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京都長楽館

美術品のように、部屋と装飾を楽しんで欲しい

「長楽館」が誕生したのは、明治42(1909年)年。煙草産業で成功を収めた実業家・村井吉兵衛氏が私財を投じ、迎賓館として築いたのが始まりだ。国内外から多くの賓客が訪れる様は、鹿鳴館をしのぐと評されるほどだったという。

「レストランのある本館は、明治の時代から、ほとんど改装せずに使われている建物です。当時から『近代建築の象徴的存在』と呼ばれ、高い評価を得ていたとか。現在は、建物と30点以上の調度品が、京都市指定有形文化財になっています。お客さまの多くは、やはり、館の美しさを見に来たとおっしゃいますね。フランス・ロココ調、イギリス・ヴィクトリア調、イスラム調……と、部屋ごとに異なる建築様式が用いられているので、部屋を見て回られる方も多いですよ。天井や窓枠の華麗なレリーフ、メープル社製の重厚な木製の調度品も、美術品として楽しめると思います。
本館のうち10室はカフェとして、1室はフレンチレストラン『ル シェーヌ』として使っています。カフェでは部屋を選んで利用して頂くことができるので、ご自身の心地いい空間を見つけて、素敵な時間を過ごしてください。また、11月頃から5ヶ月間ほどは、各部屋にある暖炉に火が入ります。薪の燃える音と香りを楽しみ、部屋を眺めて過ごすのも、贅沢な時間の使い方だと思いますよ」。

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100年前と変わらぬ窓からの景色も、魅力のひとつ

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「長楽館」があるのは、JR京都駅から車で約15分の東山地区。隣接する円山公園はもちろん、平安神宮、知恩院、八坂神社、南禅寺、哲学の道など、さまざまな観光スポットにアクセスがいいのも、魅力のひとつだ。そして、館内から望む景色は、まさに絶景。

「ここは、東山のなかでも高い場所なんです。窓からの眺めを楽しみにいらっしゃる方も多いですね。本館の2階、ホテルの各部屋からは、隣接する円山公園の自然を眺めることができますし、夏には送り火をご覧いただく事もできます。ここからの景色は、ほとんど100年前と変わらないと言われているんですよ。近くを散策するのであれば、個人的には、歩いて5分ほどの高台寺がおすすめです。夜間特別拝観があるときには、ディナーの後に出掛ける方も。敷地内の池に景色が写り込んで、とても幻想的なんですよ」。

クラシックなフレンチとワインで、極上のひとときを

オーベルジュスタイルのホテルであるからには、注目したいのが、料理とワインだ。「長楽館」自慢のレストラン「ル シェーヌ」のフレンチディナーは、京都らしさを出しつつも、伝統的な味わいを大切にしているという。

「食材には、京都で採れた無農薬の野菜をふんだんに。盛りつけは、京懐石のように多くの種類を少しずつ、目でも味わえるように。それでいて、味つけはクラシックに。最近では、薄味のフレンチも多いようですが、ワインとの相性を考えると、フレンチらしさを大切にした方が、美味しく召し上がって頂くことができるんです。ソムリエとして、お客さまそれぞれに合わせた、料理とワインのマリアージュをご提案できればと思っています。

『長楽館』を訪れた際には、美味しいフレンチとワインを楽しみながら、美しい空間のなかで、優雅な時間を過ごして頂きたい。そう願っています」。

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こちらの部屋は、カフェで利用することができる「貴婦人の間」。「2階にあるこの部屋からは、円山公園がよく見えます。しだれ桜の名所として知られる公園なので、春の景色を見に訪れるお客さまも多いですね。秋の紅葉も、とても美しいんですよ」と佐橋さん。

ソムリエとしてワインを愛する佐橋さんは、「ワインは生きている」と感じているそう。「ワインの味は、時間とともに変わっていきます。そのときどきの味わいがあるのは、まるで人生のよう。だからこそ、大切な日、大切な人とのひとときに、ぴったりの飲み物なんです」。

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シェフソムリエ 佐橋由浩

Profile
シェフソムリエ 佐橋由浩  Yoshihiro Sahashi
日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ。長楽館でシェフソムリエとして、また、長楽館サービス部総括支配人として従事。

長楽館
京都市東山区祇園円山公園
TEL:075-561-0001
 http://www.chourakukan.co.jp/

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