口まわり、目もと、額は、年齢とともに影が増えやすく、印象を暗くしてしまうパーツです。逆に考えれば、この影対策をするだけでぐんと若々しく見えるということ。メイクのプロが、老け見パーツの隠ぺいテクニックをご紹介します。
えてくれるのは…
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案を得意とし、公式インスタグラムの“見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。
口まわりの印象を暗くする大きな影といえば、ほうれい線。
明るさとふっくら感の仕込みがカギとなります。まずは下地。
自然にトーンアップさせるエリクシール シュペリエル デーケアレボリューション トーンアップ SP+ aaを顔全体に塗布したら、ほうれい線の部分だけ重ねづけして明るさをブーストします。
次に、ファンデーション。
プリオール 薬用 リンクル美コルセットファンデーションは、塗るだけでピンとしたハリつや仕上がりと、シワ・色むらカバーを両立するアイテム。
ほうれい線が気になる際は、スポンジもしくはブラシを使って、薄く、しっかりとフィットさせることが肝心です。
スポンジ派なら資生堂 スポンジパフ アーティストタッチ(乳化タイプ用) 119、ブラシ派なら資生堂 ファンデーション ブラシ 131 (専用ケース付き)がおすすめ。
仕上げに、ほうれい線のスタート地点となる小鼻横にパウダーを塗って凹みをふっくらさせましょう。
細かい部分もピンポイントで狙えるSHISEIDO メーキャップ NANAME FUDE マルチ アイブラシに、プリオール 美つやアップおしろい ピンクをとり、小鼻横をポンポンとタップ。
パールやラメの輝きではなく、上品で繊細な質感のパウダーを選ぶことがポイントです。
顔のなかでも面積が広く、視線を集めやすい額。
テカっていると凹凸が目立ちやすいため、ブラーリング(ぼかし)効果のある下地を使うのが、シワ隠しの近道。
SHISEIDO メーキャップ シンクロスキン ソフトブラーリング プライマーがおすすめです。
そしてファンデーションをいつも通りに塗り終えたら、重要なのはパウダー。
額のシワをふわっと見せることがポイントです。
肌の凹凸をなめらかに整えるマキアージュ ドラマティックフェイスパウダー (レフィル)をパフ全体に少量含ませたら、額をポンポンと軽くタップ。
テカりやすい人はメイク直しのタイミングでも同様にパウダーをのせると、ふんわり肌が続きます。
「アイメイクが決まらない」という人は、目袋のたるみがもたらす影のせいかもしれません。
そんな目もとには、まずは下地を重ねづけして自然な明るさをプラスしましょう。
目袋のたるみは色と立体感の2つが影をつくるので、高い補正力と光沢感、そして乾燥対策も兼ね備えるSHISEIDO フューチャーソリューション LX インフィニトリートメント プライマーがおすすめです。
次にファンデーションをごく少量塗り終えたら、コンシーラーで影をカバー。
目頭下から黒目下までの凹み部分にマキアージュ ドラマティックコンシーラー ミディアムのパール粒大をおきます。
指よりもむらなく均一にのせられるSHISEIDO メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシでトントンなじませ、目袋のたるみ下にできる影のラインを消していきましょう。
コンシーラーを塗布した部分にはSHISEIDO ベネフィアンス ブライトニング スキンケアパウダーを重ねると、ケアしながら美しさを長時間キープできます。
最後にハイライトをプラスして、明るさのダメ押しを。
目の下の三角ゾーンへマキアージュ ドラマティックハイライターを塗布して、うるおっているようなつやを演出します。
明るいつやでふっくらさせたら完成です。
さまざまな凹凸がもたらす影は、色だけでなく繊細なつやによる光沢を下地の段階からまとっておくと、仕上がりがとてもナチュラルに。
そしてどの工程も少量ずつ薄めに塗ること、暗くカサついて見える部分の肌の質感を明るくつやっとさせるよう意識すると理想の仕上がりが叶います。