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CSRトップコミットメント

ステークホルダーのみなさまへ

2011年4月、全世界の資生堂グループ社員の活動の指針として、資生堂グループ企業理念体系「Our Mission, Values and Way」を新たに作り上げました。

代表取締役 執行役員社長 末川 久幸

この企業理念体系の中で、特に「Our Way」には、資生堂が創業以来大切にしてきたステークホルダーに対して、どのように向き合うかを記載しました。当社が参加を表明している国連グローバルコンパクトで求められる「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」についての10原則に加え、世界初の社会的責任に関する国際規格であるISO26000の社会的責任原則や中核主題で要請される考え方を盛り込んでいます。いわば、「Our Way」は、わたしたちのCSR憲章です。これから、私たちは、ステークホルダーとの対話と協働を通じてサステナブルな社会の実現を目指し、社会の課題と期待に応える活動を展開し、人々の美しさ、健やかさを創造する経営を推進します。

この「Our Way」の中、「社会・地球とともに」の項では、以下のとおり行動していくことをお約束しました。

  1. 私たちは、すべての国や地域それぞれの法令を遵守し、人権尊重はもとより高い倫理観を持って行動します。
  2. 私たちは、独自の厳しい基準に沿った環境対応を推進し、生物多様性に配慮しながら、人も地球も美しく共生する持続可能な社会をめざします。
  3. 私たちは、広く社会と双方向のコミュニケーションを充実させ、協働して社会的課題解決に努めます。

これを踏まえ、具体的には、私たちが社会に向けて大きく貢献できる分野として、「女性・化粧(美容)」「文化」「環境」の3つの重点領域を定め、それぞれ2020年までに達成すべき姿を決めました。

「女性・化粧(美容)」領域は資生堂がかねてからCSRの重点領域として取り組んでおります。当社社員の8割を占める女性社員の活躍を支援してきた企業活動でのノウハウを活かしながら、女性の自立支援向上や健康改善に努めていけると考えます。2010年9月には、国連女性開発基金と国連グローバルコンパクトが協同制作したガイドライン「女性のエンパワーメントのための指針~平等はビジネス向上の鍵~」の署名に参加しており、今後はグローバルに活動の輪を広げていく所存です。

この領域の最も象徴的な活動は、本業である「化粧(美容)」の技術を通してQOL(Quality of Life=生活の質)向上を目指す「資生堂ライフクオリティー ビューティープログラム」であり、「資生堂ライフクオリティー メーキャップ」、「資生堂ライフクオリティー ビューティーセミナー」を国内外で展開しています。これからもお客さまの「最高の美しさ」を引きだし、アジアをはじめとした世界中の女性に心まで豊かな生活を提供していきます。

代表取締役 執行役員社長 末川 久幸

また、資生堂は140年近くにわたる歴史の中で独自の企業文化(知的・感性的資産)を作り、社内外に広く伝承・発信・還流することにより、美を創造してきたと自負しています。特に1919年に開業した資生堂ギャラリーを中心に、通算で約3000回・5000人以上の若手芸術家との信頼関係を構築してきたことは、日本やアジアの芸術文化振興の礎となっています。芸術には、言葉や人種、宗教の壁を越えて人の根源的な喜びや悲しみ、苦しみを表し、すべての人の心を揺さぶる力があります。資生堂の持つ美意識で、アジアを中心とした地域におけるお客さまに貢献していきたいと考えます。

「環境」領域では、「人も地球も美しく共生する持続可能な社会の実現」を使命として資生堂グループの世界中の社員が取り組む環境プロジェクト「資生堂アースケアプロジェクト」を展開しています。今後は「ライフスタイル全体での商品の環境対応」と「全世界でのCO2排出量の削減」を中心に推進し、商品での環境対応を図るなど「美とエコがつなぐ新しいライフスタイル」の実現に向けて注力していきます。

今日、深刻化する地球環境問題と途上国の貧困問題などグローバル社会の課題は未だ解決の途上にあるままです。だからこそ、わたしたちはサステナブルな地球社会の発展へとCSRを進めていきたいと考えます。それが、世界中のお客さまに向けた約束です。

2011年4月
代表取締役 執行役員社長
末川 久幸


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