カラダをつくり、

キレイをつくるコラーゲン

「コラーゲン」が美肌にいいことはよく知られていますが、私たちの身体にあるさまざまな組織に欠かせない成分であることを知っていますか?体内のコラーゲンは皮ふをはじめ、骨や軟骨、爪や歯、血管や内臓など体内のさまざまな部分に存在し、身体の基盤としての役割を担っています。ここでは、コラーゲンの身体への働きについて詳しくご紹介します。

カラダをつくり、キレイをつくるコラーゲン #1

コラーゲンの減少であらわれる

さまざまなダメージとは?

コラーゲンは栄養価としては低いですが、コラーゲンの基礎知識にご紹介している通り、身体や臓器の枠組みをつくるタンパク質でとても重要な役割を担っています。体内のコラーゲンが減少すると、シワやたるみができやすくなるだけでなく、身体のさまざまな組織がもろくなってしまいます。例えば骨に存在するコラーゲンは、骨の内側の柔軟性を保ち、骨がもろく折れやすくなることを防いでいます。高齢になると骨粗しょう症が多くなりますが、これはカルシウム不足だけでなく、加齢によるコラーゲンの減少も原因の一つと考えられています。
コラーゲンは、美肌を作り、肌にハリを与えるだけではなく、全身を健康に保つ役割を担っています。
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カラダをつくり、キレイをつくるコラーゲン #2

新たな着目

「血管」と「コラーゲン」

血管の機能が低下すると、身体のすみずみにまで酸素や栄養素が行き渡らなくなり、細胞の機能が低下します。資生堂は20年以上にわたり食品コラーゲン研究を重ねた結果、身体のすみずみに張りめぐらされている「血管」と「コラーゲン」に着目しました。

着目点1真皮細胞は
毛細血管のそばに存在

毛細血管のそばにいる真皮幹細胞

コラーゲンは、真皮の線維芽細胞から生み出されます。ダメージを受けた線維芽細胞にかわって、新しく元気な線維芽細胞を生み出す真皮幹細胞。真皮幹細胞は血管の近くに存在しています。
血管を強化し、血流を改善することは、真皮幹細胞にとって良質な環境を整え、コラーゲンを生み出す力を高めることにつながります。

着目点2血管にコラーゲンが存在

血管の中にもコラーゲンが含まれている

動脈や静脈などの太い血管は、外膜、中膜、内膜でできており、外膜と中膜は、線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンなどで構成されています。血管の機能が低下すると、硬くもろい血管となり、血流も悪くなります。

細胞に栄養を届ける毛細血管

毛細血管は、内皮細胞と壁細胞からできており、その間にある基底膜が内皮細胞と壁細胞をつないでいます。
基底膜にはコラーゲンが存在しています。

コラーゲンの働き「血管強化」

コラーゲンはエラスチンとともに、血管をしなやかにし、血管を強化する働きがあります。また、血管を強化したり血流を改善することで、体内のコラーゲンを作る力が高まります。血管の機能を整えることで身体のすみずみにある細胞が活性化し健康と美しさを実現することが、ヒト本来の力を生かした根本体質改善へつながります。
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カラダをつくり、キレイをつくるコラーゲン #3

血管とコラーゲンに

アプローチする美容果実の力

資生堂はコラーゲンを様々な角度から研究してきました。30年以上に渡るその実績に導かれ、新たに着目した自然由来の「美容果実」とは?美と健康をもたらす独自のはたらきと知られざるパワーに迫ります。

コケモモ

コケモモは北極圏やカナダなどに
自生し、極寒の地でも生存できる
強い生命力のある果実。
北欧では健康美容目的で食されています。

コケモモ+アムラ果実

「幹細胞安定化因子」の増加により、加齢による真皮幹細胞の減少が抑制され、新しく元気な線維芽細胞を生みやすい状態にします。

真皮幹細胞から対応したコラーゲン産生

アムラ果実

インド、東南アジアなどに育つ植物。
インドでは神話に登場するほど
古くから親しまれ、現代でも健康
目的などで食されている果実です。

アムラ果実

これまでの真皮幹細胞安定化因子の発現促進やコラーゲン産生の促進(前述参照)に加え、血流改善効果にも着目しました。

血流改善の効果

冷水に浸した足の体温の変化をみると、アムラ果実エキスを
摂取した方が、血流が良くなっている

イチゴ種子

イチゴは、世界中で食されており、
ビタミンCを豊富に含むため、
風邪予防に効果的であると
言われています。イチゴ種子には、
果実にほとんど含有していない2つの
スーパーフラボノイドがあり、近年、機能性の
研究が行われています。このポリフェノールは、
イチゴをそのまま食べても吸収されにくいため、
エキスで摂取することがおすすめです。

イチゴ種子エキス

表皮細胞からセラミドを生み出すことと、表皮細胞、繊維芽細胞からヒアルロン酸を生み出すことがわかりました。

イチゴ種子エキス 美容特許成分

温州ミカン

温州ミカンは中国最古の薬物書
『神農本草経(しんのうほんぞう
きょう)』に収載されています。
β – クリプトキサンチンや
ヘスペリジン、リモニン、ビタミンCなどさまざまな
成分が含まれています。

温州ミカンエキス

資生堂は数ある素材の中から、温州ミカンエキスが、幹細胞安定化因子の産生を促すことを発見しました。

スターフルーツ

熱帯アジア地域などに育つ植物。
植物和名は「ゴレンシ」ですが、
果実の断面が星形をしていることから
スターフルーツと呼ばれています。

スターフルーツ葉エキス

毛細血管・リンパ管の内皮細胞と壁細胞を密着させる内皮細胞の「Tie2(タイツー)」因子の活性化に加え、コラーゲン産生促進効果があることがわかりました。

Tie2活性化作用

スターフルーツ葉エキスを配合したものは、
「Tie2(タイツー)」の活性化率が高い

コラーゲン産生促進効果

スターフルーツ葉エキスを配合したものは、
コラーゲン産生量が多い

クチナシ(クロセチン含有)

東南アジアなどに育つ常緑高木。
クロセチンはクチナシ果実に含まれる
色素成分で黄色の染料とされ、
栗きんとんやたくあん漬けに用いられます。

クロセチン

リンパ管のもれを抑制する体内物質、アペリン様作用があり、たるみの要因である脂肪細胞肥大化の抑制が期待されます。さらに、健康の基盤となる「睡眠の質」の改善にも効果が確認されました。

 

リンパ管のもれやすさ

アペリンにより、
リンパ管のもれが抑制されている

睡眠の質の改善効果

クロセチンは熟睡感を高める
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