#1「らしさ」の正体って?世界から学ぶ、自分を縛らない美のルール
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「これは女性らしい色だから」「男ならもっとシャキッとしなきゃ」。
日常のふとした瞬間に、私たちは誰かが決めた「性別の枠」に自分を当てはめようとして、少しだけ息苦しさを感じることがあります。
でも、その「らしさ」という基準、実は場所や時代が変われば180度ひっくり返るような、とてもあやふやなものだとしたら?
今回は、「解放美区」編集部の視点から、ジェンダー観のルーツと世界の多様な価値観を紐解きます。当たり前だと思っていた“壁”をひょいと飛び越えて、もっと自由な自分に出会うための旅に出かけましょう。
「ピンク=女の子」は、たった100年前の流行だった?
私たちが「当たり前」だと思っているジェンダーのイメージは、実は長い歴史の中での「マーケティング」や「社会情勢」によって作られた側面が大きいのです。
例えば、色のイメージ。
現代では「ピンクは女性、ブルーは男性」という印象が強いですが、20世紀初頭のアメリカでは「ピンクは情熱的な赤に近いから男の子の色、ブルーは繊細で上品だから女の子の色」とされていた時期もありました。
また、18世紀のヨーロッパ貴族の間では、男性が華やかな刺繍の服を着て、ハイヒールを履き、顔を白く塗り、香水を纏うことこそが「教養ある男性の証」でした。
解放のメソッド
「らしさ」とは、絶対的なルールではなく、その時代の“トレンド”のようなもの。そう思うと、今の価値観に縛られすぎるのが少しもったいなく感じませんか?
世界の「当たり前」を覗いてみると
日本を一歩飛び出すと、世界には私たちが驚くような「ジェンダーの形」がたくさんあります。
北欧:フラットであることの心地よさ
スウェーデンなどでは、代名詞に「彼(Han)」でも「彼女(Hon)」でもない、ジェンダーニュートラルな「Hen(ヘン)」という言葉が浸透しています。性別で役割を決めず、一人の人間として向き合う。そんなフラットな空気が、美しさの基準も自由にしています。
タイ:多色なグラデーションの肯定
タイでは「第3の性」が社会的に広く認められており、性別は白か黒かではなく、豊かなグラデーションとして捉えられています。「自分は自分でいい」という肯定感は、弾けるようなメイクやファッションの楽しさに繋がっています。
韓国:美容は「マナー」であり「セルフケア」
今や韓国では、男性がスキンケアにこだわり、BBクリームで肌を整えるのは、自分を大切にする「マナー」として定着しています。そこにあるのは「女装」ではなく、清潔感を追求するポジティブなセルフケアの姿勢です。
「誰かのため」から「自分の心地よさ」へ
これまで美容の世界では、「異性にモテるため」「社会的に正しく見えるため」という視点が強調されがちでした。しかし、これからの「解放美区」が大切にしたいのは、「自分がどうありたいか」という直感です。
最近、性別を問わずに使える「シェアコスメ」や、特定の性別をターゲットにしないフレグランスが増えているのは、私たちがようやく「自分にとっての心地よさ」に素直になり始めた証拠かもしれません。
- 今の気分で色を選んでみる。
- 肌の調子が良いことに、ただ純粋に喜んでみる。
- 「男性用だから」「女性用だから」というラベルを無視して、香りを嗅いでみる。
そんな小さな「解放」の積み重ねが、あなたの毎日を少しずつ、彩り豊かなものに変えていくはずです。
あなたは、あなたのままで完成している
「男らしさ」や「女らしさ」という言葉は、時に私たちを守ってくれるガイドになりますが、可能性を狭める「枠(わく)」になってはいけません。
世界を見渡せば、美しさの正解は人の数だけ存在します。
もし、今のあなたが何かのルールに窮屈さを感じているなら、その枠の外に一歩踏み出してみてください。
「解放美区」では、あなたが性別の枠を超え、一人の人間として「今の自分が一番好き」と言える瞬間を全力で応援しています。
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