グローバルシスターズ白書〈ネパール編〉

プロジェクト第一弾は、ネパールの女の子支援。彼女たちは今、どんな暮らしをしているのでしょう?

ネパールの概要

首都:カトマンズ

ネパールはチベットとインドに挟まれている、世界で唯一、国旗が四角ではない国です。世界有数の山岳国としても知られていて、8,000メートル級の山が8峰もあります。民族数は100以上あり、中には日本人に顔がそっくりな人も。※3

出典

  1. UN Population Division/ World Population Prospects: The 2015 Revision
  2. 外務省
  3. わかる!国際情報vol.144 ネパールという国:日・ネパール外交関係樹立60周年(外務省)

女性の平均寿命

ネパール女性の寿命が短い原因となっているのが、妊娠や出産。まだ医療施設が不足しており専門医による診察を受けられない人も多く、現在でもネパール女性の最大の死因のひとつになっています。

出典 World Health Statistics(世界保健統計2016) / WHO

教育における男女平等ランキング

初等教育や高等・専門教育への就学

ネパールでは8年生までが義務教育にあたりますが、貧困などの理由で継続して通えない子どもも多く、特に女の子は兄弟の中でも優先順位が低くなりがちです。また望まない妊娠や児童婚も、女の子が教育を受けられなくなる原因に。※2

出典

  1. The Global Gender Gap Report 2016(ジェンダーギャップ指数ランキング 2016) / 世界経済フォーラム
  2. 「歌って踊る時がきた」ネパールにおける児童婚 / ヒューマン・ライツ・ウォッチ

経済活動の参加と機会

給与、参加レベル、および専門職での雇用

ネパールでの経済活動における男女格差は世界的に見ても大きく、都市部で働く女性はまだ少ない状況。それでも日本より順位が高い要因として、ネパール女性が大統領などの国の要職についていることが考えられます。

出典 The Global Gender Gap Report 2016(ジェンダーギャップ指数ランキング 2016) / 世界経済フォーラム

女性の避妊実行率 コンドームやピルなどの近代的手法での避妊

15〜49歳の女性

ネパール女性の避妊実行率は約半分。実は日本のスコアもネパールとあまり変わりません。ネパールでも薬局やスーパーなどで簡単にコンドームが手に入るにも関わらず、いまだに望まない妊娠により安全でない中絶が多く行われています。

出典 世界人口白書2016 / UNFPA(国連人口基金)

専門技能者の立ち会いのもとで安全な出産が行われる確率

ネパールでは医療施設の整備にともない安全な出産が行われる確率も少しずつ上がっていますが、それでもまだ半数程度。現在でも、妊産婦死亡率は日本の50倍以上です。病院や保健所までのアクセスが困難な地域がまだ多くあることも課題に。

出典 世界人口白書2016 / UNFPA(国連人口基金)

女性差別

ネパールでは5人に1人の女性が女性であることを理由に理不尽な暴力を受けている。

女性であるというだけで受ける暴力をジェンダー・ベースド・バイオレンス(GBV)と呼びます。ドメスティックバイオレンス(DV)や人身売買の問題も深刻で、年間5,000~12,000人の10~20歳の女性が家の経済的な事情などで人身売買の被害にあっています。

出典 NEPAL Preliminary Mapping of Gender Based Violence 2010 / ネパール政府 / The Asia Foundation / DFID