2018/03/22

花粉や乾燥対策にも!?「サバ缶」を使ったサンドイッチレシピ

食は毎日のことだから、ちょっとしたアイデアやコツで、肌や身体にうれしい変化が♪　そこで、フードコーディネーターの北嶋佳奈さんに「簡単でヘルシー」なレシピを教わってきました！

あたたかくなってきてうれしい反面、花粉や季節の変わり目などで肌が敏感になったり、乾燥や肌荒れに悩まされたりしている方も多いのでは？

アレルギー症状におすすめの栄養素って？

花粉などのアレルギー症状を緩和してくれる効果が期待されている栄養素はいくつかありますが、特に注目したいのが、青魚などに多く含まれている「DHA」や「EPA」。DHA・EPAは「オメガ3脂肪酸」の仲間で、身体にとって必要な必須脂肪酸です。

実は必須脂肪酸にはもうひとつ、「オメガ6脂肪酸」があります。しかし、「オメガ6脂肪酸」を摂りすぎると、アレルギー症状を起こす物質である「ロイコトリエン」や「プロスタグランジン」を体内で生成してしまい、目のかゆみなどの症状を起こしやすくなる恐れが...。そこで青魚などに多く含まれているDHAやEPAで「オメガ3脂肪酸」を摂ると、「オメガ6脂肪酸」由来の「ロイコトリエン」や「プロスタグランジン」の生成が抑えられるため、結果的にアレルギー症状が緩和されると考えられています。

しかし、毎日のように青魚を食べるのはハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが、DHAやEPAが豊富なまま加工された缶詰を使って摂る方法。今回は、サバの水煮缶を使って、手軽につくれるサンドイッチをご紹介します。

サバの彩りサンド

＜材料＞（4切れ分）

食パン（6枚切り）　4枚
サバ水煮缶　1缶（190g）
マヨネーズ　大さじ2
塩、粗挽きブラックペッパー　少々
キャベツ　1/8個
塩　少々
オリーブオイル　小さじ1
トマト　小さめ1個
スライスチーズ　1枚
マスタード　少々

＜つくり方＞

1. キャベツは千切りにして塩を揉みこみ10分ほど置いて、水気が出たら軽くしぼり、オリーブオイルを和える。

2. トマトは輪切りにして水気を拭き取る。

3. サバ缶は水気を切り、フォークで粗くほぐす。マヨネーズ、塩、粗挽きブラックペッパーを混ぜる。

4. 食パンの片面にマスタードを塗り、サバ、トマト、キャベツ、チーズを重ねてはさみ、ラップでしっかり包む。

5. 冷蔵庫で20分ほどなじませ、ラップごと半分にカット。そのままワックスペーパーで包み両端をひねったら完成！

ラップごとワックスペーパーで包むことで、サンドイッチにボリュームがあっても崩れる心配がありません。ただ、ラップごとサンドイッチをカットする際は、何度も包丁を入れるとラップがちぎれて誤って食べてしまう可能性があるため注意してくださいね。

サバサンドには他にも美肌成分がたくさん♪

キャベツにはビタミンCが、トマトにはリコピンなど抗酸化作用の強い成分が、サバにはビタミンB6が豊富に含まれています。ビタミンB6が不足すると肌荒れの原因に。抗酸化物質は細胞が傷つくのを防いでくれるので、肌荒れ予防にも効果が期待できます。さらに、抗酸化物質であり、粘膜の保護を助けてくれる働きがあるビタミンAを豊富に含むチーズには、肌を強化してくれる効果も期待できますよ。

身体の内側からおいしくケアをして、辛い花粉の時期を乗り越えましょう！

美容の情報ページでは毛穴が気になる方に向けた情報や「かさつき」が気になる、肌荒れ・乾燥肌のための情報も紹介しています。プロの美容のテクニック集も参考にしてみてくださいね！

お話を伺ったのは...
北嶋佳奈さん
大学卒業後、フードコーディネーターアシスタントや飲食店勤務後、独立。美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで幅広く活動。現在、最新刊『デパ地下みたいなごちそうサラダ　ベストレシピ』（宝島社）が発売中！

photo：shutterstock
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