顔立ちが変わり、これまでのメイクが似合わなくなってきたと感じる大人のためのアイメイク見直し塾。第2回は、目まわりはもちろん、顔全体のリフトアップまで叶う「眉メイク」をレクチャー。自分らしさが引き立つ“上昇眉”で、印象をキュッと引き上げて!
年齢を重ねるにつれてまぶたは重くなってきて、40代では目尻側から少しずつ覆い被さってきます。
すると、上まぶたの面積が広がり、なんだか間延びしたような顔立ちに。
さらに、40代は若い頃に“細眉”を通ってきた世代。
その名残で、眉がまばらになっていたり、眉尻だけ生えてこない…という人も。
地眉が薄くなると、さみしげに見えたり貧相に見えたりするので、きちんと描く習慣をつけましょう。
40代以降は、まぶただけではなく、ほうれい線や口角など、顔の中で「下がるライン」が増えてくるのが現実。
若い頃と同じような平行眉だと、それを助長してしまう可能性が。
だからこそ、40代からは「下がるライン」をリフトアップさせる「上昇ライン」を意識した眉づくりが大切。
眉は、顔の中でいちばん太いラインです。
斜めに上昇した美眉は「下がるライン」を自然にカモフラージュして、顔立ちまで一気に引き上げてくれますよ!
顔立ちに変化が生まれるのと同様に、眉メイクも年齢とともに調整していくことがとても大切。
40代からが目指すべきは、ほんのり上昇感のあるナチュラルな太さの写真左の眉。
元の眉の形を活かしているので、若々しさがありながらも、あくまでも自然な仕上がりです。
写真右のNG眉は、色が明るすぎて浮いている印象。
さらに眉山を感じないうえに、ストレート気味で眉尻が下がって見えています。
これだと、リフトアップした印象に見えるどころか、目もとの輪郭までぼんやりすることに!
目尻が下がってまぶたの面積が広がりつつある大人は、眉にある程度の太さが必要。
間延びしたスペースのバランスをとって、表情までイキイキと見せてくれます。
目安としては、眉頭の太さを基準に。
眉頭から眉山までが、だいたい同じような太さになるように描いてみましょう。
細眉は、顔を貧相&さみしげに見せてしまうので、大人は厳禁です!
たるみなど顔全体の「下がるライン」をさりげなく引き上げてくれるのが、ゆるやかな上昇ライン。
大人の眉メイクは、眉山を意識して描くのが前提です。
眉山の位置は、白目の終わりの真上ぐらい。
高さは、眉頭よりもほんの少し高い位置が理想です。
眉山をはっきり作ると古くさいイメージになるので、注意してくださいね。
40代からは眉尻を眉頭より下げないことも大切。
ここを意識すると、正面から見られたときはもちろん、横顔までもがキュッと引き上がって見えます。
そして、眉尻の描き終わりは細くスッと、自然に消えるように。
この繊細さが凛とした品格をもたらし、お疲れ印象を払拭してくれる決め手に。
日本人は地眉がグレーの人が多いので、似たようなグレーやダークブラウンをセレクトするのが正解。
地眉がふさふさと、しっかりしているように見えて、顔立ちまでフレッシュに。
40代からは、髪色が明るい人も、眉は髪より少し暗めの色を選ぶのがセオリー。
特に地眉が薄い人は、明るい色で描くと地眉との色のコントラストが目立つので要注意です!
マキアージュ
眉尻までスッキリ描けて、美しい仕上がりが持続。太くも細くも思いのままに仕上がる「木の葉」型の芯。
グレイシィ
上質で自然なふんわり眉が1日中続く、ペンシルチップタイプ。汗や水、皮脂にも強い。
マキアージュ
眉やノーズシャドウまで完成するアイシャドウ。これ1つで統一感のあるアイゾーンに。
もともと眉がしっかりしていて濃い人は、眉マスカラを投入するのもおすすめ。
グレーで描いてから眉マスカラでニュアンスをつけると、眉毛がやわらかく見えてツヤも生まれます。
お好みでトライしてみてくださいね。
SHISEIDO メーキャップ
色が溶け込むようにキレイに発色。眉毛を固めることなく、質感のやわらかな立体眉が叶う。