メイクをしても顔色が悪く見える…を解消!【くすみタイプ別ベースメイク】
2024.10.05

気になる肌のくすみ。実はくすみには3つのタイプがあり、それぞれに適したベースメイク法があるんです。「メイクをしても顔色が悪く見える…」という方、必見!自分のくすみタイプを知って、明るく透明感のある肌を目指しましょう!
タイプ1.不健康に見える青暗いくすみ

青暗いくすみの特徴は?
「うまくメイクできたぞ!」という日に「大丈夫?調子悪そうだよ」なんて言われた経験はありませんか?
それは、血行不良のせいで肌が青暗く見えている可能性が!
冷えやすい、運動不足、寝不足が続いているなど血行不良の原因はいろいろありますが、血行が滞ると毛細血管が目立ってしまい、肌印象が青暗くなってしまうのです。
また、青っぽいくまができやすいのも特徴です。
【対策法1】ピンク系下地で血色感を増し増し!
青暗いくすみが気になる人は、血色感=ピンクみをプラスするのが正解!
ピンクを足すには下地を使いましょう。
顔全体に塗り、特にくすみが気になる目まわりなどには重ね塗りすると◎。
皮膚の薄い目まわりは乾燥しやすいので、保湿力の高いタイプを選ぶといいでしょう。

おすすめピンク系下地
【対策法2】青ぐまはオレンジ系コンシーラーで補正!
青ぐまが気になる人におすすめなのが、オレンジ系のコンシーラー。
青の反対色となるオレンジは、くまの上に重ねると肌色を補正できるのです。
塗るときは、まずくまの上にオレンジ系コンシーラーを点置き。
次に、ブラシでトントンとコンシーラーをぼかし、肌となじませます。
指でなじませてもOKですが、密着度を高めて自然にカバーするにはブラシ使いがおすすめです。

おすすめコンシーラー&ブラシ
タイプ2.なんだか老けた印象に見える黄ぐすみ

黄ぐすみの特徴は?
「顔印象がどこかさえない……」という悩みがある人は、この黄ぐすみが原因かも。
年齢を重ねた肌はターンオーバーの乱れなどによって古い角層が蓄積し、黄色っぽくくすんで見えてしまうことがあります。
古い角層が溜まった肌はごわごわし、透明感も損なわれるため顔全体が老けたような印象に。
さらに、年齢を重ねるほど肌の内側にあるメラニンが表面化してくるので、色ムラの原因にもなります。
【対策法1】「下地でトーンアップ」→「高保湿ファンデでツヤ出し」がマスト!
黄ぐすみには、反対色のラベンダー系の下地が活躍。
黄色の反対色にあたるのは青紫=ラベンダー系なので、自然に肌を明るくトーンアップした仕上がりに。
血色感もプラスしたい人は、ピンクよりのラベンダーをチョイスするといいですよ。
またファンデーションは、保湿力のある、つや仕上がりタイプを選びましょう。
クッションファンデーションは、その2つを両立できるのでおすすめです。
気をつけてほしいのは、厚塗りしないこと。
くすんで見えやすい黒目の下から塗り始め、フェイスラインはパフに残ったぶんをなじませる程度にしてください。

おすすめ下地
【対策法2】口まわりのくすみはスティックコンシーラーでカバー
実は唇もくすみやすいパーツ!
唇の輪郭が縁取られたように濃くなっていたり、口角の下あたりがどんよりしていたり…。
そんな「唇ぐすみ」も、顔色を暗くしてしまう原因のひとつなんです。
唇まわりのくすみには、コンシーラーを投入しましょう。
スティックタイプなら細かい部分の色ムラにピンポイントでのせられるのでおすすめですよ。
コンシーラーをくすみ部分に直塗りしたら、指でトントンなじませましょう。
コンシーラーの範囲を広げず、唇の境目をなじませるようにするのがポイントです。

おすすめコンシーラー
タイプ3.どんよりしたグレーぐすみ

グレーぐすみの特徴は?
完璧にメイクしたはずなのに、「どこかどんよりしているなぁ」と感じる人は、ファンデーションの色が合っていないのかもしれません。
肌に対して明るすぎる色を選ぶと、白浮きしてくすんでしまうことが…。
カバーしようとしてファンデーションが厚塗りになることやお粉ののせすぎも、グレーぐすみの原因になるので要注意です。
【対策法1】肌色に近いベージュ系BBで薄く仕上げつつ肌色を補正
ベースメイクをあれこれ塗り重ねて厚塗りになりやすい人は、BBクリーム1つで薄く仕上げるテクニックを身につけましょう。
BBクリームを塗る際は、パーツによって塗布量にメリハリをつけるとカバー力とナチュラル感を両立できます。
目安は、目の下の逆三角形部分はしっかりカバー、次にTゾーン、それ以外はごく薄く。
顔全体に均一に塗るのではなくメリハリをつけて塗るだけでも、厚塗りを回避して、つやと透明感のある仕上がりになりますよ。

おすすめBBクリーム
【対策法2】お粉も厚塗り厳禁!ブラシのせで軽く仕上げて
お粉はパフではなくブラシで塗布することで、厚塗りを回避して、薄く自然に仕上げることができます。
ブラシにお粉をとったら、まずは容器の縁にコンコンとブラシを当てて余分なお粉を落としましょう。
その後、ブラシを肌に垂直に当ててトントン塗り。
ブラシを滑らせると、せっかく塗ったBBクリームがよれてしまうので、ファンデとお粉を密着させるようトントン塗るのが鉄則です。

フェイスラインはブラシに残ったお粉を軽くのせる程度でOKです。
フェイスラインにお粉をのせすぎると、その厚ぼったさから顔が大きく見えてしまうので気をつけて!
また、白やピンクのお粉も厚ぼったさの原因となることがあるので、ベージュ系のお粉を選ぶといいすよ。
おすすめお粉&ブラシ
動画でわかりやすい!「大人の透明感が増す!簡単テクニック」はこちら
教えてくれたのは…
- 資生堂
ヘアメイクアップアーティスト齋藤 有希子 -
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案を得意とし、公式インスタグラムの“見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。