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2018/04/16

男性のための美容辞典 ヘアスタイリング 徹底解説

男性のための美容辞典 ヘアスタイリング 徹底解説

自分は美容に疎い、興味がない、という男性でも寝ぐせくらいは直しているのではないだろうか? 髪は顔立ちを引き立てる額ぶち。絵にふさわしい額を選ぶように、ヘアスタイルを決めることで印象はかなり違ってくる。そこで、ヘアスタイリングについて徹底解説。寝ぐせ直しはもちろん、ヘアスタイルに合わせたヘアスタイリングの選び方や、各スタイリング剤の特徴まで網羅した「男のためのヘアスタイリング」読本を公開。
読んで実践すれば、第一印象まで変わってくる資生堂のヘアスタイリング提案を早速チェックしてみよう。

<目次>

寝ぐせ直しの方法

頑固な寝ぐせやボサボサヘアはシャンプーしてしまうのが効果的。しかし、朝は1分1秒が勝負! そこで特急スタイリングテクニックを紹介しよう。

蒸しタオルの活用

蒸しタオルを髪に乗せて髪の毛をおちつかせると、整髪料とドライヤーの効果もグンとアップする。蒸しタオルを簡単につくるなら電子レンジが便利。濡れたタオルをギュッと絞り、後はラップに包むか、ファスナーつきプラスチックバッグに入れ、電子レンジで30秒ほどすれば、アッという間に出来上がる。

ドライヤーの活用テクニック

ドライヤーは手やブラシで形をつくり温風をあててから、すぐ冷風に切り替えると、セットが決まりやすくなる。ただし頭皮に直接温風がかからないよう、最低でも20cmは離すことも心がけよう。

POINT!

ドライヤーはなるべく風力の強いものを使ったほうが、髪を傷つけにくい。ドライヤーを選ぶ際のポイントにしよう(ドライヤーの風力が弱いと、長時間ドライヤーをあてることになり、髪を傷める原因となる)。

ヘアスタイルや髪質に合った整髪料・くし・ブラシを選ぶ

自分のヘアスタイルや髪質にあった整髪料やくし、ブラシを選ぶことも、特急スタイリングのためには不可欠。

<選び方>
くし:くしは歯の間隔が、広いものが硬い髪用。またクセ毛やパーマをかけた髪、髪質が柔らかい場合も、間隔の広いものをチョイスしよう。切り込みの深さは、長髪なら、深いほうがベター。
ブラシ:ブラシの毛は短く密度が細かいものは、短髪や量の少ない髪向き。長髪や量の多い髪なら、ブラシの毛が長く密度の粗いものを選ぶようにしよう。

寝ぐせ直しウォーター

寝ぐせ直しにフォーカスして開発されたウォーターミストを使うのが最も手っ取り早い。ただの水だとキューティクルが水をはじいてしまいなじみにくいが、イオンバランス水のミストなら毛髪と相性がよく、髪全体になじみやすいため寝ぐせ直しが簡単だ。

さらに朝使うことを想定しているから、皮脂吸着成分を配合しすっきりとした使用感や、ドライヤーの熱ダメージを防ぐ成分、ニオイをカットする香りなど工夫を凝らしているアイテムもある。忙しい朝をスマートにしたいなら活用してみよう。

ヘアスタイル別 上手な仕上げ方解説

ここでは代表的な5つのヘアスタイルタイプ別に、上手な仕上げ方と活用するスタイリング剤を紹介する。

さらさら派(ロングヘアも含む)

アウトバスヘアトリートメント(洗い流しのいらないヘアトリートメント)を髪全体になじませ、ドライヤーで半乾きにする。その後、セット力の弱いスタイリング剤を髪全体につける。よりさらさら感を出したい場合はブローブラシでブローしよう。

ナチュラル派

セット力の弱いスタイリング剤を髪全体になじませ、フィンガーブロー(手ぐしによるブローテクニック)でスタイルを形づけながら、半乾きにする。パーマをかけている場合は、ヘアブラシでパーマをのばし過ぎないようにブローを。 またフィニッシングとして、ワックスやヘアクリームを手のひらに薄くのばしてから、手ぐしを通すようにすると自然なへアラインを出すことが可能に。

ウェット派

ヘアリキッドやジェルなどを髪全体になじませ、目の細いコームで流す。ポイントとなる前髪はセット力の強いミストをスプレーし、髪の根元にコームをあてて、垂直に持ち上げながらドライヤーをあて、形づけよう。

ツンツンの刈り上げ派

セット力の強いスタイリング剤を髪全体になじませ、ドライヤーをあてながら、髪の根元からかき上げるように形づける。

無造作ヘア派

ソフトな無造作感にはセット力の弱いスタイリング剤で、髪の根元からしっかり動きをつけるなら、セット力の強いスタイリング剤で仕上げていく。いずれの場合も、まず手のひらにのばしてから、髪全体をもみこむように塗布するのがポイント。束感を強調したい時は、指先にスタイリング剤をとり、毛先をつまむようにすると、より立体感がでる。

スタイリング剤別 解説

ワックス

髪を固めずに整え、手ぐしで再整髪も自由自在なのが特長。ナチュラルでソフトな質感で、動きのあるヘアスタイルが表現できる。

●ワックスはこんな要望におすすめ

  • 髪を固めず、自然な感じに仕上げたい
  • 手ぐしで自由自在にヘアスタイルを変えたい
  • 適度なツヤ感を出し、パサつきを抑えたい

●ワックスの使い方
<髪全体に使用する場合>
指にパール粒1個分(約0.3g)を取って手のひら全体によくのばし、髪の動きをつけたい方向に手ぐしを入れ、スタイリングする。
※使用量は毛質、髪の長さ、などにより個人差はあるが、髪全体に使用する場合はパール粒2個分(約0.6g)を目安に。
※ブランドアイテムによって異なる場合もあるのでサイトで確認してみよう。

<毛先・フロント・サイドに微妙な動きを出したい場合>
指にパール粒1個分(約0.3g)を取って両方の指先によくのばし、動きをつけたい部分にのばしながらスタイリングする。

ジェル

ゼリー状のスタイリング剤。しっかり髪を固めるハードタイプが多い。ツヤやまとまりが出るタイプもある。

●ジェルはこんな要望におすすめ

  • カチッとしたハードな整髪力を好む
  • 髪をツンツン立てたい

●ジェルの使い方
適量を手にとり、手のひらになじませた後、形をつけたい部分に塗布する。手やくしで なじませながらセットしよう。
※ブランドアイテムによって適量は異なる場合もあるのでサイトで確認してみよう。

ミスト

ウォーターベースでスプレータイプのスタイリング剤。超ハードなセット力で髪型の持続性に優れたタイプや、寝ぐせ直しに適したタイプもある。

●ミストはこんな要望におすすめ
<ハードタイプ>

  • 超ハードな整髪力を好む
  • カチッと髪を固定させたり、部分的に髪を立たせたい

<ソフトタイプ>

  • シャワー要らずで寝ぐせを直したい
  • 手を汚さず髪に均一につけてスタイリングしたい
  • 髪にうるおいを与え、熱によるダメージやニオイなども防ぎたい

●ミストの使い方
<ハードタイプの場合>
ポイントセットした部分に近づけてスプレーする。全体用として使うなら、髪全体にスプレーした後すぐに、手やブラシでなじませるように整える。

<ソフトタイプの場合>
髪から10cmほど離し、髪の根元から全体、ケアしたい部分にまんべんなく(10回~15回プッシュ)スプレーする。好みに応じて手やくし、ブラシで整える。
※ブランドアイテムによって適量や使い方は異なる場合もあるのでサイトで確認してみよう。

ヘアスプレー

ドライな仕上がりで髪型の持続力に優れたスプレータイプのヘアスタイリング剤。

●ヘアスプレーはこんな要望におすすめ

  • ヘアスタイルを長持ちさせたい
  • べたつかず、ドライな仕上がりを好む方に

●ヘアスプレーの使い方
ヘアスタイリングした後に、よく振ってからムラなくスプレーする。
※ブランドアイテムによって缶の使用の向きなどが異なるのでサイトで確認してみよう。

ヘアムース

さまざまなタイプがあるので仕上がり感や髪質に合わせて選ぼう。ここではタイプ別にその特長と仕上がりの要望別に解説する。

●ムースはこんな要望におすすめ
<ナチュラルタイプ>
ソフトに髪を整える泡状整髪料。

  • 自然で軽い仕上がりを好む
  • 整髪時に手のベタつきが気になる
  • 乾燥を防ぎ、髪をなめらかにするトリートメント効果があるため、パサつきがちな髪に

<ハードタイプ>
しっかり髪を固める泡状整髪料。

  • ハードな整髪力を好む方に
  • カリッとハリのある仕上がりを好む

<スーパーハードタイプ>
ハードタイプより、さらにハード。ガッチリ髪を固める泡状整髪料。

  • 超ハードな整髪力を好む
  • ビシッとハリのある仕上がりを好む

<ウエットタイプ>
ムースに水で塗れたようなツヤをプラスした泡状整髪料。

  • 塗れたようなツヤのある仕上がりにしたい
  • パサつきがちな髪に
  • 手軽にウェット感を楽しみたい

<ワックスムースタイプ>
髪を固めずに整え、手ぐしで再整髪も自由自在。ナチュラルでソフトな質感で動きのあるヘアスタイルが表現できる泡状整髪料。

  • 髪を固めず、ふわっとやわらかなフォルムに整えたい
  • 手ぐしで自由自在にヘアスタイルを変えたい

●ヘアムースの使い方
よく振ってから2~3g(ゴルフボール約2コ)を手にとり、髪全体になじませてからヘアスタイルを整えます。
※表示のあるものは使う前には必ずよく振ってください。液化ガスと中味を均一になじませておくと効果的な噴射の状態になる。
※正立使用(容器を立てたまま使用)、倒立使用(容器を逆さに倒して使用)など角度を確かめてからムースを出す。
※ブランドアイテムによって缶の使用の向きなどが異なるのでサイトで確認してみよう。

ヘアリキッド

髪に爽快感を与え、ソフトに仕上げる液状の整髪料。

●ヘアリキッドはこんな要望や髪におすすめ

  • ふつう~やわらかい髪に
  • きちっとした整髪を好まず、ソフトに仕上げたい

●ヘアリキッドの使い方
毛髪全体に行きわたるようによくなじませてから、ブラシかくしで整髪する。
※ヘアリキッドがセルロイド製のメガネフレームにつくと、ヘアリキッドに含まれているエチルアルコールの影響でツヤがなくなったり、白くなったりすることがあります。もしついてしまった時は、すぐにきれいにふきとるようにしてください。 
※ブランドアイテムによって、ソフトな仕上がりやハードな仕上がり、またツヤを与えたり特長があるのでサイトで確認してみよう。

ポマード・水性ポマード

ヘアリキッドよりガチッと髪を固めるハードなゼリー状の整髪料。

●ポマードはこんな要望や髪におすすめ

  • ふつう~かたい髪に
  • 毛流をきちっと整えたい
  • オールバックやリーゼントヘアにしたい
  • 毛量が多く、整髪しにくい
  • 少ない毛量を、乱れないようにきちっと保ちたい

●水性ポマードはこんな要望や髪におすすめ
ポマードに水で塗れたようなツヤをプラスしたゼリー状の整髪料。

  • パサつきがちな髪に
  • 濡れたようなツヤのある仕上がりにしたい
  • ウェット感のあるヘアスタイルを持続させたい
  • ポマードよりもベタつかないものを好む方に

●ポマード・水性ポマードの使い方
1. 使用量は、毛質、髪の長さなどにより個人差はあるが、平均2gぐらい(ティースプーンに約1杯)を目安に手のひらで1度のばしてから髪全体になじませる。
2. 毛の表面だけにつけずに、毛の裏側や中の方の根元から毛先の方にまで行きわたるようにつけよう。
3. 落とす時は、シャンプーは2度洗いした方が、泡立ちもよくすっきり洗い上がる。
※ブランドアイテムによって、仕上がりに特徴があるのでサイトで確認してみよう。

ヘアクリーム

髪にうるおいを与えながらソフトに整えるクリーム状整髪料。

●ヘアクリームはこんな要望や髪におすすめ

  • パーマヘアや長髪、ドライヤーを使う髪に
  • 乾燥を防ぎ、髪をしなやかに保ちたい
  • 自然なツヤを与え、ソフトに仕上げたい
  • 髪に油をつけることに抵抗があるが、つけないとパサパサして困る

●ヘアクリームの使い方

  • 濡れた髪、乾いた髪どちらにも使える。
  • 髪が濡れているうちに、ヘアクリームを手のひらにとり、毛先から髪にまんべんなくつけると、へアクリームの広がりがよく、ベタつかず自然なツヤのある髪に仕上げることができる。
  • 毛量や髪の長さ、仕上がりの好みによって使用量が異なるが、ティースプーンに1杯ぐらいを目安に。

※ブランドアイテムによって、仕上がりに特徴があるのでサイトで確認してみよう。

要望別 ヘアスタイリングの選び方

整髪剤の特長はおさえた。しかし例えば、ハードに仕上げたいなら、ジェル・ミスト・ムースなどがあるため、迷うところ。ここでは仕上げたいイメージ別にアイテムが検索できるページを紹介しよう

仕上げたいイメージ別アイテム一覧ページ
ハリ/こし
>>アイテム一覧はこちら
うるおい
>>アイテム一覧はこちら
しなやか
>>アイテム一覧はこちら
ツヤ
>>アイテム一覧はこちら
ハード
>>アイテム一覧はこちら
ソフト
>>アイテム一覧はこちら
ボリュームアップ
>>アイテム一覧はこちら

ヘアスタイリング次第で多様な自分を演出できるので、寝ぐせ直しに終わらせず、さまざまな自分と出会えるプロセスとして楽しんでみよう。

photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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watashi+ 美容の情報編集部

watashi+ 美容の情報編集部

スキンケア&ポイントメイクの基本から、知って得するコスメの使い方、トレンド情報まで、美容で明日のキレイを叶えるサポーターとして、情報をお届けします。

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