服部先生
せっかくの治療で肌がキレイになっても、間違ったスキンケアによってシミを再発させてしまうことがあります。保湿や日やけ止めを塗るのを怠るのはもちろん駄目ですが、スキンケアやメークそのもので、治療した部位に刺激を与えてはいけません。
洗顔やメークをしている際に、こすったり、たたいたりしていませんか?そのほかにも色素沈着しやすい生活習慣によって、肌が軽い炎症を起こしてしまうことで、シミや肝斑、くすみの原因となる可能性もあります。患者さまに「刺激を与えないように」とお伝えしても、無意識にスキンケアやメークで肌をこすっている場合がよくあります。常に具体的なアドバイスと確認が必要だと思っています。
服部先生
間違ったスキンケアやメークで、シミの最大の原因となるのが“こすりすぎ”と“たたきすぎ”です。次のようなポイントをチェックしてみてください。
コットンを使う場合は、
たっぷりの量を含ませて決してこすらないこと。
熱いお湯は肌を乾燥させ、
強いシャワーの水圧は肌にとって刺激になります。
何度もスポンジで重ねづけすることで、
肌をこすりすぎている可能性も。
スクラブ洗顔でゴシゴシこすることで、
角質を傷つけてしまうことも。
タオルを顔に押し当てるように、
こすらずやさしく水気を取りましょう。
顔を洗ったら、すぐに保湿。
肌が乾燥している場合は、ぬるいお湯だけで洗顔を。
服部先生
くり返しお伝えしていますが、シミの治療後にまず気をつけなければならないことは紫外線から肌を守るために日やけ止めを使うことです。
次に肌の保湿を欠かさないことも大切です。気温が低く、乾燥した冬の外出時には、マスクを着用することもおすすめします。冷たい風が直接顔にあたらず、肌の乾燥も防げます。室内では加湿器を利用してもいいかもしれません。さらに美白スキンケアも忘れないでほしいですね。日やけやニキビなどで肌に起きた炎症を早くおさえるのに、抗炎症作用のあるトラネキサム酸が効果的です。また肌の代謝が落ちて角質が厚くなってしまった場合は、代謝を高めてメラニン排出を促す4MSKにも注目しています。正しいスキンケアと生活習慣で、シミの再発を予防しましょう。
美容医療はどんなことをするのか、
施術時間やアフターケアについてなど、
治療の流れを簡単に紹介します。