【50代のたるみ解消術】4つのライン使いでリフトアップ!顔も心も上向きに!
2024.08.07

「キツめの顔立ちがいつからか和らいだ」「顔に締まりがない」などと感じることはありませんか?それはたるみが加速しているサインかもしれません。でも心配無用。メイクのプロが提案する「4つのライン」があれば、顔の印象がキュッと上向きに整います。
50代のたるみ払拭には「上向きライン」が必須
たるみ印象は、加齢によるさまざまなパーツの下垂により少しずつ増していきます。
今回紹介する「上向きライン」を意識したメイクは、この下がった印象を払拭することが目的です。
「上向きライン」とは、この4つ。
- 眉ライン
- アイライン
- ハイライトライン
- 口角ライン
目もとやフェイスライン、口まわりなどに現れるたるみ悩みを、4つのラインを活用してカモフラージュしましょう。
【眉ライン】眉山強調のグレー眉で顔全体がリフトアップ
ラインのなかでもっとも濃く、太いラインが眉。
ここを上向きにすると、顔全体の印象がリフトアップします。
ポイントは、眉頭から眉山までのラインを同じ太さで上向きに描き、眉山を強調すること。
アイブロウの色は自眉に近いグレーを選びましょう。
細かいラインも濃淡も加減しやすいマキアージュ ダブルブロークリエーター (ペンシル) カートリッジ GY921 グレイッシュブラウンで、眉頭から眉山(白目の終わりの直上)までの眉の隙間を細かく埋めていきます。

眉山まで同じ太さで上昇したラインを描けたら、角度を下げて眉尻へ。
だんだんと細くなるよう描き、眉尻のゴールは眉頭の高さより下がらないように気をつけましょう。
【アイライン】はね上げラインで目もとのたるみ印象を払拭
はね上げアイラインのリフトアップ効果は、きっと多くの人がご存知のはず。
ただ「うまく描けない」というお悩みも多いので、ここでは簡単かつ効果的な描き方をレクチャーします。
使用するのは黒よりもさり気ないプラムカラー、SHISEIDO メーキャップ マイクロライナーインク 03 Plum。
鏡を少し離して持って顔全体を映したら、目尻から少し上向きにはね上げた、アイラインの「終点」に、アイライナーで小さい点を打ちましょう。
この終点から黒目上あたりまでラインを引いたら完了です。
最初に目印となる終点を決めておくことで、アイラインが苦手な人も左右対称の仕上がりが簡単に。
また、上向きまつ毛にもリフトアップ効果があるので、アイラッシュカーラーでまつ毛をしっかり上げてから、プリオール 美リフトマスカラ ブラックを塗布しましょう。

【ハイライトライン】光のラインで「顔の下半分」を持ち上げる
ほうれい線、マリオネットラインなど、顔の下半分に現れるたるみ印象は、ハイライトの入れ方がリフトアップのカギとなります。
チークとセットで取り入れると小顔効果も。
どんな肌トーンにもマッチしてつや感を演出するローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン (ローズグロウコレクション) R1 ALL THAT SPARKLESで、まずはほおの余白を埋めます。
ほおの高い位置からこめかみの下あたりまで、少しだけ角度をつけて色づけてください。
次に、ナチュラルな濡れつや質感のマキアージュ ドラマティックハイライターを指にとり、黒目下からこめかみあたりまで、こちらはチークよりも鋭角なラインを意識して塗布。
この光のラインは「顔の下半身」はもちろん、目の下のたるみグマ隠しにも役立ちます。
指に残ったハイライトを、鼻筋やあご先にさり気なくのせてると顔の立体感も高まります。

【口角ライン】キュッと上がった唇で好印象まで獲得
口もとのたるみ印象は、老けて見えるだけでなく表情が暗く見えてしまうことも。
コンシーラーとリップライナーで上向きラインを仕込むと、いつも微笑んでいるようにリフトアップして見えます。
肌なじみも密着感もいいマキアージュ ドラマティックコンシーラー ミディアムを、口角を始点に下唇のラインにそって少量のせたら、SHISEIDO メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシで下から上に向かって、ライン状にぼかしましょう。
次に、リップライナーでぼやけがちな唇の輪郭を際立たせます。
どんなリップカラーとも相性がよく、唇に血色をもたらすSHISEIDO メーキャップ リップライナーインクデュオ 01 Bareで唇の輪郭をふち取ればOK。
輪郭がはっきりすることで、コンシーラーで仕込んだリフトアップ感がより高まります。

【Before After】リフトアップ&小顔の好印象顔に
いつものメイクの意識をちょっと変えるだけで、たるみ印象をリフトアップ印象へ。
ただ見た目が上向きになるだけでなく小顔印象まで獲得し、まるでイメチェンしたかのような変身ぶり。
ぜひ実践してみてください。

教えてくれたのは…
- 資生堂
ヘアメイクアップアーティスト齋藤 有希子 -
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案を得意とし、公式インスタグラムの”見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。