感触
1897-
1897-
1897-
1897-
1897年。オイデルミンは稜線の美しい透明ボトルに入ったルビー色の化粧水(lotion)でした。レーベルには流れるような文字でEUDERMINEと記されていました。欧文の商品名は、100年前の日本では大変大胆でモダンな印象のものでした。"EU"はギリシャ語で「良い」、"DERMA"は「肌」を意味します。美しさのためにまず、ベースとなる肌をすこやかにしようという資生堂の哲学がこの名前に表れています。

そしてこの一世紀の間、時代に合わせたパッケージの変化はありましたが、「良い肌」を追い求める資生堂の哲学は変化することなく存在し続けました。
1997年。オイデルミンはすらりと背の高い赤の瓶におさめられた透明な化粧液(revitalising essence)へと進化しました。中央のロゴタイプはEUDERMINEの文字を鏡面のように表現したもの。不思議な記号のような文字と100余年前から変わらぬ深い深い赤のイメージが、過去と未来を結んでいます。