OTONA BIBLE

2016.11.01

2016年AWのファッショントレンド、
[タッキー]と[ジェンダーレス]
〜最旬のルックを着こなそう〜

春夏と秋冬の年2回お送りしているTREND REPORT。今回は世界中のファッションショーで活躍する資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト原田忠氏がキャッチした、2016年秋冬のトレンドをピックアップ。最旬のファッション&ヘアスタイルを把握して、トレンドを取り入れたおしゃれを楽しもう。

2016年AWのパリコレで見つけた“最旬”を
原田忠氏がナビゲート

__秋冬コレクションで見られた、最新のヘアトレンドとは?
原田:春夏に引き続き、ファッションのトレンドは多様化しています。そんな中でも、ここ最近は「タッキー」や「ジェンダーレス」といった特徴が見られるようになってきて、その傾向がヘアスタイルにも反映されていると感じました。
__具体的にはどういったヘアスタイルでしょう?
原田:今までは男らしさを表現したヘアスタイルが主流でしたが、今季は女性的な要素を取り入れたエアリーなパーマスタイルなど、柔らかい質感のヘアが目立ちました。他にも、一見性別の判断がつかないような長さのあるヘアや、しっかりと前髪を作ったヘアなど、性差が曖昧になったヘアは新しい傾向といえますね。その意味でも、秋冬は今までよりぐんと自由度が増した気がします。ファッションのインパクトに見合うようなヘアスタイルも多かったですし、より個性も表現しやすくなったのではないでしょうか。
__難易度が高くて取り入れにくいような気もしますが?
原田:確かに、世代によっては女性的なカーリーヘアに違和感を感じてしまうかもしれません(笑)しかし、しばらくの間パーマスタイルがあまり登場していなかっただけに、若い世代の人にとっては新鮮なスタイルとして取り入れやすいのではと思います。クセ毛の人にとっては逆にスタイリングしやすい髪型ですしね。

ファッションはインパクトの強い個性的なスタイルが旬

__ではファッションではどうでしょうか?
原田:コレクションでは、既成のものを一旦壊して再構築したような斬新なものが多かった印象です。70~80年代風のものも増えていました。中でも特に気になったのは、色や柄、オーバーシルエットで個性を出した「タッキースタイル」かな。ヘアにも言えることですが、今までであれば「野暮ったい」「ダサい」とされてきたようなコーディネートが“遊び心”として新鮮に映ったり、自分らしさを表現できる幅が広がったように感じました。ジェンダーレスに関しては、今の社会的背景も影響しているのかもしれませんね。

トレンドにも自分らしさの
スパイスを忘れずに

__トレンドを“自分らしく”見せるコツとは?
原田:いくらファッションのトレンドとはいえ、「タッキー」も「ジェンダーレス」もなかなかチャレンジングな要素ですからね(笑)トレンドを取り入れながらも、自分の好きなテイストをミックスさせて、自分らしさを感じられる程度で楽しむのが良いのではないでしょうか。ヘアに関しては、決してやり過ぎてしまわないこと!さりげなさは常に意識して欲しいですね。トレンド要素を全て取り入れようとするのではなく、“最旬のエッセンスを加える”くらいの気持ちでいるのがベター、いい具合に自分のかっこ良さをアップデートできるでしょう。

TACKY STYLE

最新のファッショントレンド、
「タッキー」とは?

「タッキー」とは日本語で言うところの「悪趣味」「野暮ったい」「ダサい」などといった意味。ファッションでは、ド派手で奇抜な柄・色を組み合わせた、一見悪趣味とも捉えられる個性的なスタイルのこと。そもそもの始まりは、2年前にグッチのデザイナーがアレッサンドロ・ミケーレ氏に変わり、彼がいわゆる“ヘンテコ”なファッションを提案し始めたことにあると思われる。

LOOK BOOK

ウーノがチョイスした2つの「タッキースタイル」を紹介。
自分のファッションに取り入れて、最旬で遊ぼう。

POINTルックの特徴と気軽に取り入れるためのアイディアをチェック

look 01

落ち着いた色にまとまりがちな秋・冬の
ファッションが活気立つ、派手な配色がパッと見て目を引くスタイル。

  • point01

    赤、青、緑など原色に近い組み合わせのジャケットはタッキーの象徴的なアイコンだ

  • point02

    インナーはジャケットと同じ色を取り入れよう
    適度に派手さを抑えてくれる

look 02

ボーダー&ボーダーの組み合わせはタッキーでも
取り入れやすい柄on柄のスタイル。

  • point01

    セーターとマフラー、柄on柄のコンビネーションもタッキーの特徴
    スーツの内側に取り入れることで落ち着いたスタイルに

  • point02

    ブローチなどのワンポイントで俄然楽しい印象に

  • point02

    カジュアルなスニーカーとの相性も抜群

TACKYSTYLE

最新のファッショントレンド、
「ジェンダーレス」とは?

「ジェンダーレス」は約2年前から注目されている要素で、いわゆる男女の性の境界を踏み越えたファッションのこと。このAWから特にその傾向が強まったように思える。実は「ユニセックス」とは大きな違いがあるのがポイント。男女どちらが着ても、しっかりとキマる衣服・コーデを「ユニセックス」と呼ぶのに対し、「ジェンダーレス」は一般的に男性もしくは女性、いずれか片方のイメージが強い衣服(デザイン要素)をもう片方の異性が身につけることを指す。例えば、男性がスカートタイプのボトムスを着るなど、自分とは反対の性に向かってゆく感じのファッション、とイメージすると分かりやすい。

LOOK BOOK

ウーノがチョイスした2つの「ジェンダーレススタイル」を紹介。
自分のファッションに取り入れて、最旬で遊ぼう。

POINTルックの特徴と気軽に取り入れるためのアイディアをチェック

look 031

フリルのインナーのトップスと、コートのシルエットが性差をうかがえない印象を与える。

  • point01

    女性的なフリルを首元にとりいれ、シックなスタイルのポイントに

  • point02

    丈の長いコートでAライン(末広がりのシルエット)を作ることで、中性的な雰囲気を演出できる

  • point02

    スニーカーでボーイッシュなイメージも残しておこう

look 04

スカーフなどのアイテムも使い方次第でジェンダーレスなテイストに。

  • point01

    スカーフの巻き方をセーラー風にすることで、ワンポイントになってくれる

  • point02

    トップはコットン(綿)のコート、
    ボトムにレーザーなど質感の違うアイテムの組み合わせが流行中
    ズボンの光沢感がアクセントになってくれる

資生堂トップヘア&メーキャップ
アーティストからのポイント

トレンド感と自分らしさのバランスが重要です。
「トレンドのファッションとヘアでキメる時にも、どこか自分らしさは漂わせたいもの。大人らしく流行を楽しむこととは、全身でトレンドの真似をするのではなく、あくまでトレンドの要素から自分に似合うものを厳選して取り入れることだと思うんです。ヘアを作る際も同じこと。きちんと手入れはしているけれど、決してやり過ぎてはいない、“さりげなさ”をキープしたいですね。秋冬のヘアトレンドとして紹介する2つのカールスタイルは、質感とボリューム調整に気を配ると失敗がありません。何度か練習をしてベストなポイントを探ってみてください。」

スタイリスト詳細

ファッションのトレンド「タッキー」
「ジェンダーレス」と
好相性なカーリースタイル

原田氏が秋冬コレクションでキャッチした最旬ファッションの2大キーワード「タッキー」と「ジェンダーレス」。従来のメンズコレクションに見られた“男らしさ”や“逞しさ”だけでない、性別のボーダーラインが曖昧で自由度の高い、新鮮さが魅力のトレンドだ。そんなファッションにはエアリーなカールヘアがよく似合う。新要素を取り入れて、「ファッションの秋」を存分に楽しもう。

CURLY HAIR

ボヘミアンカール

今季は、しばらく見られなかった強めのカールスタイルが再燃。スタイリング剤はマットタイプを使用することにより、ボリューム感の調整がしやすくなり、同時にボヘミアンテイストに欠かせない要素である“ボサっと感”が簡単に表現できる。どこか温かみを感じるスタイルは秋冬の季節感とも相性抜群だ。

  • レングス
    ベリーショート
    ショート
    ミディアムショート
    ミディアム以上
  • 髪量
    少ない
    普通
    多い
  • 髪質
    柔らかい
    普通
    硬い
  • クセ
    なし
    弱め
    強め

スタイリング詳細

CURLY HAIR

外国人風クセ毛マッシュ

最近の流行のひとつであるレトロテイストのファッションにマッチするカールスタイル。手ぐしでボリュームを出さないように整えることがスタイリングのポイントだ。フロント部分に強めのカールがあることで、ソフトな印象と少年っぽさを両立させている。

  • レングス
    ベリーショート
    ショート
    ミディアムショート
    ミディアム以上
  • 髪量
    少ない
    普通
    多い
  • 髪質
    柔らかい
    普通
    硬い
  • クセ
    なし
    弱め
    強め

スタイリング詳細

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