敏感肌研究50年

その夏の敏感肌悩み、
「うるおい不足」が原因かも?

見逃しがちな夏の乾燥
に要注意!

資生堂の美肌菌研究の知見を
やさしく解説

監修
川口達也研究員

資生堂グローバル
イノベーションセンター

敏感肌は要注意!
実は、夏の肌は乾燥しやすい!

気温や紫外線量の高まりとともに、
夏の敏感肌には、こんなお悩みが現れがち。

汗や皮脂で表面はうるおっていても、
肌のバリア機能が低下しやすい原因が
あちこちに。
あなたにも当てはまりませんか?

【エアコンによる乾燥】 【紫外線によるカサカサ】 【汗の放置による肌荒れ】

見逃しがちな夏の乾燥
原因や予防法は?

実は、夏でも肌は乾燥する

夏は、気温・湿度の上昇により、汗・皮脂量が増え肌表面は潤っているように感じる方も多いかもしれませんが、実は肌内部は乾燥しているのです。

夏に起きがちな「インナードライ」と
その原因とは?

肌表面はベタついているのに、内側は乾燥してしまう状態に陥っているのがインナードライ肌。
皮脂や汗で表面はうるおっているように感じるため、乾燥に気づきにくいかもしれません。夏は、さまざまな原因により、敏感肌がより乾燥を感じやすい状態に陥ります。

  • 冷房による肌の乾燥
  • 紫外線による肌の乾燥
  • 汗の放置による肌の乾燥

夏の冷房による肌の乾燥

夏の乾燥の原因の中でも、「冷房による肌の乾燥」は心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
夏期は気温・湿度の上昇で肌は一見うるおっているように見えるが、 冷房のきいた室内はかなり低湿度。
1時間で真冬なみの約40%にまで下がると言われています。その結果、肌が乾燥してしまうのです。

お手入れのPOINT

化粧水や乳液でしっかり保湿

夏の紫外線による肌の乾燥

また、「紫外線による乾燥」も見逃せません。6月~8月には、紫外線の量は一段と高まり、 ピークを迎えます。

そんな夏の環境で、肌が紫外線を浴びて細胞がダメージを受けると、早く修復しようとターンオーバーのスピードを速め、多くの未熟で不完全な細胞を生み出してしまい、バリア機能・保湿機能が低下します。

紫外線を浴びる前

きめが整っている肌

紫外線を浴びた後

乾燥している肌

出典:資生堂

※顔レプリカ画像

お手入れのPOINT

UVケアで紫外線を防ぎ、
こまめに塗りなおす

夏の紫外線による肌の乾燥

さらに意識しておきたい「夏の汗の放置による肌の乾燥」。6月~9月の夏季は、気温・湿度が一段と高まり、ピークを迎えます。かいた汗をそのままにすることで肌荒れをしやすくなったり、肌のべたつきを感じやすくなるほか、乾燥に陥りやすい季節です。

夏の暑さによりかいた汗を放置したり、汗を強く拭きすぎると、バリア機能を低下させる原因となり、乾燥を引き起こす要因となります。

健やかな肌

夏に陥りやすい肌状態

紫外線や汗の影響でバリア機能が低下すると、紫外線が侵入してしまい、肌のキメが乱れたり敏感症状を引き起こしたりします。

また、肌がうるおいを保ちにくい状態になり、冷房などにさらされると、さらに乾燥を感じてしまうのです。

お手入れのPOINT

汗を拭きとるときは、
汗をこまめにやさしくふき取る

夏のお手入れポイントは?

最後に、敏感肌が気を付けたい、見逃しがちな夏の乾燥対策におすすめのお手入れポイントをまとめてご紹介します。
これらを心がけることで、すこやかな肌をキープしやすくなるはずです。
ぜひ試してみてくださいね。

  • POINT 1

    夏だからといって、保湿ケアを怠らないこと。化粧水・乳液や、クリームを使って、肌をしっかりと保湿しましょう。

  • POINT 2

    うるおいを守り、メイクや余分な皮脂のみを落とすクレンジング&洗顔料を選びましょう。

  • POINT 3

    やさしい使い心地の低刺激設計の日焼け止めで、紫外線を防ぎましょう。汗で落ちてしまいやすいので、こまめな塗り直しを心がけましょう。

  • POINT 4

    かいた汗を放置してしまうのは肌にとって厳禁。汗をこまめに拭きとることを心がけ、ふきとるときには肌を摩擦しないようにやさしく丁寧におこないましょう。