Vol.5
シミの原因は間違ったスキンケア?

治療後のスキンケアで
  やってはいけないことは何ですか?

スキンケアはこすったり、
たたいたりしてはダメ。

服部先生
せっかくの治療で肌がキレイになっても、間違ったスキンケアによってシミを再発させてしまうことがあります。保湿や日やけ止めを塗るのを怠るのはもちろん駄目ですが、スキンケアやメークそのもので、治療した部位に刺激を与えてはいけません。
洗顔やメークをしている際に、こすったり、たたいたりしていませんか?そのほかにも色素沈着しやすい生活習慣によって、肌が軽い炎症を起こしてしまうことで、シミや肝斑、くすみの原因となる可能性もあります。患者さまに「刺激を与えないように」とお伝えしても、無意識にスキンケアやメークで肌をこすっている場合がよくあります。常に具体的なアドバイスと確認が必要だと思っています。

普段のスキンケアで
  やってはいけないことは何ですか?

シミの原因にもなる
こすりすぎとたたきすぎ。

服部先生
間違ったスキンケアやメークで、シミの最大の原因となるのが“こすりすぎ”と“たたきすぎ”です。次のようなポイントをチェックしてみてください。

シミ再発防止のために
  普段からどんなケアをすればいいですか?

シミの再発予防3か条は、
UVカット、保湿、美白剤。

服部先生
くり返しお伝えしていますが、シミの治療後にまず気をつけなければならないことは紫外線から肌を守るために日やけ止めを使うことです。
次に肌の保湿を欠かさないことも大切です。気温が低く、乾燥した冬の外出時には、マスクを着用することもおすすめします。冷たい風が直接顔にあたらず、肌の乾燥も防げます。室内では加湿器を利用してもいいかもしれません。さらに美白スキンケアも忘れないでほしいですね。日やけやニキビなどで肌に起きた炎症を早くおさえるのに、抗炎症作用のあるトラネキサム酸が効果的です。また肌の代謝が落ちて角質が厚くなってしまった場合は、代謝を高めてメラニン排出を促す4MSKにも注目しています。正しいスキンケアと生活習慣で、シミの再発を予防しましょう。

服部 英子 先生
南青山皮膚科 スキンナビ クリニック院長
服部 英子 先生
東京女子医大卒。皮膚科専門医。
日本皮膚科学会皮膚科専門医。東京女子医大病院、虎ノ門病院、JR東京総合病院等で、皮膚科勤務を歴任。皮膚疾患全般、特ににきび、アトピー性皮膚炎、色素性疾患の診断・治療に実績。
>南青山皮膚科 スキンナビ クリニック
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