今を、そして未来をつくる​
化粧水・乳液を​
パッケージデザイン担当

1983年の誕生から、エイジングケアに
向き合ってきたエリクシール。
年齢にとらわれず、人それぞれの美しさを
最大限に引き出す
「科学」と「情感」の
エッセンスを込めて誕生しました。​
2022年9月、誕生から約40年の時を経て、
エリクシールの
エイジングケア化粧水・乳液が
生まれ変わります。
このリニューアルに込められた、
さまざまな想いをご紹介します。​

*エイジングケアとは、年齢に応じたうるおいケアです。​

日常に寄り添ったデザインを

女性の社会進出が著しい中、当時ボリュームゾーンになっていた20代半ばを中心に幅広い年代の女性に向けて誕生したブランドがエリクシールです。

まだ、“コラーゲンが肌の土台である”という考え方が世の中に定着する前から、コラーゲンが肌にとって大切なものであるということを認識し、ハリとうるおいに着目し続けてきました。

パッケージも、それまでのスキンケアに多かった、エレガントさを重視したデザインとは一線を画し、忙しい時に多少雑に扱っても音が立たないこと、洗面台が傷つかないようボトルの下部にシリコン素材を施すこと、洗面台の場所を取らない楕円形の形状をとることなど、機能的なデザインを採用しました。

誕生以来エリクシールは、時代と共に変化する女性の価値観やライフスタイルに合わせて、いつの時代も、女性が生き生きと輝けるよう応援するブランドとして、中味・パッケージ共に進化を続けているんです。​​

華美なものはいらない
​時代の、心の変化を捉えること​

今回のリニューアルは、2018年以来、実に約4年ぶり。その間に、新型コロナウイルスをはじめ、世界の人々には大きな変化が起こりました。それはもちろん、日本人の価値観、ライフスタイルにおいても同様です。

スキンケアに対する価値観は、以前に増して、より透明感があるクリーンなイメージが求められるように。また、サステナビリティに関しての意識も非常に高くなっていると捉えています。​

また、華美に着飾る、というよりも、自らが心地よさを感じられることを大切にしたシンプルで上質なもの、さりげなく自分の個性を表現するものへと嗜好がシフトしているようにも感じています。

リニューアルに際し、我々が誕生以来ずっと大事にしてきた「科学」と「情感」のエッセンス、すなわち、先進性と情緒をベースに、この価値観の変化に対応するにふさわしいパッケージは何か、を考えながらパッケージ開発はスタートしました。

譲れない点は、やはり「使いやすさ」。エリクシールは、おかげさまで、非常に幅広い年代、ライフスタイルの方にご愛用いただいています。そのため、できるだけシンプルで、ストレスを感じさせない設計が非常に重要です。​

極限までシンプルにしたものから、既存のエッセンスを多く受け継いだもの、様々なバリエーションの数十パターンのアイデアを考えました。​

検討や検証を続けること、約1年半。ついに新しいパッケージが誕生しました。

シンプルさ、上質さ、そして使いやすさ。​

今回のリニューアルでは、直線と曲線を効果的に用いて、シンプルでありながらもエリクシールらしい個性を光らせたフォルムへと進化しました。日常で使うものだからこそ、お使いの際には手にとって見やすいこと、使わないときに洗面台にポンと置いても、ごちゃっと見えず空間に溶け込むことを意識してデザインしています。​​

シンプルさ、上質さ、そして使いやすさ。この3つを特に意識し、今の時代に合わせたアップデートをしています。フォルムにキャップ、ボトル、色調など、細部までこだわり抜いて完成した新パッケージ。実際にお手にとって、毎日を一緒に過ごしていただきたいですね。

《 フォルム 》

直線と曲線を効果的に用いてシンプルながらも個性を光らせたフォルムに進化。さらに上質さを際立たせたストレート型に。ボトルの四隅のエッジを作り、指あたりがよく持ちやすい工夫を。​

《 キャップ 》

エリクシールのデザインコードである曲線ライン『エリクシール R 』を天面に施したデザインに。真上から見ると現れるエリクシールRが4つ連なった形状は、内側から満たされたすこやかな肌の証を表現しています。

※ Rとは「曲線」の意。

《 色調 》

キーカラーである「ゴールド」が、さらに上質な輝きに進化。キャップ側面はシンプルでクリーンな上質感を感じるオフホワイトを基調とし、よりゴールドが映えるデザインに。

《 ボトル 》

ボトルはクリアにし、肌にたっぷりのうるおいを与える、みずみずしさを最大限感じていただけるように。​

未来をつくるデザイン​​

環境への配慮もさらに強化されています。エリクシールは、「プラスチックごみを削減することで、持続可能な地球環境の保全に貢献したい」と考え、2012年に化粧水・乳液のつめかえ用パッケージを日本で発売しました。化粧水にこのつめかえ用をお使いいただくことで、プラスチック使用量を約85%も削減できるんです。

そして、この環境配慮の取り組みの10年目の節目となる今年、エリクシールのエイジングケア化粧水・乳液のボトル容器が、リサイクル樹脂を使用したものに進化しました。つめかえ用に加え、容器素材そのものもあたらしくすることで、エリクシールは未来をつくっていきます。