ふと鏡を見て「私の顔、長くなった?大きくなってない?」と感じたことはありませんか?それこそが今回のテーマ、「大人の間延び顔」。いつからか気になっていた「顔の間延び感」の原因とメイクによる解決法をレクチャーします。
えてくれるのは…
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案が得意で、公式インスタグラムの“見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。
50代以降は、顔のさまざまなパーツの変化が顕著になってくる年代。
そんな変化のなか、パッとわかりやすい=気になりやすいのが、顔の大部分を占めているほおです。
ここがたるんで下がってくると、目の下~唇までの範囲=中顔面が長くなった印象に。
また、まぶたが下がってきたり、唇がやせてきたりすると、目もとも唇も、印象が弱くなって小さく見えます。
そしてパーツの印象が弱くなり、さらにフェイスラインの緩みもあいまってほおの面積がさらに強調されることになってしまいます。
まずは面積の広いほおを攻略!
ここにはコーラルカラーのチークを広めにぼかし、間延び感を払拭しましょう。
シェーディングで顔を小さく見せる方法もありますが、顔の中の影を増やすことになるため、大人世代がとり入れると老けた印象を招きがち。
顔の明るさをキープしたまま面積を埋めるには、血色感を生むコーラルカラーのチークを使うのがおすすめです。
塗布する際は、ほおに広く、ふわっとぼかし広げましょう。
ブラシにチークをとったら鼻と耳の中心を結ぶラインの真ん中を起点に、大きめの楕円を描けば自然とほおの余白が埋まります。
広範囲に塗ってもやりすぎ感が出にくいのは、肌なじみのいい血色カラーだからこそ!
次は、加齢によりどんどん印象度が下がってくる目もとを補正!
特に下まぶたのアイシャドウとマスカラをしっかり塗り、目もとの重心を下に置くことで中顔面短縮を目指します。
ここでも影をつくるダーク系カラーは避け、上品なつやと血色感をまとえるパール配合のピンクやベージュのアイシャドウを選びましょう。
まずアイシャドウをアイホールに塗ってふんわりぼかしたら、下まぶた全体にも同様にオン。
下まぶたには少し幅広に入れると視線を集中させ、中顔面短縮効果がアップ。
マスカラは落ちにくいタイプのブラックをチョイスして。
こちらも下まつ毛にもしっかり塗って「下重心」を意識するのがポイントです。
間延び埋めのラストは、しぼみがちな唇の印象アップ大作戦!
ぼやけたリップラインをはっきりさせ、メリハリ感のある唇に仕上げましょう。
まず、肌なじみのいいベージュカラーのリップライナーで、唇のアウトラインを少し大きめに描きます。
唇の輪郭をきちんと描くと、頬の間延びが気にならなくなりますよ。
次に、つや感のあるリップをブラシにとり、リップライナーで描いた部分をなぞってから、全体に塗りましょう。
これで間延び感のない、つやと存在感のある口もとの完成です!
広がってしまった顔印象を、血色カラーとつや感アイテムでキュッと引き締められること、実感いただけましたか?
うまく仕上げるコツは、色&質感選びを間違えないことと、いつもより広めを意識して肌にのせること。
メイク法に少しこだわるだけで、ぼやけた印象を二度見したくなるような若見え印象へ!
ぜひ「間延び顔」解消メイクにトライしてみてくださいね。