冬に向かって日を追うごとに気温が下がる11月。昼間でもコートが必要になるほど一段と冷え込む季節です。
また、気温とともに湿度もぐっと下がり、空気の乾燥が激しくなるとき。肌は血液循環が鈍り始め、汗や皮脂の分泌が減少して目元や口元のカサつきが目立ち始めるようになります。しかし、肌の乾燥をケアしないまま放置すると、肌荒れやシワ悩みに繋がることも……。
ただでさえ湿度の低下やエアコンの効いた室内によってうるおいを補給しても乾きやすい時季なので、乾燥対策はしっかり行いたい季節です。
肌荒れや小ジワ悩みなど、多くの肌悩みの原因に繋がる乾燥。
さらに「カサカサや肌荒れがあると化粧ノリが悪い」「すぐに化粧崩れしてしまう……」といったメイク悩みにも困っている方が多いのではないでしょうか?
解決策として、「保湿クリームがわりにファンデーションを厚塗りする」という人もいますが、壁にペンキを厚く塗るとヒビ割れて崩れてしまうように、ファンデーションも厚塗りするほど化粧崩れなどの悩みに繋がってしまいますよね。
そのため、解決策として化粧下地の使用や見直しが正解!化粧下地には下記のように多くのメリットがあるので、使っていないという方はぜひ取り入れてみてくださいね。
●ファンデーションやポイントメイクを密着させる働きがあり、メイクノリやもちを高める。
●肌の凹凸を補正し、メイクの仕上がりがキレイになる。
●コントロールカラー機能のある化粧下地を使えば、好みの肌色に補正できる。
●美容液成分や保湿成分配合の下地なら肌に優しく、敏感肌の時も肌ストレスを感じにくい。
乾燥や肌荒れが起きやすく、デリケートな冬の肌におすすめなのは薬用タイプの化粧下地。薬用有効成分配合で肌荒れをケア&カバーしながら、低刺激でやさしい使い心地が魅力です。
また、近年は1つで何役もこなす化粧下地が豊富なので、「メイクに時間をかけたくない」という人も、ファンデーション前のスキンケア感覚で使用できるはず!とくに、「色悩み」に対応している化粧下地は敏感肌の方におすすめ。敏感肌で悩まされやすい赤みやくすみ、シミや色素沈着などをカバーして理想の肌色へと補正してくれます。
代表的な肌色悩み別に3つのカラーをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
自身の肌色よりも暗い色のムラには、明るくきれいな肌色を補うと肌色が整います。
赤みが減り、肌が暗く見える血色悩みには赤みをプラスするのが正解。ベビーピンクがふわっと明るい元気な肌印象へと導きます。
透明感が減り、ニキビや肌荒れなどで赤みが目立つ肌悩みには、ブルーやグリーンが最適。赤やオレンジの反対色を補うことで赤みを自然にカバーすることができます。
冬の乾燥や肌荒れに立ち向かうには、肌の土台から健やかさをキープすることも大事。1日メイクをした肌はクレンジングと洗顔で清潔にしてリセットしましょう。
ただし、ただメイクや汚れを落とせば良いわけではなく、「肌を守りながら負担なく汚れを落とす」ことが冬の美肌をつくるコツ。ベースメイク同様に、アイテム選びがポイントです。
例えばクレンジングは、うるおいを守りながら肌荒れの原因となるメイク汚れや不要な角質を落とせるタイプがおすすめ。美容成分配合で、肌をこすらずにメイクを簡単オフすることができます。
洗顔料も、美容成分配合でさらに低刺激設計のものを選べば、クリーミーな泡がクッションの役割をして摩擦レスでやさしく洗い上げることが可能です。
クレンジング&洗顔、どちらも美肌の元となる「美肌菌」を落とさないタイプのアイテムがベスト。
強まる冷え込みで激しくなる肌の乾燥は、早めのケアが大事!
美容成分配合のクレンジングと洗顔料で
やさしく肌汚れを落としながら、
日中は薬用+肌色補正効果のある化粧下地を使って、
すこやか肌で年末を迎えましょう。
(文・大西マリコ)
ニキビ、肌あれをケアして敏感な肌の肌色を補正
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クッション泡でやさしく落とし、肌あれまで防ぐ