全国で活躍するビューティーコンサルタント(以下、BC)のインタビューです。
それぞれの仕事内容や、お客さまとのエピソードから、BCの仕事の実際をご紹介します。
子供の頃から、他人に何かしてあげることが好きでした。また、高校時代の文化祭で、友達にメーキャップをしてあげたことがあるのですが、化粧で人が変わり、キレイに変身した時には笑顔が返ってくる、という体験をしたことが印象に残っています。「キレイになりたい」という女性の気持ちはすごくわかるので、それをお手伝いする仕事に就きたいと思い、ビューティコンサルタント(以下BC)になりました。
入社以来、ずっとチェインストア(※1)のBCとして活動しています。
はじめの7年半は繁華街にある薬局併設のお店で活動し、その後は駅ビル内にあるお店をいくつか経験しました。お店の立地によって、客層や活動内容は大きく変わりますが、その時々によって異なるお客さまの気持ちに合わせた応対を行う、という基本に変わりはありません。お客さまにお声がけし、キレイになりたいという気持ちや悩んでいることを感じ取り、お客さまに満足していただける接客を行って、実際にお客さまが商品を使ってキレイになって喜んで頂き、再来店していただく。必要な技術や知識は会社の研修で教わりますが、それを自分のものにし、店頭でいかにして提供できるかは本人次第なので、毎日が勉強です。社内の検定試験などもあるし、社会人になってからもこんなに勉強するとは、自分でも思いませんでした。
※1:資生堂商品を扱う化粧品店

現在は、オープンしたばかりのお店で活動しています。開店の準備段階から担当させていただいたのですが、まず、図面を見て資生堂の商品が入るスペースを確認し、立地を想定しながらお店の方や営業担当と打ち合せを繰り返して入れるべき商品をリストアップ。店頭活動に必要なものを一つずつ揃えていきました。準備万端でオープンしたつもりですが、「コレをしたらこうなる」という正解がない仕事なので、まずやってみて、それでダメなら新たに策を考える、という臨機応変に対応する心の余裕と柔軟な思考が必要です。


2008年の資生堂BC美容技術世界大会で最優秀賞(※2)をいただいたことは、日々の勉強の成果の一つだと思います。BCの使命・役割に照らし「これで充分」ということはなく、努力する毎日ですが、今回受賞したことで「自分がやってきたことは間違いではなかった」と感じることができました。
※2:カテゴリーB(入社3年以上)
現在活動しているお店はオープンしたばかりなので、1日でも早く「顔見知りのお客さま」を創ることが目標です。
先日、「お化粧があまり分からない」とおっしゃるお客さまにお会いしました。店頭でお困りのご様子だったのでお声がけしたところ、「ファンデーションの選び方が分からない」とのお話。
お声や表情にちょっと深刻な雰囲気が感じられたので、お客さまの思いを心で受け止めながら、ファンデーションの成分や効果など、選び方のポイントとなるものをお伝えしていきました。
お客さまは、少しずつ心を開いてくださり、肌に触れさせていただけたので、簡単なマッサージをして差し上げたんです。
毎日睡眠不足でお疲れとのことでしたので、マッサージで肌をほぐすだけでも、印象がガラッと変わるほどお顔は引き締まります。

その変化を実感したお客さまは「お手入れでこんなにキレイになれるんですね」と、笑顔でおっしゃってくださり、スキンケア一式をご購入くださいました。それまで「ファンデーションが合っていないから顔色が冴えないんだ」と思い込んでいたけれど、その原因は、実はスキンケアで解決できるものだったのです。
ずっと悩んでいらしたのに、「自分の肌に自信がないから、キレイにしている人には恥ずかしくて相談できなかった」という言葉に、BCという仕事の難しさと大切さを、改めて感じました。
色が好きなので、お花を買って部屋に飾ることで癒されています。散歩をしながら季節の花の色を楽しむのもいいですね。
私自身は独身ですが、同じくBCをしている妹には子供がいるので、その子たちの送り迎えをすることも気分転換になっています。
2000年に、海外派遣で1カ月(※3)ほどカナダへ行きました。「キレイになりたい」という女性の気持ちは世界共通であることは国内でも実感していますが、骨格も肌質も意識も異なる様々なお客さまの肌に触れることができたのは、本当に充実した有意義な経験でした。
もう1度、海外派遣にチャレンジしてみたいと思っています。今度は、中東やロシア、小さな国など、前回とは語学も文化も異なる国へ行ってみたいですね。
※3:短期海外派遣制度



