白髪の原因

白髪の直接の原因はメラノサイト(メラニン色素をつくりだす細胞)の老化。加齢などの要因がどのようにメラノサイトの老化をおこさせるのか。詳細メカニズムは明らかになっていません。
■加齢
男性では30歳前後から自然な老化現象としてはじまりますが、個人差が非常にあります。
■遺伝的要因
若白髪の人は10〜20代で、出はじめます。
先天的な色素形成能力が影響しているといわれます。
■精神的ストレス、その他
過度のストレス、栄養不足、薬の副作用や代謝障害などによって白髪が増えるといわれます。
白髪とは
毛髪の色を決定しているのはメラニン色素です。毛球内の色素形成細胞(メラノサイト)は、大部分が毛球部の毛乳頭の周囲に存在し、まわりの毛母細胞へメラニン色素を受け渡して毛髪に色を与えています。なんらかの原因でメラニン色素がつくられなくなると、髪は色を失い、光を反射して白く見えるようになります。これが白髪です。

白髪のパターン
- 成長期途中から突然白髪になって伸び続けます。
毛球部の中の色素形成細胞が突然死んでしまった結果、または、突然活動を休止した結果起こると考えられています。 - 成長期の途中から徐々に白くなりながら伸び続けます。
毛球部にある色素形成細胞が加齢などにより、長い月日をかけて徐々に活力を失っていく結果と考えられ、最終的に毛根の色素形成細胞が全て死んでしまう場合もあります。 - 新しく生え変わってきた毛から白髪として伸び続けます。
白髪の多くがこのパターンです。生え変わり時に、加齢などの原因で弱った色素形成細胞は毛球から失われる結果起こると考えられます。