プロ直伝!美肌演出ベースメイク術【今さら聞けないメイクの基本 Vol.2】
2025.03.12

「肌がキレイ」は、きっと多くの人にとってうれしいほめ言葉。スキンケアでの美肌づくりはもちろん、メイクでもそんな肌づくりを目指したいもの。いつものメイクに自信がない人も、プロの最新テクニックを知りたい人も「素肌と間違うくらい、ナチュラルな美肌のつくり方」をここでぜひ習得してください。
【STEP1】下地でお悩みカバー&ブライトアップ
素肌と間違うような美肌づくりは、最初が肝心。
下地で肌のアラをできるだけ整えておくと、ファンデーションの厚塗りが防げるからです。
下地は、気になる肌の色ムラや凹凸を自然にカモフラージュできる機能性に着目して選びましょう。
肌トーンが明るい人には、内側から発光しているかのように仕上がるインウイ ルーセントプライマーや、ハリと透明感のある肌に整えるアネッサ デイセラム Nがおすすめです。
肌色がふつう〜濃いめの人には、スキンケア効果の高いSHISEIDO フューチャーソリューション LX インフィニトリートメント プライマー、毛穴レス仕上げのマキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースNEO ヌーディーベージュがぴったり。
適量を顔全体になじませ、くすみなどでトーンダウンしやすい目のまわりに少量を追加します。
指にとったらやさしくとんとんとタップしながら塗りましょう。
ファンデーションの前に顔の中心部分を明るくしておくと、仕上がったときに自然なメリハリが生まれます。




SHISEIDO フューチャーソリューション LX
インフィニトリートメント プライマー
まるで美容液のようななめらかなテクスチャーで、くすみ・色ムラ・毛穴を瞬時に補正。

マキアージュ
ドラマティックスキンセンサーベース NEO ヌーディーベージュ
テカりやカサつきを防ぐ毛穴レス崩れ防止下地。自然になじんで明るい素肌感を演出するヌーディーベージュ。
【STEP2】美容液成分配合のファンデで薄膜のつや肌をつくる
素肌っぽい美肌を実現するために、みずみずしいつやと高いスキンケア効果を持つファンデーションを選びましょう。
年齢を重ねるほどカバー力の高さを優先したくなりますが、ナチュラルで美しい肌づくりは「下地でアラを整えて、ファンデーションは薄膜仕上げ」が鉄則です。
そんなときにぴったりの美容液のようなファンデーションが、毛穴レスとつやをもたらして薄膜に仕上がるマキアージュ エッセンスリキッド EX。
適量を指にとったら目の下におき、顔の中心から外側へとんとんとタップしながら塗り広げます。

フェイスラインは指に残ったファンデーションをすべらせる程度でOK。
顔の中心につやが出て外側へいくほど落ち着くため、自然と立体的な顔立ちに。

【STEP3】カバーしきれないお悩みに、コンシーラーをスポット投入
下地とファンデーションで整えても気になるシミやクマなどは、コンシーラーでカバーしましょう。
ただし、やり過ぎは厚ぼったい印象を招くのでご注意を。
ピンポイントのお悩みにぴたっとフィットして肌と一体化するマキアージュ ドラマティックエッセンスコンシーラー スティックを、SHISEIDO メーキャップ TSUTSU FUDE コンシーラーブラシにとります。
指で塗るよりも細かい部分にフィットさせられるので、ブラシを使ったほうが肌のアラがキレイに隠せます。
お悩み部分にブラシを当て、コンシーラーを肌におくようにタップしてカバーしましょう。

崩れにくく、保湿効果の高いローラ メルシエ リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラーもおすすめです。

マキアージュ
ドラマティックエッセンスコンシーラー スティック
高密着でよれにくく、さまざまな肌悩みをしっかりカバー。美容液成分をたっぷり配合。

SHISEIDO メーキャップ
TSUTSU FUDE コンシーラーブラシ
筆先に丸みをおびた筒型状のコンシーラーブラシ。一体感のある上質な肌に仕上げる。

ローラ メルシエ
リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー
肌をケアしながら、美しい素肌のようにナチュラルかつ悩みの見えない肌を生み出す。
【STEP4】血色チークの赤みで素肌っぽさを演出
ナチュラルで美しい素肌が持つ、あの生きいきとした赤みを実現するため、チークの色みは自然な血色感の延長にあるレッド系を選びましょう。
つやっぽく仕上げたいので、テクスチャーはクリームタイプをセレクト。
マキアージュ ドラマティックチークカラー (クリーム) RD422 ザクロソルベを指にとったら、ほおの高い位置から楕円を描くようにぼかし広げます。
顔の中心に赤みを足し、外側へいくほど淡くなるように塗ると、肌自体が染まったような仕上がりに。


マキアージュ
ドラマティックチークカラー (クリーム) RD422 ザクロソルベ
ハイライト×血色感が同時に叶う透け感発色。つけたての仕上がりが長時間持続。にじみ出たような血色感が生まれるクリアレッド。
【STEP5】テカリやすい部分のみにお粉を塗布
お粉のステップでもっとも気をつけるべきは、塗りすぎないこと。
ここまででつくったつやを損なわないよう、皮脂でテカりやすい部分だけに塗りましょう。
また、無色のルーセントタイプでつやの出るお粉を選ぶこともポイントです。
おすすめは、つや質感が美しいインウイ ルースパウダーや、透明感のある仕上がりが魅力のマキアージュ ドラマティックエッセンスヴェール ルースパウダー (レフィル) クリア CLEAR。
付属のパフに少量とり、まずはパフにもみ込むようにして表面のお粉の量を均一にします。
額や顔の中心、いわゆるTゾーンにパフをキュッキュッと軽く押しつけるようにして塗布しましょう。

小鼻はパフを折り、肌にしっかり密着させるとお粉がまんべんなくフィットします。


マキアージュ
ドラマティックエッセンスヴェール ルースパウダー (レフィル) クリア CLEAR
真珠のような透明つや肌が1日中続く、毛穴レスルースパウダー。
【完成】自然なメリハリのある素肌美人に
肌のアラはカバーしているのに厚塗りに見せないコツは、ナチュラル感とつや、そしてほおの血色。
まるで素肌がキレイな人のように見えるベースメイク術、ぜひお試しください。

教えてくれたのは
- 資生堂
ヘアメイクアップアーティスト齋藤 有希子 -
「40代からの見直しメイク」著者。わかりやすく、ほどよいトレンド感のある大人向けtipsの提案を得意とし、公式インスタグラムの”見直しメイクチャレンジ”が人気。YouTubeやライブストリーミングなど、デジタル中心に活動している。