ビューティーブック

BEAUTY BOOK

50th anniversary BENEFIQUE. Discover BENEFIQUE

ブランド誕生から50周年。
ベネフィークの魅力を紐解く新連載がスタートします。

vol.1 ベネフィークと唐草模様 時代を超え大地の恵みを讃えて

2022年は、創業150周年を迎える資生堂とブランド誕生50周年となるベネフィーク、ふたつにとってのアニバーサリーイヤーです。

1872年に銀座に居を構えた資生堂のその社名は、中国の古典『易経』の中の「万物資生」ということばが由来です。「大地の徳はなんとすばらしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる」という意味で、西洋の科学と東洋の叡智を融合した先取りの気質が、資生堂の成り立ちにあったことがわかります。

一方、ベネフィークは、その創業から100周年の1972年に生まれました。ベネフィークというブランド名は「天賦の美、祝福された美しさ、気高い美しさ」という意味のフランス語「Bénéfique」から。そこには「女性がもつ美しさや個性を、天地の恵みによって実現する」という意味が込められており、「大地の徳」を大切なものとする資生堂のオリジンに真っすぐ繋がっています。

2003年 ベネフィーク 佳きもの、肌をめぐる。(ベネフィーク ポスター)

2003年 ベネフィーク 佳きもの、肌をめぐる。(ベネフィーク ポスター)

2003年のベネフィークのポスターには、「佳きもの、肌をめぐる。」というコピーと共に、「天の恵み、地の恵み」を表した唐草模様が描かれていますが、唐草模様は1920年から資生堂の広告に使われ、以来資生堂のイメージを代表するデザインとなり今日に至っています。

1972年 山名文夫 資生堂創業100年企業広告 原画

1972年 山名文夫 資生堂創業100年企業広告 原画

資生堂の意匠部に所属し、数々の広告デザインを手がけたグラフィックデザイナーの山名文夫は「唐草は生命のリズムそのものである」と語り、創業100周年のポスターにも女性のイラストの衣装に優雅な唐草をあしらいました。唐草模様は、2013年に新しくなった資生堂銀座ビルのデザインの外観にも「未来唐草」として使用されるなど、今もその精神が垣間見えます。

資生堂 アート&ヘリテージ マネジメント部 丸毛敏行

資生堂銀座ビルの外観

資生堂銀座ビルの外観

唐草という時代を超えたパターンのもつ美とその限りないバリエーションを資生堂のデザイナーたちは独自に解釈し、日本と西洋の美の融合を生み出してきました。現在のベネフィークにも『浄化。めぐり。』『パワーボタニカル』など、ベネフィーク誕生当時にあしらわれた唐草デザインや商品名に込められた「大地の恵み」への思いがDNAとして受け継がれています。