いい男のいいこだわり

マラソン完走請負人 牧野 仁×ランニングの楽しみ

※2015年6月21日をもってプレゼントの応募受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
今回のプレゼントのひとつは、ガーミンのランニングウォッチ。フィットネスとして常に人気を誇るランニングだが、昨今は、さらにその裾野が広がっている。経験ゼロからフルマラソン完走へと導く、ランニング講師・牧野 仁さんに、ランニングの魅力とともに、はじめかたのアドバイスをうかがった。

敷居は意外に低い。ベストは、息があがらない速度

牧野 仁 インタビュー

ランニングの指導を行う牧野さんのもとには、日々多くの生徒が訪れる。その多くは40〜50代のビギナーだという。

「みなさん、始める理由はさまざま。娘が『父の60歳の記念に一緒に走りたい』とマラソン大会に応募したら、自分だけが抽選で選ばれてしまった、という経緯で訪れた男性もいます(笑)。爽快に汗をかきたい、食事を美味しく食べたい、疲れをリセットしたい、シェイプアップに……など、目的はなんでもいい。今の季節は、春に受けた健康診断の結果に反省して、始める方も多いですね。例えそれがネガティブなきっかけであっても、自ら新しいことに取り組むのは、前向きなことなんです」

ビギナーも上級者も、ランニングを継続するために欠かせないのは、マイペースを守ること。「はじめて走ると、最初からとばしてしまいがち。結果、すぐに疲れてしまう」と牧野さん。まだ自分のペースを知らないビギナーが、無理なく走るには、どうしたらいいのだろうか?

「誰かと一緒にならば、雑談しながら、一人ならば、考えごとができるスピードが目安。息はあがらないけど、少しだけキツい。そういった強度の運動が、シェイプアップに最も効率的。疲れたら、普段の歩きよりも少しだけ早い、ウォーキングに切り替える。レッスンでは、そうやって段々と距離を伸ばしていきます。すると、みなさん、『自分にもできる!』という自信を持ってくれるんですよ」

時計やシューズ、さまざまなギアを味方につけて

ランニングウォッチを使うことも、自分のペースで楽しみながら続けるための秘策。今回のプレゼントの品ならば、ピッチ数の表示がリズムをつくるのに役立つ。ほかにもさまざまな機能を搭載しており、いわば“専属トレーナー”だ。

「とくにガーミンの時計は、GPS機能が優れています。距離やタイムが表示されるだけでなく、スマートフォンにつなげば、地図上で走ったコースを確認することも可能。『遠くまで走れるようになった!』という喜びが実感できるはず。スピードから、自分の成長を知るのもうれしいですよね」

また、専用ウォッチやサングラスなど多様なランニングギアは、こんな面でも、モチベーションを高めるためにひと役買ってくれるとか。

「ランニングならコストがかからないと思っていたのに、ハマるほどにアイテムが増えていくという人は多いですね(笑)。自分にご褒美が欲しくなり、それを手に入れたら、さらに走るのが楽しみになり……と、好循環を生んでくれます」

牧野 仁 インタビュー2

2キロコース・リレーなど、すぐに挑戦できる大会も

牧野 仁 インタビュー3

ランニングの習慣は、身体はもちろん、走るために晩酌を控えめにしたり、休日以外でも外に出るようになったりと、ライフスタイルも変化させていく。だが、いつでもできるからこそ、始めにくい一面も。

「野球やゴルフなら、一緒にやる仲間がいて、日にちが決まっている。試合・コンペがあれば、それが目標になります。でもランニングは、サボりやすいですよね(笑)」

そんなときにオススメなのが、大会への出場を楽しむこと。牧野さんのスクールには、年代問わず、半年ほどの練習で、ゼロからフルマラソンを目指す人たちが通っている。フルマラソンより手軽なイベントに参加するのも、◎だ。

「ハーフや2〜10キロのマラソンなら、参加者全員が数時間で走り切ります。そのため、タイム差の大きなフルマラソンよりも、みんなでゴールの喜びを分かち合える。集団で参加する、リレーや駅伝も人気。周回コースを時間内に何周走れるかを競うリレーは、誰が何キロ走ってもOK。チームで戦略を考えるのが楽しいし、走れる距離が少なくても、参加することができますよ。

人生の節目に、『一度くらいは!』とフルマラソンに挑戦する人も、多いですね。そんなときに感動的なのは、やっぱりホノルルマラソン。時間制限がないので、大病を患った人、ともに走る老夫婦・ファミリーなど、各々の背景を持つ人たちが、大勢参加しています」

そう話しながら、「イベントに出るとなると、みなさん緊張してしまう。ダメだったら、またチャレンジすればいいだけ。もっと自由に楽しんで!」と笑う牧野さん。

「ランニングは、あくまで趣味。プロじゃないんだから、気負わずにやればいいんです。長く走れないかも、三日坊主になるかも……なんて、心配は不要。まずは、外出の必要がなくても玄関のドアを開けてみる。それを第一歩として、スタートしてみてください」

牧野 仁 インタビュー4

年を重ねるごとに着る機会の減るビビッドカラーも、ランニングウェアなら挑戦しやすい。この日の牧野さんは、全身をブルーで統一したコーディネート。「夏は日やけ予防、冬は肌の乾燥対策をして走ります。汗をかくので、ニオイにも敏感に。服のセンスも清潔感も、アップします」。

牧野 仁 インタビュー5

「ランニングコースにはぜひ、公園や土手を」とのこと。今の季節ならば、新緑を眺めながら、心地よい時間を過ごせるはず。また車に注意する必要がないので、考えごとに没頭できる。走る間は、生活から離れ、リラックスしつつも集中できる、究極のプライベートタイムだそう。

牧野 仁 インタビュー6

アイテムのなかでもシューズは、自分に合うものを見つけたい。走る距離で選んだり、搭載機能に注目したり……。ソックスも、フィット感があり靴擦れしにくい、専用のものを。「革靴しか持っていない人は、シューズを履くようになるだけで、ファッションが広がると思います」と牧野さん。

profile

牧野 仁 Hitoshi Makino

1967年生まれ、一般ランナーを完走に導く「マラソン完走請負人」。ランニングスクール「Japanマラソンクラブ」を主催。テレビ・雑誌で活躍するほか、『フルマラソンスタートBOOK』(エイ出版社)、『30代から始める男ランニング』(スタジオタッククリエイティブ)など、多数の著書を持つ、人気インストラクター。
http://www.jmcrun.com

牧野 仁
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