良いアイテム選びのために知っておきたい【化粧品の全成分表示Q&A】

2024.09.10

美容成分や処方への関心が高まっていることもあって、化粧品を選ぶ際「パッケージに書いてあること」に注目する人が増えています。きちんと情報を読み解くためにも、化粧品用語や記載にまつわるルールを改めてチェック!

化粧品成分の記載場所や順番は、どういう基準で決めるの?

化粧品の全成分表示の記載方法や場所は医薬品医療機器等法(旧:薬事法)で決められており、商品の箱の側面、あるいは台紙の裏面など、商品を手に取ったときにすぐに目につくところに記載しています。

化粧品の場合は、配合量が多い順に成分を記載し、着色剤は最後にまとめて表示されます。
医薬部外品の場合は、有効成分とその他の成分を分けて記載しており、資生堂では有効成分に*印をつけてその他の成分と区別して表示しています。

これを知っておくだけでも、商品の特徴などが理解しやすくなりますね!


紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、この2つの違いは何?

この2つはどちらも「紫外線防御剤」という成分。
紫外線によるダメージから肌を守るために使用されます。
違うのは、紫外線から肌をどのように守るのかという点。
紫外線吸収剤は、吸収剤そのものが紫外線を吸収し、熱などの無害・微弱なエネルギーに変えて放出することで肌へ悪影響を及ぼすのを防ぎます。

紫外線散乱剤は粉末原料を主としており、それらが肌表面で紫外線を反射・散乱させるという方法で肌を防御します。


美白コスメで目にする4MSKって何?

資生堂はメラニンの発生メカニズムを研究することで、メラニンの生成を抑制し、シミ・そばかすを防ぐ効果が期待できる「有効成分」を探求し続けています。

メラニンは通常、肌のターンオーバーによって表面へと押し上げられ、やがて排出されます。
しかし過剰に作られたり、外へと押し出す力が衰えたりしていると、メラニンが肌の奥底に居残ることも
こうした問題を解決すべく資生堂がたどり着いた答えが、「美白有効成分アクティブ4MSK*」。
シミのもととなるメラニンが生み出されるのを抑えて、シミ・そばかすを防ぐ成分です。

実は、日本で認可されている美白有効成分およそ20種類のうち、5種類は資生堂が薬事開発したものなんですよ。

  • * 4-メトキシサリチル酸カリウム塩

4MSK*配合のアイテム

商品画像

HAKU

メラノフォーカスIV
(医薬部外品)

メラニン生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白美容液。

詳細を見る

商品画像

SHISEIDO ベネフィアンス

ブライトニング マイクロS セラム
(医薬部外品)

肌をうるおわせ、鮮やかな明るさ、光が躍動する透明感と輝きの肌へ。

詳細を見る

商品画像

エリクシール ホワイト

スポットクリアセラム WT
(医薬部外品)

有効成分4MSK*がメラニンの生成過程へアプローチ。みずみずしいテクスチャーで、すばやく肌になじむ。

詳細を見る

  • * 4-メトキシサリチル酸カリウム塩

美肌にいいと噂のレチノールは、妊娠中でも使える?

使用可能です
ビタミンAやレチノール(ビタミンAの一種)は、食品としての過剰摂取はよくないと言われることがあります。
が、化粧品として肌に塗布する場合は、体内に取り込まれるのは微量であるため、そこまでセンシティブにならずともOK。

最近特に注目度が高まっているレチノール。美肌ケアの選択肢の1つに加えておきたいですね!

ただし、妊娠時は肌がいつもより敏感になる場合も。自分の肌と向き合う時間をもって、そのうえで取り入れるようにしましょう。

レチノール配合のアイテム

商品画像

エリクシール ホワイト

エンリッチド リンクルホワイトクリーム L (22g)
(医薬部外品)

シワを改善する薬用有効成分・純粋レチノール*と、美白有効成分・m-トラネキサム酸**を配合した、リンクルクリーム。

詳細を見る

  • * 有効成分レチノール
  • ** トラネキサム酸

界面活性剤のことを知りたい!

有用な成分として多くの化粧品に配合されている界面活性剤。「互いに混ざらない性質のものを混ぜ合わせる」という、重要な役割を果たしています。

化粧品の基本成分である、油性成分・水性成分・粉末成分は、通常だと互いに混ざり合うことができません。
すると、期待するような効果がのぞめなかったり、使用感もイマイチに…。
界面活性剤を配合することで、これらを均一に、安定的に混ぜ合わせることが可能になります。


関連記事

ページトップへ