年齢を重ねることによる肌悩みには、コラーゲンが影響しています。
肌内部をミクロレベルでリアル解析できる技術を駆使した、資生堂のコラーゲン研究について紹介します。
コラーゲンの生涯サイクルとは?
ハリに欠かせないコラーゲンにも、産生・分解・消化を繰り返す、生涯サイクルがあります。
資生堂は「育成」という新アプローチでコラーゲンの生涯サイクルの強化を実現。
生み出すだけでは足りない!?
重要なのは太く丈夫な
コラーゲンをつくること!
コラーゲンの産生をどれだけ強化し量を増やしても、その状態が悪いと機能しなかったり、すぐに「分解」・「消化」され、やがて小ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインにつながっていることを解明。
そこで着目したのは、産生されたコラーゲンを、太く丈夫に「育成」までするコラーゲンの生涯サイクル。

太く丈夫なコラーゲンの育成は
複雑なプロセス
何段階もの複雑なプロセスを経てつくられるコラーゲンの育成に関わる酵素やたんぱく質の遺伝子発現を促すことで、太く丈夫なコラーゲンを育てることができることが分かりました。


みらい開発研究所 研究員(博士)
小倉 有紀
PROFILE
2001年 (株)資生堂に入社し、皮ふ科学分野の研究に従事。
コラーゲンを中心とする真皮の基礎研究を進める中で、イメージング技術に関心を抱き、博士号を取得。
20年以上にわたり、コラーゲンの構造とシワの解明に取り組み、肌の本質に基づいた美容の提案を行う。