサついてシワに入り込んだりと、アイメイクにさまざまな影響が出てきます。
目もとのくすみは、肌づくりの段階で補正しておくことが大切です。
ここでも黄ぐすみの反対色であるラベンダーの下地をチョイス。
目もとのくすみ対策には、顔全体に塗ったあと、目のまわりだけ重ねづけするのがおすすめです。
他のパーツより透明感をしっかり仕込んでおくことで、ファンデーションを塗った後の肌が理想に近い明るさに!
ただし、欲ばって広げすぎると白浮きするので注意しましょう。
目もとの色悩みといえば、クマとシミ。
下地の重ね塗りでカバーしきれない場合は、コンシーラーをプラスしましょう。
皮膚が薄く、デリケートな目もとには、リキッドタイプをブラシで塗るのがポイント。
コンシーラーを薄く、均一に塗ることができ、うまくカバーできるうえに崩れにくくなります。
では失敗しがちなクマの隠し方をレクチャー。
クマの真上にコンシーラーをのせたら、ブラシでトントンとやさしく叩き込みましょう。
ブラシをすべらせると広がりすぎてしまうので、コンシーラーを肌に置くようなイメージで塗るとキレイにカバーできます。
くすみが気になる目もとにぜひ取り入れていただきたいのが、アイシャドウベース。
くすみがちな目もとを自然にブライトアップさせて、次に使うアイシャドウの密着度を上げるという40代の目もとにぴったりのアイテムです。
塗るときはアイホール全体に広げるだけでOK。
ピンク系カラーを選べば、まぶたのくすみを払い、目もとのコンシーラーのように使えます。
マキアージュ
まぶたのくすみを補正し、重ねるアイシャドウの発色と色持ちをアップ。ふんわり明るいペールピンク。
<アイシャドウ> 0.8g販売名:マキアージュ ドラマティックアイカラー (クリーム)
990円(税込)
目もとの透明感アップでこだわりたいのが下まぶたのメイク。
ここでも取り入れるのはラベンダーカラー。
黄ぐすみ対策には外せないカラーです。
下まぶたに仕込むことでレフ版効果が生まれ、目もとの透明感がぐっと上がります。
目頭から目尻まで下まぶた全体にのせましょう。
プリオール
これ1本で、目もとケアも明るいカラーも。目もとオールインワン。
<アイシャドウ> 3g 全4色
2,530円(税込)
くすみをカバーして透明感をアップするメイクを成功させるコツは、くすみの反対色を使って暗さを打ち消すことと、乾燥しにくくつや感をプラスできるアイテムを選ぶこと。
塗りすぎと広げすぎに気をつければ、きっとくすみを攻略できるはず。
ぜひトライしてみてください!