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ひとつの技を通して、 一人ひとり違ったカラーや表現を見せることができるのが一番の魅力だと思います」
“自転車のフィギュアスケート”とも称される競技・BMXフラットランドについてこう話すのは、若干14歳のBMXフラットランドライダー、戸高千翠(ちあき)だ。横には2歳下の妹で同じくライダーの杏彩(あずさ)の姿もある。ふたりは、競技を始めて4年足らずで数々の国内大会で優勝に輝いてきた、期待のライダーだ。
BMXフラットランドとは、平らな場所でBMXの車体のみを使って回転、ジャンプ、バランスを取るなどの数々のトリックを繰り出していく、パフォーマンス性の高い種目のこと。
以前はダイナミックな技を決めることこそが醍醐味だと思っていましたが、 繊細な動きの連なりと、そこに加わるライダーの個性やスタイルが見どころだと感じるようになりました」(千翠)
BMXを始めたきっかけは、コロナ禍。室内での時間が増えるなか、少しでも外で体を動かす機会を増やせればと、父が千翠、杏彩の弟にプレゼントしたBMXだった。弟に影響されるかたちでふたりもBMXに乗り始めた。きょうだい全員がBMXライダーという環境については、
ライバルであり仲間である妹、弟が近くにいるからこそ、練習をがんばってこられました」(千翠)
たまに喧嘩もしますが、ひとりの練習はつまらない(笑)。きょうだいがいることが励みになります」(杏彩)
と、互いの存在が心の支えになっているようだ。



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ふたりに「もっとも記憶に残った大会」を聞くと、
表彰台に上がり続けるきょうだいの姿を見て、悔しい気持ちをバネに練習を重ねて勝ち取った優勝が嬉しかった 」(千翠)
強い手応えがあったにも関わらず最下位にとどまった大会が悔しかった」(杏彩)
と対照的。
悔しさと嬉しさ、このふたつの感情を大きく行き来することでふたりは前進してきた。学校のある平日は放課後に2時間ほど、休日は6〜8時間におよぶ時間を練習にあてる。
練習が億劫な日もあるそうだが、これまでできなかった技を達成したときは
悔しさと嬉しさ、このふたつの感情を大きく行き来することでふたりは前進してきた。学校のある平日は放課後に2時間ほど、休日は6〜8時間におよぶ時間を練習にあてる。
練習が億劫な日もあるそうだが、これまでできなかった技を達成したときは
辛さとは比べものにならない喜びがある」(千翠)
その喜びが、ふたりを次の練習へとつなげていく。また、一箇所にとどまるのではなく、偶然見つけた公園など場所を転々と変えながら練習するのも長時間練習の秘訣のひとつだ。
週末はできるだけ屋外で練習するようにしています。太陽の下にいると室内では味わえない温かさ、 風の爽やかさを感じることができるので、外で乗ることが大好きです」(千翠)

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練習以外の時間も、友人と外で遊ぶことが多いというふたり。日本の中でも比較的紫外線量の多い九州地区を拠点とするふたりにとって、UVケアは幼少期から身近なこととしてある。数ある日焼け止めのなかでも、千翠はアネッサのパーフェクトUV マイルドミルク NAをお気に入りとしてあげる。
日焼け止めを塗った肌が服にくっつくとライディングがしにくいので、日焼け止め自体があまり好きではなかったんです。でも、マイルドミルクを使うようになってからはそういう悩みがなくなって、 塗り心地もいいのに日焼けをしっかり防いでくれる機能もあって嬉しいです」(千翠)
いっぽう、敏感肌だという杏彩はアネッサのミネラルUV マイルドジェルを愛用中。
自分に合う日焼け止めがないか気になっていたのですが、アネッサのマイルドジェルとマイルドミルクは、赤ちゃん*でも使えると知って納得の使い心地です。手書き風のパッケージデザインもかわいいです」(杏彩)
*新生児を除く



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これからの目標について聞くと、迷いなく「大会優勝」と断言するふたり。
大会の前は、自分が表彰台に名前を呼ばれて嬉しくなる気持ちを想像しながら、鏡に映る自分を見てイメージトレーニングをしています」(杏彩)
競技のためのウェアに着替え、日焼け止めを塗り、鏡を見て気持ちを整える。そして、お気に入りのモチーフやカラーで彩ったBMXに乗って、ふたりは今日も研ぎ澄まされた集中力でパフォーマンスを展開していく。その視線の先にあるのは、世界大会だ。


戸高千翠・杏彩
(とだかちあき・あずさ)
2010年・2012年生まれ。コロナ禍の2020年、弟が始めたことをきっかけにBMXライダーに。“自転車のフィギュアスケート”とも称されるBMXフラットランドで、きょうだい全員、数々の国内大会での優勝記録を持っている。