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2018/04/16

男性のための美容辞典 ヘアケア 徹底解説

男性のための美容辞典 ヘアケア 徹底解説

自分は美容に疎い、興味がない、という男性でも毎日シャンプーはしているのではないだろうか? 今までなんとなくしていたシャンプーだって、立派な美容、ヘアケアだ。そこで、シャンプーなどを含むヘアケアについて徹底解説。ヘッドマッサージ方法や抜け毛、白髪、フケなどの要因やケア解説まで網羅した「男のためのヘアケア」読本を公開。
読んで実践すれば、第一印象まで変わってくる資生堂のヘアケア理論を早速チェックしてみよう。

<目次>

シャンプー方法

スキンケアの基本が洗顔で始まるように、ヘアケアもシャンプーが第一のポイント。きちんと洗って、頭皮、毛髪の汚れやフケを洗い流そう。清潔に保つことはヘアケアにつながる。まずは、理想的なシャンプーの仕方をしっかりマスターしよう。

シャンプー前に、ブラッシング

まずは、ヘアブラシでほこりや頭皮についているフケを取り除く。髪が長い場合やパーマの影響でブラシが通りにくい場合は、毛先のもつれを少しずつほぐしてから、根元から毛先に向かって丁寧にブラッシングを。

正しいシャンプーの仕方

1. あらかじめ、お湯で軽く汚れを落とす(予洗い)
2. シャンプー剤を手のひらに取り、両手に広げた後、髪全体になじませ、よく泡立てる
3. 爪を立てず、指の腹を交差させるようにしながら、生え際から頭頂部に向かって地肌をマッサージするように洗う

POINT!

  • 特に、頭頂部から前頭部にかけての地肌は、皮脂や汗で汚れやすく、フケが出やすいので入念に洗おう。
  • 毛先のもみ洗いは、髪を傷める原因になるので避けること。

4. スタイリング剤を多くつけていたり、汚れがひどい場合には、2度洗いする。1回目にザッと汚れを落とし、2回目に頭皮をしっかり洗うよう意識。
5. シャンプー後は十分にすすぐ。シャンプー剤が残っていると、フケ、かゆみが出やすくなったり、髪にツヤがなくなったりするので要注意。

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リンス・トリートメントの活用法

シャンプー後のお手入れに何を活用すべきか悩む人も多いと思うが、リンス・トリートメントをきちんとすることも、髪の健やかさを左右する決め手。特にパーマ・カラー・ブリーチ等の化学処理やドライヤーの使用で髪のパサつき、傷みの気になる人や、髪を長くのばしている人には取り入れて欲しいアイテムだ。

リンス

シャンプー後の髪になめらかさを与え、髪が乾いた後も、そのなめらかさとツヤが持続する。髪が浮き立つ原因にもなる静電気を防ぎ、くし通りもよくする。

トリートメント

特に髪の傷みの気になる人におすすめ。トリートメントはリンスより、さらに水分・油分を補える。目的はリンスと同じなので、併用する必要はない。傷みが気になる場合は、蒸しタオルやヘアキャップをかぶり3~5分程度放置しすすぐ。リンス、トリートメント共によくすすぐことが大切だ。

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ヘッドマッサージ方法

ヘッドマッサージは、血液循環をよくし、新陳代謝を促して、地肌の働きを良好に保つため、髪の生え変わり(ヘアサイクル)をスムーズにするなどの効果が期待できる。抜け毛、フケ、かゆみなどのトラブルを防ぐためにも積極的に取り入れてみよう。

ヘッドマッサージの効果

育毛料(ヘアトニック、頭皮用エッセンスなど)の働きをより高めるのが、洗髪後の頭皮のマッサージ。洗髪後は頭皮が柔軟になるのでおすすめのタイミング。毛根の細胞の新陳代謝を促し、抜け毛予防と育毛につながるため、抜け毛が気になるなら、朝夕のマッサージを習慣にしてみよう。

ヘッドマッサージの方法

シャンプー後、髪の水気をタオルでよく拭き取り、育毛料などを頭皮全体につけてから始めよう。

<アイテム選びのポイント>

ヘッドマッサージに使うアイテムは、以下を目安に選んでみよう

  • 地肌がベタつく時はヘアトニック
  • 抜け毛が気になる時は育毛剤
  • 地肌が乾燥する時はスカルプトリートメント

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<ヘッドマッサージの方法>

1. 両手の指の腹で頭皮全体を動かすようにして頭皮をマッサージ。

2. 両手の指の腹で頭皮を軽くつまむようにして、はずみをつけて、指をはなす。

頭皮のかゆみ 原因と対策

<かゆみの原因>

頭のかゆみは、皮脂との関係で生じる。男性ホルモンは皮脂分泌を盛んにする働きがあり、皮脂分泌が多い人にかゆみも出やすい傾向が。頭皮に分泌された皮脂に含まれるトリグリセライドという成分が、頭皮に存在する微生物によって遊離脂肪酸に分解され、それが頭皮を刺激してかゆみが生じるというメカニズム。かゆみはシャンプー後3日目ごろから増大していくとされている。

対策のポイント

  • 清潔第一。毎日のシャンプーを心がけよう。
  • シャンプーはさっぱりした洗い上がりのものを選ぶのがおすすめ。
  • 洗髪後は、殺菌効果のあるトニックで頭皮をさっぱり保とう。
  • 食事では、皮脂の分泌をおさえる働きのあるビタミンB6(レバー、イワシなど)を多めに摂るように意識するのも◎。

フケの原因とケア方法

頭皮の角層がはがれたものに、汗、汚れがまざったものが「フケ」。頭は毛髪が密生しているので、垢のようにはがれにくく、シャンプーやシャンプー後のケア不足により、フケとなって目立つようになる。またフケには乾性のフケと脂性のフケがあるため、ここではそれぞれを解説しよう。

乾性のフケ

<原因>
皮脂の分泌量が少ない人に多くみられるのが乾性のフケ。頭皮を乾燥させる条件が加わると、角層細胞を密着させる力が不足して角片が余分にはがれるため、さらさらとしたフケになる。

<対策>

POINT!

  • 強いブラッシングや、爪を立ててかくと、頭皮を傷つける原因となるので避けよう。また、ドライヤー、冷暖房、または脱脂力の強いシャンプー剤の使用などが頭皮の乾燥を進行させるので、注意が必要。
  • 食事では、角化を順調にするビタミンA(ウナギ、牛レバー、ほうれん草など)や動物性タンパク質を十分に摂るように心がけよう。

脂性のフケ

<原因>
皮脂の分泌量が多い人にみられ、角片がふやけたような状態になり、しめった大きなフケが出る。この状態は、細菌が繁殖しやすく、細菌の分解物がかゆみや炎症につながりやすいので要注意。

<対策>

POINT!

  • 強いブラッシングや、爪をたててかくと、頭皮を傷つける原因となるので避けよう。
  • 食事では、皮脂の分泌を抑え、皮ふを丈夫にするビタミンB2(レバー、納豆など)、ビタミンB6(レバー、イワシ)を十分に摂るように心がけよう。

抜け毛 原因と対策

頭髪に関する1番多い悩みは、この抜け毛。いつまでも健やかな髪を維持するために、頭皮、頭髪の入念なケアを心がけよう。ケアの開始は、早ければ早いほど効果的だ。

原因①汚れ

頭皮に分泌された皮脂や垢、皮脂に付着したほこりなどをそのままにしておくと、毛穴がつまってしまい、毛髪の成長を妨げて抜け毛が増えることがある。また、頭皮に蓄積された皮脂が微生物などによって分解され、刺激物質となって毛根に悪影響を与えることもあり、これも抜け毛につながる。

原因②炎症

頭皮が部分的に細菌感染したり、かぶれたりして炎症をおこすと、抜け毛や脱毛がみられる場合も。このような時は、専門医の診断を受けよう。

原因③血行不良

血行不良で、毛根に十分な栄養が補給されなくなることも要因のひとつ。正常なヘアサイクルが保てなくなるため、本来ならば成長期にあるはずの毛髪が、早い期間に休止期に入ってしまい、大量の抜け毛が発生してしまう。

原因④ストレス

円形脱毛症に代表される病的な抜け毛も。強いストレスが引き金となって、毛母細胞が分裂を止めてしまうため、成長期の毛髪が抜けていく状態。自然な抜け毛と比べると毛根の先端部が異なる。

男性ホルモンと女性ホルモン

毛髪はホルモンの影響を受ける。女性ホルモンは毛髪の成長を促進する働きがあるが、男性ホルモンはむしろ抑制的に働くとされている。そのため、男性のほうが年齢的にも早い時期に毛髪の太さのピークを迎え、毛髪が細くなりはじめるのも女性より早くなる。また、抜け毛の割合も多いとされている。特に、頭頂部から前頭部にかけての部分は、男性ホルモンによって支配されており、毛髪の成長に影響を与える。薄くなったり、毛髪がベタつく、フケが多くなる...といった悩みも出てくる。若年から生じるのが特徴で、遺伝的要素があるといわれる。

<対策>

  • 頭皮・毛髪を清潔に保つため、毎日のシャンプーを心がけよう。
  • 頭皮の血行を促進し、毛髪を生みだす毛母細胞の働きを助けることも大切。シャンプー後、頭皮の状態に合わせてヘアトニックを使い、ヘッドマッサージを習慣づけよう。

POINT!

  • 睡眠、食事などに注意し、ストレスを避けるようにしよう。
  • 食事では、動植物性のタンパク質や、血行をよくするビタミンE(玄米・胚芽米・紅花油・ごま・アーモンドなど)、ビタミンP(柑橘類の果皮・日本そば・ピーマンなど)を多くに摂るように心がけよう。

男性型脱毛について

20代以降の男性にみられる薄毛の現象。病的なものではなく、男性の生理的な経年変化と考えられている。一般的に東洋人は西洋人より割合が少ないとされているが、日本人の40代では半数くらいにみられる。

<原因>

  • 残念ながら、多くの研究にもかかわらず、いまだ原因は解明されていない。遺伝的要因、ストレス、加齢などの要因が複雑にからみあって生じると考えられている。ただし、その中で男性ホルモンが関与していることは確かめられている。
  • 男性型脱毛症は毛髪の本数が減少すると考えられがちだが、実際は、薄毛の進行時でも、毛髪本数はほとんど変化しない。薄毛は、ヘアサイクルが短くなることによる毛髪の産毛化(ミニチュア毛包化)が主な原因で、脱毛したように見えている状態。 進行すると、脱毛状態になることもある。
  • 男性型脱毛は、O型、M型、MO型の3種類に分類される。典型的なものがO型で、つむじのあたりから円形に薄毛が進行する。M型は比較的若者に多く、いわゆる「そりが入った」ような額から薄毛が目立つようになる。MO型はこの両者をあわせたもので、ある程度薄毛が進行した人に多くみられる。

<対策>

日常生活で気をつけたいこと
原因が解明されていないことから「これがよい!」ということは一概に言えない。しかし、日常の見直しで早めの予防対策を心がけよう。

1. 睡眠、食事などに注意し、ストレスを避けるようにしよう。
2. 頭皮・毛髪を清潔に保つため、毎日のシャンプーを心がけよう。
3. 頭皮の血行を促進し、毛髪を生みだす毛母細胞の働きを助けることも大切。シャンプー後、頭皮の状態に合わせて育毛効果の高いヘアトニックを使い、ヘッドマッサージを習慣づけよう。
4. 食事では、動物性のタンパク質や、血行をよくするビタミンE(玄米・胚芽米・紅花油・ごま・アーモンドなど)、ビタミンP(柑橘類の果皮・日本そば・ピーマンなど)を多く摂るようにしよう。

白髪 原因と対策

白髪とは

毛髪の色を決定しているのはメラニン色素。毛球内の色素形成細胞(メラノサイト)は、大部分が毛球部の毛乳頭の周囲に存在し、周りの毛母細胞へメラニン色素を受け渡して毛髪に色を与えている。なんらかの原因でメラニン色素がつくられなくなると、髪は色を失い、光を反射して白く見えるようになり、これが白髪だ。

つまり、白髪の直接の原因はメラノサイト(メラニン色素をつくりだす細胞)の老化。残念ながら、加齢などの要因がどのようにメラノサイトの老化をおこさせるのか、詳細メカニズムは明らかになってはいない。しかし以下が考えられている。

加齢

男性では30歳前後から自然な老化現象として始まるが、個人差が非常にある。

遺伝的要因

若白髪の人は10~20代で、出始める。先天的な色素形成能力が影響していると言われている。

精神的ストレス、その他

過度のストレス、栄養不足、薬の副作用や代謝障害などによって白髪が増えると言われる。

白髪のパターン

白髪は以下の3パターンであらわれる

1. 成長期途中から突然白髪になってのび続ける
毛球部の中の色素形成細胞が突然死んでしまった結果、または、突然活動を休止した結果起こると考えられる。

2. 成長期の途中から徐々に白くなりながらのび続ける
毛球部にある色素形成細胞が加齢などにより、長い月日をかけて徐々に活力を失っていく結果と考えられ、最終的に毛根の色素形成細胞が全て死んでしまう場合も。

3. 新しく生え変わってきた毛から白髪としてのび続ける
白髪の多くがこのパターン。生え変わり時に、加齢などの原因で弱った色素形成細胞は毛球から失われる結果起こると考えられている。

<対策>

・日常生活で気をつけたいこと
1. 睡眠、食事などに注意し、ストレスを避けるようにしよう。
2. 食物では、良質のタンパク質をとり、バランスのよい食事を心がけよう。
3. 抗白髪効果のある商品でヘアケアし毛根の色素形成細胞を活性化させよう。
4. 頭皮の血液循環をよくするヘッドマッサージを習慣づけよう。
5. 白髪にツヤを与えてスタイリングし目立たなくするなど、グラデーションを楽しむことも。

正しいヘアケアを心掛けて、いつまでも健康な頭皮、毛髪を維持しよう!

photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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watashi+ 美容の情報編集部

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