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第8回 青山 Buca Junta 石川淳太 第2章 おれはモデルではなく単なる実験台なの。

撮影:立木義浩

<店主前曰>

去る10月の水曜日、4週に亘り石川淳太の父上、石川次郎氏と現代ビジネスの「ネスプレッソ・ブレーク・タイム」で対談した。我々はかつて時を同じくしてジローが平凡パンチの編集長、わたしが週刊プレイボーイの編集長を務めていたこともあり、昔からのよきライバルであり親友である。しかも2人ともこうしていまだに現役で働いている。その対談はお陰さまで4週連続人気ランキングの上位を飾った。
 縁あってこのSHISEIDO MENの今月のゲストはジローの息子、淳太に登場してもらうことになった。親父に似てイケメンな淳太は少し前に、某写真週刊誌に某美女とハグしている写真を掲載されたことがある。そのとき、狼狽する淳太を尻目にジローオヤジは豪快に言い放った。
「おれでも写真週刊誌には載ったことがないっていうのに、お前、なかなかやるじゃないか。おそらく編集部がネタに事欠いてお前が餌食にされただけかもしれないがね」
淳太は寛容な親父の言葉にホッとしたことであろう。

石川:平田さん、前菜からどうぞ召し上がってください。まずラタトゥイユ、タマネギとパルミジャンチーズのスフレ、それからブロッコリーのニンニクマリネです。モルタデッブソーセージ、ボローニャのピスタチオ、モッツァレラチーズ、これらはナポリから空輸されたものです。それとキノコのマリネ、白インゲン豆のサラダ、鶏の白レバーのパテです。

平田:豪華な前菜ですね。うん、どれも美味い。これで1人前ですか。これだけでお腹がいっぱいになりそうです。モッツァレラチーズが抜群ですね。鶏の白レバーのパテもイケます。

シマジ:この前菜は日替わりなの。

石川:もちろん、日替わりでサービスしています。

平田:美味い。赤ワインが好きなのですがよろしいですか。

石川:どうぞ、どうぞ。うちのハウスワインは上等ですよ。

シマジ:あっ、そうだ。淳太の肌チェックを忘れていた。じゃあ担当の倉本にやってもらおうか。

立木:今日は珍しく全員男性なんだね。淳太は女に手が早いから、か?

石川:立木先生、勘弁してくださいよ。

倉本:では及ばずながらわたしがやりますか。

石川:よろしくお願いします。いままでなにもしたことがないんですが。

シマジ:ほとんどの日本人男性はなにもやっていないんだから、引け目を感じなくてもいいんだよ。

倉本:結果が出ました。Dでした。

石川:Dってどうなんでしょうか。

倉本:普通はEが多いですからまあまあの結果ですね。

立木:なにもしていない割にDとは、日ごろ料理に使っているイタリアのオリーブオイルのおかげなんじゃないの。

シマジ:それもあるかもしれない。だが淳太、心配無用だ。あとで資生堂からいただくSHISEIDO MENのシリーズを毎朝毎晩使えば、これからどんどん肌はよくなっていくよ。

石川:ようし、真面目にやってみますか。

立木:今日はSHISEIDO MENを作った平田さんがせっかくいらしてるんだから、使い方を徹底的に教えてもらったらいいんじゃないの。

石川:たしかに。こんなに種類があるんですから、順番から教えてもらえますか。

平田:はい。はじめに手と顔を軽く濡らした後、クレンジングフォームを1センチくらい手のひらに絞って少量のぬるま湯でよく泡立たせてから顔を包み込むようにして洗い、その後十分に洗い流します。すると汗や皮脂によるべたつきと不要な角質がきれいに取り除かれます。またこのクレンジングフォームはシェービングフォームとしても抜群な効果を発揮します。

石川:それは便利ですね。早速明日から試してみます。

平田:次はトーニングローションです。ヒゲ剃りや洗顔の後に手の平に500円硬貨大を垂らし、目の周りを避けて軽く叩くようになじませる。これは皮脂によるべたつきや肌のダメージを防ぎ毛穴を引き締めてくれます。ちょっと専門的になりますが、これにはダメージディフェンスコンプレックスが配合されていて、健康な肌を保つための保湿に役立っています。

石川:うん、嫌な香りがまったくないですね。無香料に近い。

平田:そして今度はアクティブ・コンセントレイティッド・セラムを使います。これはディスペンサーを2,3回押して手の平に取り出し、顔の下から上に向かって引き上げるように顔全体になじませてください。するとハリのあるキリリとした表情が作られます。まさにエイジングケアです。寄る年波に屈しない、活力溢れる引き締まった肌にしてくれます。ここにいらっしゃるシマジさんのお肌をみてください。SHISEIDO MENを10年以上使われているとこんな感じになるんです。

石川:ホントにシマジさんの肌はピカピカですよね。

立木:年齢不詳になろうっていう魂胆らしい。

石川:シマジさんも立木先生も、もう十分に年齢不詳ですよ。

シマジ:淳太の親父だってそうじゃないか。やっぱり3人とも現役だからかな。

立木:この間シマジと飲んだとき、下半身も年齢不詳になりたいなんていっていたぞ。

シマジ:タッチャン、それはわたしの一抹の夢ですよ。

平田:次はスキンエンパワリングクリームです。指先にパール1個分を取り顔全体に下から上に向かってなじませます。これは乾燥による小じわを目立たせず毛穴をカバーして、瞬時にして精悍な印象を与えてくれます。気持ちが上向きになるアルガンウッドの香りをつけています。これをつけるかつけないかでみた目の年齢が大きく左右されるといっても過言ではありません。

シマジ:たしかに毎朝SHISEIDO MENをつけるとモチベーションが上がる気がしていたけど、このアルガンウッドの香りが効いていたのか。

平田:最後になりましたが、トータルリバイタライザーアイという目もとのスキンケアです。

石川:まだあるんですか。

シマジ:SHISEIDO MENのシリーズは女性の化粧品シリーズに負けていないんだよ。

石川:口紅はないでしょう!?

シマジ:あるんだよ。おれは冬にはよく使っている。といっても口紅風の容器に入ったリップトリートメントなんだが、おれのデリケートな唇を寒風から守ってくれているんだよ。

平田:今日は石川さんにはお持ちしませんでしたが、バリア機能と保湿効果絶大のリップクリームがあるんです。

石川:ぼくはオートバイに乗っているのでそのリップクリームは必要かもしれませんね。それは伊勢丹のサロン・ド・シマジで売っているんですか。

シマジ:もちろん。たしか税抜きで2,500円かな。そうだ、淳太、今月と来月はSHISEIDO MENのキャンペーン中なんだ。限定で1万円以上お買い上げのお客さまは資生堂のメーキャップ&ネールアーティストの矢野裕子先生直々に、いまおれがしているようなメンズ・ネールアートやネールケアをやってもらう予定なんだよ。矢野先生には月2回、土曜日の午後に来てもらうんだ。

石川:ホントに? じゃあ近い土曜日にサロン・ド・シマジに顔を出そうかな。

シマジ:淳太もメンズ・ネールアートをやったほうがいいよ。これもモチベーションが上がるよ。淳太はスプーンとフォークをネールに書いてもらったら面白いんじゃないの。

石川:それはあまりにも直截すぎますよ。なにか考えます。

シマジ:親父に相談してみるか。

石川:シマジさん、ぼく自身がもう3人の子供の親父ですよ。

立木:そうか、ジローちゃんにも孫が出来たんだ。ジローお爺ちゃま、なんだ。

石川:ではうちの手打ちショートパスタを召し上がってください。カラスミ、ムール貝、ホワイトアスパラで和えてあります。

平田:美味しそうですね。その前にトータルリバイタライザーアイの説明を聞いてもらえますか。

石川:そうでしたね。すみません。

平田:これは指先に適量、まあパール大より小さく絞り出し、上下のまぶたの目頭から目尻に向けて数回往復させながらなじませてください。シマジさんをみてください。このように目尻にシワがまったくないでしょう。

立木:シマジはSHISEIDO MENのモデルもやっているのか。

シマジ:おれはモデルではなく単なる実験台なの。

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