美容の情報
季節の変わり目だけではなく、日々のちょっとした体調の変化でも肌に影響が出てしまう敏感肌の方は、毎日のスキンケア選びが自ずと慎重になってしまいがちですよね。それでも「肌に刺激が少ない」だけでは物足りないもの。さらなる"うるおい"や"ハリ"など、プラスαの機能を求める人が増えているそう。
そんなリクエストに応えるべく、ゆらぎやすい肌をいたわりながら美肌を育む資生堂の敏感肌向けブランド『d プログラム』が、よりパワーアップ! 新しく生まれ変わった化粧水&乳液について、商品開発担当者の小池さんにさっそくインタビュー。その魅力や開発秘話などを教えていただきました。
50年もの長きにわたり、敏感肌の研究を続けてきた資生堂がデリケートな肌のために開発した『d プログラム』。"ときどき敏感肌からなりたい肌へ"をコンセプトに23周年を迎えた今、どのような思いでリニューアルに至ったのでしょうか。
―編集部:敏感肌の方の新たなニーズやライフスタイルの変化など、今の時代ならではの様々な要素が開発背景にあったそうですが、どのような意識を捉えたのですか?
―小池さん:ここ数年、敏感肌に悩む方の意識は、肌にやさしく安全なものだけではなく、スキンケア効果の高さにもシフトしていることが意識調査(※)からわかりました。肌は敏感でも、もっとスキンケアを楽しみたい、もっときれいになりたいというニーズを、私自身もひしひしと感じています。そんな中、敏感肌の方にとってとても有益な発見があったのがリニューアルのきっかけとなりました。
※ 敏感肌に関する意識調査(d プログラム調べ:2019年7月実施)
―編集部:長年敏感肌ケアを研究し続けてきた資生堂ならではの発見だと伺っています。どんな発見だったのでしょうか?
―小池さん:敏感肌の方の場合、季節や環境、体調によってゆらぐ肌の変化に合わせて、スキンケアもその都度変えなければならないというのが面倒ですよね。この長年の課題について「何か見落としているのでは」という、ある研究員の疑問が発端となり、肌がもともと持っている「美肌菌」の存在に行きつきました。
―編集部:"美肌菌"という言葉を初めて聞きました!もう少し詳しく聞かせてください。
―小池さん:はい。皮膚には約300種類もの常在菌が存在しており、その中に、「表皮ブドウ球菌」を主とする「美肌菌」が存在しています。その配分は指紋のように一人ひとり種類も数も様々ですが、私たちが活動している間も寝ている間も24時間365日肌の上で働いています。「美肌菌」は肌にもともと存在する常在菌のことで、特別な菌ではありませんが、実は「敏感肌には美肌菌が少ない」ということが分かりました。この発見こそが今回のリニューアルに大きな役割を果たしているんです。
スキンケアの開発においては、まずは肌を健やかに整えることが大前提のため、それ以上の「効果が期待できる製品開発」になかなか踏み出せなかったのが敏感肌ならではの悩みでした。この発見をきっかけに、スキンケアの幅が広がるとしたらうれしいですね。
ではここからは、新しい『d プログラム』の化粧水&乳液について迫っていきましょう!
―編集部:化粧水&乳液の開発における小池さんの「こだわり」とは、ズバリ何ですか?
―小池さん:一番こだわったのは、やはり手に取ったときのテクスチャーや使用感ですね。敏感肌用スキンケアは、肌への刺激を軽減するために、直接「手」でお使いいただくため、とても大切な要素のひとつです。私自身も最もうるおいを感じる「モイストケア プログラム」を愛用していますが、すこしでも行き過ぎるとべたつきが気になることに...。しっとりとしたうるおいは保ちつつ、べたつきは感じさせない、そんな絶妙な使用感を実現するのにはかなり苦労しました。化粧水は手でもすばやく馴染むことにこだわり、「スムース浸透ローション処方」に進化させています。
―編集部:たしかに、"べたつかない"というのは重要ですよね。特に、べたつくイメージのある「乳液」の使用感についてはいかがですか?
―小池さん:『d プログラム』は、基本的に乳液も「手」でお使いいただくものなので、こちらもべたつきを感じないテクスチャーにこだわりました。すべての乳液に「なめらかエアリーミルク処方」という処方を採用しているため肌への圧迫感もなく、ふわっと軽い空気を含んだような使い心地にしています。きっとご満足いただけると思います!
敏感肌の方でも、すこやかさを保ちつつ、なりたい肌を叶えられるようにと5つのタイプをラインナップしているのが『d プログラム』の魅力のひとつ。小池さんの"推し"も伺ってみました。
―小池さん:私の推しは、「モイストケア プログラム」のローションとエマルジョン。日々愛用しています。もともと乾燥肌なのですが、特にマスクを毎日着ける生活になってからは、口のまわりが気になって...。そんな時にこのローションとエマルジョンでお手入れすると肌がいい感じなので、マスク生活には欠かさずお手入れしています。安心感のあるしっとり具合もやみつきになっています。
―編集部:確かにマスクを着けるようになって、肌荒れが気になるようになった方は多いですよね。そんなみなさんへのメッセージなどあればお願いします。
―小池さん:今まで自分が敏感肌だと思っていなかった方でも、マスクを着けるようになった新しい生活様式により肌荒れを経験している方は多いと思います。そういった方にも、いたわりながらもなりたい肌へ導く、新しい『d プログラム』をぜひ使っていただきたいですね。うるおいやホワイトニング、アクネケアなど、肌のお悩みに合わせた5タイプを揃えているので、きっとぴったりのタイプが見つかると思います! 付け替え用のレフィルもありますので、長期にわたってご愛用いただけたらうれしいです。
また、ボトルのカラフルな色も、ポジティブな気持ちにさせてくれる重要な要素だと思っています。敏感肌の方でも、毎日のスキンケアを心から楽しんで、『d プログラム』でもっともっと、みなさんがそれぞれの「なりたい肌」を叶えて頂けたらと願っています。
ベタつきとカサつきが気になる肌におすすめ。うるおいを与えながらきめを整え、毛穴が目立たないほどなめらかな肌に導きます。
大人の肌のニキビを防ぎたい方におすすめです。みずみずしいうるおいを与え、きめの整ったすべすべ美肌へと導きます。
かさつきや乾燥が気になる方はモイストケアがおすすめです。角層の深部まで浸透し、深いうるおいを与えてきめを整えて、乾燥の気にならないしっとり美肌へと導きます。
乾燥による年齢サインが気になる方に。角層深部まで浸透し深いうるおいを与えて、乾燥による小じわを目立たなくします。(※)
※効果評価試験済み
シミ・そばかす、さらに赤みを感じやすいニキビや肌荒れが気になる方におすすめ。みずみずしくきめの整った透明感のある明るい肌へと導きます。
\肌タイプチェックであなたにぴったりのプログラムを見つけて‼/
肌の"美肌菌"に着目し、生まれ変わった『d プログラム』。どうしても使えるスキンケアが限られてしまいがちな敏感肌の方や、マスク着用などによる肌荒れが気になる方も、なりたい肌へと近づくことができるはず! ぜひお試しください。
*エイジングケアとは、年齢に応じたうるおいケアのことです。
*ホワイトケアとは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことです。
photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。
watashi+ 美容の情報編集部
スキンケア&ポイントメイクの基本から、知って得するコスメの使い方、トレンド情報まで、美容で明日のキレイを叶えるサポーターとして、情報をお届けします。