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Column

野村友里さんが語る食べ物のチカラ

日々のストレスと夏の暑さで疲れた心身のケアについて、 料理人で「eatrip」を主宰する野村友里さんに聞きました。

野村友里さん 野村友里さん

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ビーツのサラダ

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焼き梅小豆粥

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この季節には何を食べると身体にいいとか、いろいろ言われていることはありますが、最終的には〝笑う〟のが一番の健康法だと思っているんです。でも、身体の調子が悪いと心から笑えません。だから体内をきれいにしておきたいな、という気持ちが常にあります

東京・原宿で〈restaurant eatrip〉を運営し、昨年11月に表参道に〈eatrip soil〉という、日本各地の身体にいい食材を取りそろえたセレクトショップをオープンした野村友里さん。野村さんは、料理人としてレストランで腕を振るうだけではなく、ワークショップやイベント、音楽ライブ等を通して、地球環境や身体のこと、生き方や経済といった、食を取り巻くさまざまなことに取り組んでいます。
体内をきれいに保つためには、体内に溜まった老廃物を外に出し、新たに摂り入れる栄養分がきちんと吸収されることが重要です。
野村さんは、身体の巡りをよくするための食品を摂り入れるのがいいですよ、と教えてくれました。

野菜が土で育つように、人間の身体も、微生物の力を摂り入れます。人の身体も心もときには、病気になったり、吹き出物が出たり、むくんだりしてしまいます。でも、胃の中が活発だと、血の巡りもよくなって、身体がイキイキするだけじゃなくて思考もクリアになります。
疲労回復に効く梅干しを焼くことで、さらに身体を温め血液をさらさらにしてくれるそうなので、お粥に添えてみました

疲れていて本当に食欲がないときは、一回食事をお休みすることも重要。それも身体から発せられたサインなのかもしれません。

食事は、たくさんの量を早く食べるよりは、ゆっくりといただくのがいい。お粥は、あたたかくてとろみがあるので最適です。おかずの場合は、葛でとろみをつけたりしてもいいと思います。また、あまり食べられないときには一食抜いて、出汁や白湯、梅醤番茶だけをいただくこともあります。
何かおかしいと思ったら、まず自分に相談。何かをプラスするんじゃなくて、マイナスにする。それで元気になってきたら、また食べる。だんだん元気になっていくと、無茶をすることもあると思いますが、それはそれでいいと思います。でも、不調なときに戻る場所があったり、じゃあ美味しいお粥を作ろうという、不調を楽しむひきだしがいくつかあるといいのかなと思います

食べるもの、思考、環境……、すべてはつながっている、と野村さんは言います。人々を取り巻く環境は常に変化しています。そんななか、健やかな心と身体を保つためには、「何をしたら自分が〝笑う〟ことができるのか」を考えることが大事なのかもしれません。

CHECK!

今回のレシピに使った、胡桃を醤油とみりん、お酒でローストした「胡桃醤油」と簡単に薬膳料理を楽しめる、和漢方11種がブレンドされた薬膳スープパック「薬膳十一包」はオンラインでも購入可能。

https://eatripsoil.com/

野村 友里

料理人でもあり、「eatrip」を主宰。昨年11月にグロサリーショップ〈eatrip soil〉をオープン。

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