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2018/11/26

研究員に聞く「シワ」の種類別対策!おすすめケア商品もチェック♪

研究員に聞く「シワ」の種類別対策!おすすめケア商品もチェック♪

「シワ」は、年齢と人生経験を重ねた証。そうは言っても、少なくて済むならその方がうれしいと思う人は多いかもしれませんね。「シワの原因は?」「予防方法は?」といった気になる疑問に、資生堂の研究員がお答えします。

目次

シワにまつわる素朴な疑問に研究員がアンサー!

Q.シワの原因は?

A. シワの原因は、さまざまです。5つの主な「シワのもと」をご紹介します。

気温や湿度の低下による乾燥
気温や湿度が低下すると、皮脂腺の働きが低下することでうるおいを保てなくなります。そのため角層内の水分が蒸発し、乾燥状態に。乾燥したままの肌は、角層が厚くなり、肌内部を守ろうとターンオーバーが一時的に早まります。作られた細胞は未成熟で保湿機能が不完全のため、さらに乾燥の引き金に。角層が厚くうるおい不足になると肌はしなやかさを失い、表情の動きによって表面にシワとなって残ってしまいます。

加齢による乾燥(肌の水分保持力の低下
加齢とともに皮脂の分泌量と水分の保持機能は低下します。また年齢を重ねることで肌のターンオーバーは遅くなり、古くなった角層細胞がいつまでも剥がれきれず表面にとどまるため角層が重層化し、水分量が低下してしまいます。乾燥しやすく柔軟性を失うことでシワができやすくなります。

加齢による肌の弾力低下
加齢に伴って真皮の主成分であるコラーゲンやヒアルロン酸量が減少することで、真皮の働きが衰えハリや弾力が失われます。そのため表情の動きにつれて皮膚の表面が落ち込み深い溝が見られるようになります。

紫外線による真皮や表皮へのダメージから起こる弾力低下
紫外線を浴びることで表皮では角層内のうるおいが奪われてしまいます。また、紫外線の中でも「UV-A(生活紫外線)」はじわじわと真皮まで到達することから、コラーゲンなどの減少や変性につながりハリを失わせます。長年による紫外線ダメージの蓄積は乾燥やハリのなさを招き、深いシワとして刻まれてしまうのです。

加齢による女性ホルモン量の低下
肌の弾力を保つコラーゲンや水分量を増やす働きがあり、肌の若さを保つといわれるのが、女性ホルモン「エストロゲン」。年齢とともにエストロゲンを分泌する卵巣の機能が低下しがち。エストロゲンの分泌量も徐々に減少します。シワは、エストロゲンの減少に伴い、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンの弾力性と量が失われることで生じやすくなります。

このように、さまざまな原因によって肌にシワが刻まれてしまうのです。

Q. シワに種類はあるの?

A. シワの原因はさまざまですが、大きくは「乾燥ジワ」「紫外線ジワ」「表情ジワ」の3つに分けられます。

乾燥ジワ
乾燥による肌表面のカサつきからできる、ちりめん状や線状のシワ。そのまま放っておくと、シワの数が増えてつながり、大きなシワの原因になります。

紫外線ジワ
紫外線による肌ダメージでできるシワ。肌のハリを支える真皮において、コラーゲンが減少しエラスチンが劣化することにより、大きなシワになります。

表情ジワ
笑った時の目尻のシワのように、表情の変化による「肌の折りたたみ跡」からできるシワ。10代・20代のハリのある肌では、折りたたみ跡は肌の弾力によってすぐに元に戻りますが、加齢や紫外線ダメージで弾力を失った肌は柔軟性が低く、跡が消えずにシワになってしまいます。

<年齢別のしわの特徴>

30代以降は緑色で示しているように肌表面に細かい溝が現れ、年齢を重ねるとともにくっきりとした深い溝として見えるようになります。

<しわ定着の過程>

Q.シワを防止するには?

A. シワの種類によってその予防法は変わってきます。

「乾燥ジワ」は、うるおい集中ケアで対策を
うるおいでハリのある肌をもたらす、日々の保湿ケアが大切です。特に気になる部分には、化粧水をたっぷり含ませたコットンパックを5分程行うと効果的です。

「紫外線ジワ」は、UVケアと内側からのケアを
紫外線は、シワだけでなく肌の老化の原因でもあります。紫外線ケアに特化したアイテムを使用し、しっかり紫外線対策をすることで、若々しい肌を保ちましょう。大豆イソフラボンやローヤルゼリーを含む食品を摂取するなど、内側からのケアもおすすめです。

>>紫外線対策について、さらに詳しくチェック!

「表情ジワ」は、肌の柔軟性を保つ+表情癖を直す
保湿ケアで肌の柔軟性を保つことはもちろん、眉をひそめたときにできる眉間のシワや、目を細めたときにできる目尻・目の下のシワなど、無意識のうちにしてしまう表情の癖にも気をつけましょう。

Q.できてしまったシワへの対策は?

A. できてしまったシワを完全に消すことは難しいのですが、スキンケアで乾燥による小ジワを目立たなくしたり、シワに効果的な有効成分を含んだ化粧品を使うことで改善することは可能です。さらに、シワの予防だけでなく、できてしまったシワを深刻化させないために紫外線対策は毎日しっかり行いましょう。

シワ改善に! 「純粋レチノール*¹」配合のおすすめアイテム

目元や口元のシワを改善する濃密アイクリーム

濃密な感触のクリームが表情で動きが激しい目元・口元にピタッと密着。薬用有効成分「純粋レチノール」がヒアルロン酸を生み出し、水分量を増やすことで柔軟な肌に導き、真皮のコラーゲン密度を高めシワを改善します。

 

5つの有効成分配合。シワ改善と美白ケア*²ができるアイクリーム

薬用有効成分「純粋レチノール」、美白有効成分の「4MSK*³」「m-トラネキサム酸*⁴」をはじめとする5つの有効成分を配合。コクはありながら塗布した瞬間、肌にとろけるようになじみます。目周りや口角周りのゆるみジワまで、異なる部位のシワを改善します。



豊かな表情で生きいきとした印象肌をキープするために、シワの種類に合った対策やシワ改善のお手入れを取り入れてみてはいかがでしょうか。

*¹ レチノール
*² 美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
*³ 4-メトキシサリチル酸カリウム塩 
*⁴ トラネキサム酸



photo:shutterstock
●当記事の情報は、プレゼンターの見解です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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資生堂研究員

資生堂研究員

研究員

資生堂の研究開発は1916年に始まり、品質と安全を最優先に、最新の皮膚科学と処方開発技術に基づいて開発を実現してきた。世界中の化粧品開発者が目標にする研究発表会「IFSCC」では、世界最多の受賞。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/

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