皮ふ科医に聞く ミニ知識
乾燥やシミ・そばかす、ニキビあと… 肌に関するお悩みはさまざま。気になる紫外線や、アンチエイジング対策など、ふだんの生活でできるスキンケアや肌トラブルへの心がまえについて、第一線でご活躍中の皮ふ科の先生にお聞きしました。

お答えします!ニキビの疑問

ニキビあとがポツポツ赤く残ってしまった! 薄くすることはできないのでしょうか?

一度できたニキビあとを薄くするには、根気よくお手入れを続けるしかありません。刺激の少ないスキンケアで、肌にうるおいをたっぷり与え、新陳代謝を促してあげれば次第に薄くなっていくはずです。ただし、気をつけたいのが紫外線! ニキビのあとは色素沈着しやすいので、外出時には日焼け止めをきちんと塗るようにしましょう。
でも、一番大切なのはニキビあとを残さないこと! ニキビができたら、肌に負担の少ないファンデーションを選び、できるだけ触れないようにしてください。また、炎症がある場合は皮ふ科医へご相談することをおすすめします。

胸や背中にもできるニキビ。入浴時にあまり洗いすぎてもいけないといいますが、どういうお手入れをすればいいでしょうか?

体の中でも、特に胸の中央や背中は皮脂腺が多く、ニキビができやすい部分です。ニキビを防ぐためには、とにかく肌を清潔に保つことが大事。ニキビが腫れているなど、こすらない方がいい場合は、熱めのシャワーをかけるだけでも皮脂はだいぶ落ちると思います。そして、その後は顔のお手入れと一緒に顔用のニキビケア用化粧水を胸や背中など、ニキビが気になる部分につけてください。また、夜の入浴時には、ゆっくりとお湯につかり、湯気にあたりながら毛穴を広げて、汗と一緒に皮脂と汚れを流しましょう。バス用品もちょっぴりぜいたくですが、肌にやさしいものを使い、敏感肌用の石けんでていねいに洗うといいです。でも、ニキビが化膿していたら絶対にこすってはいけません。たくさんできてしまったら、皮ふ科へ行くことをおすすめします。

教えてくださったのは
お答えします!ニキビの疑問|大阪府 八尾市 のだ皮ふ科 院長 野田 剛弘 先生

大阪府 八尾市

のだ皮ふ科 院長 野田 剛弘 先生

わかりやすいていねいな指導が評判。幅広い年代の皮ふ疾患の診察、診療をおこなっています。誰もが気軽で的確な治療を受けられるよう、近隣の医療機関と連携を取りながら地域に根ざした開かれたクリニックであるほか、難治性皮ふ科疾患に対して東洋医学的な手法を現代医学に積極的に取り入れることにも力を入れています。

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