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明治30(1897)年、資生堂は化粧品事業に進出し、「オイデルミン」ほか3品を発売した。オイデルミンは西洋薬学の処方に基づく科学的な化粧水で、新聞広告では「皮膚を艶美滑沢ならしむる高等の化粧料」と宣伝している。その名はギリシャ語の「eu」(良い)と「derma」(皮膚) から命名された洋風の化粧水で、しかも赤ワインを思わせる鮮やかな色使いが斬新だった。中身の処方は東京帝国大学教授・長井長義博士によるもので、化粧品においても、薬品同様、科学的で高品質な商品の開発をめざした。その色から「資生堂の赤い水」の愛称で親しまれたオイデルミンは、現在も販売されている超ロングセラ−商品である。
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