表情がとても豊かな人って、なんだか素敵ですよね。でも目もとや口もとをよく動かしていると、細かなしわが気になることはありませんか?しわを気にせず年を重ねるには、どんなお手入れがよいのでしょう。しわの種類を解説するとともに、年齢サインを目立たせないためのお手入れを紹介します。

しわの種類は大きく3タイプ

しわは「乾燥じわ」「紫外線じわ」「表情じわ」の3つに大きく分けることができます。また、私たちの肌は外側から順に表皮・真皮という構造になっています。3つのしわは表皮の不調でできるものと、真皮の不調でできるものに分けることができます。

乾燥じわの例えのイメージ

乾燥じわ
表皮の最も外側に位置する角層に浅くできる線状やちりめん状のしわを、乾燥じわといいます。
角層では、うるおいを抱えた角層細胞と細胞間脂質がすきまなく並ぶことで、湿度や紫外線、ほこりやちりなど外的刺激の影響を受けにくい構造をつくっています。

しかし角層から水分が失われて乾燥した状態が続くと、ターンオーバーのサイクルが一時的に速くなり、未熟な角層細胞がたくさんつくられてしまうことがあります。すると肌はますます乾燥し、外的刺激の影響で肌あれを起こしやすくなる悪循環に。乾燥や肌あれを繰り返していると、表情の動きに沿って角層にごく浅いしわができることがあります。

紫外線じわ
紫外線の肌ダメージから引き起こされる真皮性のしわです。紫外線には表皮に作用して日焼けを起こすUV-Bと、真皮まで到達するUV-Aの2種類があります。UV-Aを長年に渡って浴びていると、真皮で肌のハリや弾力を生み出しているコラーゲン線維やエラスチン線維が変性。その結果表皮を支えきれなくなり、大きなしわやたるみを引き起こします。

表情じわ
笑った時、顔をしかめた時など、表情を変化させるたびにできる「肌の折りたたみ跡」から生まれるしわです。若い時は肌にハリや弾力があり、折りたたみ跡はすぐ元に戻ります。でも年齢を重ねて紫外線ダメージが蓄積した肌は少しずつ柔軟性や弾力が失われ、跡が消えにくい状態になってしまいます。

毎日のスキンケアでは、乾燥や肌あれを防ぎ、うるおってハリに満ちた状態をキープすることが大切です。

乾燥じわを目立たなくするケアのポイントは?

スキンケアを選ぶ際は、肌にたっぷりうるおいを与える保湿成分配合のものを選びましょう。注目したいのは、乾燥小じわを目立たなくする「効能評価試験済み」のスキンケアです。

乾燥を防ぐお手入れの方法
乾燥の悪循環を防ぐためにも、毎日のうるおいスキンケアで角層を健やかな状態に整えることが大切です。

朝晩の洗顔後はすみやかに、化粧水や乳液などで保湿ケアを行いましょう。化粧水で水分を補い、乳液で角層細胞のすきまを埋める油分を補って、うるおいを保つ状態に導きます。

毎日のお手入れで大切なのは、化粧水や乳液などをそれぞれ適量使用し、すみずみまでむらなくいきわたらせること。化粧水が少ないと肌のすみずみまでうるおいが行き届かず、摩擦が増えて刺激に。また乳液が少ないと、うるおいが持続しにくくなってしまいます。

化粧水は顔の中心から外側に向かってゆっくり丁寧になじませましょう。特にかさつきが気になる部分には、化粧水をたっぷり含ませたコットンマスクを5分ほど行うのも効果的です。

乳液もほおから始め、額・目もと・鼻・口もと・フェースラインへといきわたらせます。最後に手のひらで顔全体を軽く押さえ、きちんとなじんだことを確かめたらお手入れ完了です。

乾燥が気になる時のスキンケアは?
スキンケアを選ぶなら、角層にたっぷりうるおいを与える保湿成分にも注目したいですね。角層細胞のなかで水分を抱える働きを持つNMF(天然の保湿成分)は、アミノ酸を中心に構成されています。保水性の高さで知られるコラーゲンやヒアルロン酸とともに、うるおいバリア機能を守るD-アミノ酸にも注目してみてくださいね。

こんな習慣も取り入れて

表皮や真皮を健やかな状態に保つには、内側からのケアや生活習慣を整えることも必要。栄養バランスのよい食生活を心がけ、質のよい睡眠や適度な運動を取り入れていきましょう。

サラダで食生活のイメージ

食生活のポイント
食事では、肌の細胞をつくるタンパク質をきちんと摂りましょう。肉や魚、卵や大豆食品などに多く含まれます。大豆には女性にうれしいイソフラボンも含まれています。また、紫外線による影響から身体を守るβカロテンやビタミンC、ポリフェノールなどは、野菜や果物からたっぷり摂りたいですね。

生活習慣のポイント
皮ふの細胞は睡眠中に活発に再生活動を行っているので、毎晩ぐっすり眠る習慣をつけることも大切。朝、決まった時間に起きて日光を浴びて体内時計を整えたり、適度な運動習慣を持ったりすると、寝つきをよくするのに役立ちます。
また、しわは表情の動きに沿ってできるので、「眉間にしわを寄せる」「目を細める」など無意識のくせにも気をつけてみてくださいね。
年齢サインを目立たせないためには、肌にたっぷりのうるおいを与える保湿成分を配合したスキンケアを選び、正しく使うことが大切。あわせてUV対策や内側からのケアも取り入れて、いきいきとした、なめらかな素肌をキープしましょう。

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