エアゾール製品を安全に正しくお使いいただくために

エアゾール製品の多くは、高圧ガスを使用した可燃性の製品です。取扱いを誤ると引火や爆発事故を引き起こすおそれがあり、大変危険です。安全にお使いいただくために、下記の点に注意して正しくお使いください。

  1. 1. 製品に表示された使用目的以外の使い方は絶対にしないでください。破裂・爆発・誤吸引に繋がり身体に危険を及ぼす恐れがあります。
  2. 2. 製品の特性により、使用前に「振るもの」「振らないもの」、また「上向き使用」「下向き使用」のものがあります。誤った使い方をすると最後まで使えなくなります。製品の表示をよく読み使用方法の通りにお使いください。
  1. 火気・高温にご注意
  2. 保管及び取り扱いのご注意
  3. 最後まで気持ちよくお使いいただくために 「出ない」「泡にならない」
  4. 廃棄についてのご注意
  5. その他のご注意

火気・高温にご注意

  • 可燃性や引火性のある高圧ガスを使用しているものが多いので、火気に向けてのご使用や火気の近くでのご使用は絶対におやめください。引火や破裂・爆発の危険があります。
  • 火気を使用している室内で大量に使わないでください。
  • 使用中・使用直後は、タバコなどの火気にも十分に注意してください。
  • ファンヒーターなどの暖房器具を使用中の室内でも使わないでください。

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保管及び取り扱いのご注意

長期保管・多湿 厳禁!

鏡台や押入れなど、長期の置き忘れに注意してください!

  • 缶がさびると破裂の原因になりますので、長期保管したり、湿気の多いところに置いたりしないでください。思わぬ事故につながる恐れがあります。使用していない、 エアゾール製品は長期保管せず、すぐに廃棄しましょう。

  • 高温になると破裂の危険があるため、 直射日光のあたるところやストーブ・ファンヒーター・コンロ・レンジなど火気の近くには絶対におかないでください。また、車中なども日があたると高温になりますので、車中には絶対におかないでください。
  • カバンなどに入れて持ち運ぶ際は、キャップが取れて噴射ボタンが押され作動しないよう十分に注意してください。
  • 乳幼児や認知症の方の手の届かないところにおいてください。

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最後まで気持ちよくお使いいただくために 「出ない」「泡にならない」

エアゾール製品を使用していたら、「使用途中から、中味が出なくなった」 「泡にならない」というご相談をいただくことがあります。
エアゾール製品は、製品の特性により、使用前に「振るもの」「振らないもの」、また「上向き使用」「下向き使用」のものがあります。誤った使い方をすると最後まで使えなくなることがありますので、ご注意ください。
製品の表示をよく読んでいただき使用方法の通りにお使いください。
エアゾール製品は、「粉末入りスプレータイプ」・「ムースタイプ」・「スプレータイプ」に大きく3つに分かれます。

確認したい製品と同じイラストをクリックすると、詳細情報を確認できます。

お手元の製品 粉末入り
スプレー
ムース
(下向き使用)
ムース
(上向き使用)
スプレー
(窒素ガス以外)
スプレー
(窒素ガス)
振り方 横に強く振る よく振る よく振る 振らなくても
使用可
振ってはいけない
使用向き 全方向 下向き 上向き 上向き 上向き

製品の表示

ご使用の際は、必ず製品に表記しているイラストの通りにご使用ください。
イラストの通りにご使用いただくことで、最後まで気持ちよくお使いいただくことができます。

制汗剤スプレー:「毎回、横にして左右に強く4~5回振る」と表示あり

制汗剤スプレーのエアゾール製品の中は、「粉末」と「液体(中味+ガス)」が入っています。
よく振ることで、粉末がしっかり均一に混ざった状態でスプレーできます。
よく振らずに、使用すると底にたまっている粉末がきちんと分散されないため、粉末だけが吸い上がり、ボタン部分に詰まり、中味が出なくなります。

使用時は、毎回、缶を横にして左右に強く4~5回振り、底にたまった粉末をしっかりと分散させてください。
横に振ると粉末は混ざりやすくなります。

粉末をしっかりと分散させてからしっかりとボタンを下まで押すことで、ボタン部分に粉末が詰まることなく、最後まで気持ちよく使用できます。

最後まで気持ちよくお使いいただくための「振り方」と
容器中の粉末の様子が動画でご覧いただけます。

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ムースタイプ(下向き使用):「よく振って下向きで使用」と表示あり

ムースタイプのエアゾール製品の中は、中味が図のように分かれた状態になっています。
中味を吸い上げるディップチューブがないため、よく振って中味をガスと混ぜることで、空気を含んだ細かい泡状のムースができます。上向きで使用するとガスだけが先に出て、中味が残ってしまいます。
よく振ることで中味が均一に混ざります。
よく振り中味が混ざった状態で、下向きに使用すると、細かい泡になります。
よく振り中味を混ぜても、上向きで使用すると、中味よりガスが多く出てしまい、液状の中味が出たり、最後まで使えない場合があります。

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ムースタイプ(上向き使用):「よく振って上向きで使用」と表示あり

ムースタイプのエアゾール製品の中は、中味が分かれた状態になっています。
図のように、ノズルの下には、ディップチューブが容器の底部までのびていて中味を吸い上げます。
よく振って混ぜることで、細かい泡状のムースができます。
よく振らないまま使用すると、均一な中味を出すことができず、本来の特長ある泡になりません。
よく振り、中味が均一に混ざった状態で上向きに使用すると、きれいな泡が出ます。

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スプレータイプ:「振らずにそのまま上向きに使用」と表示あり

スプレータイプのエアゾール製品の中は、均一な「中味(液体+ガス)」と押し出すための「ガス」が入っています。
ボタン部分の下には、ディップチューブが容器の底部までのびていて中味を吸い上げます。
上向きで使用することで、細かい霧状のスプレーになり、最後まで使用することができます。
下向きで使用すると、ガスだけが先に出てしまい、あとから使用できなくなる場合があります。

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窒素ガス使用のスプレータイプ:「振らずに使用する」と表示あり *窒素ガス製品の1例です

窒素ガス使用のスプレータイプのエアゾール製品の中は、「窒素ガス」と「中味」が入っています。
ボタンから、中味だけを吸い上げる機能のあるおもり付きチューブが、容器の底部近くまで届いて中味を吸い上げています。
ボタンを押すと窒素ガスの圧力で中味が押され細かな霧状で出ます。
振らずに、ボタンを押すことにより、缶の上部の窒素ガスの圧力で中味だけがチューブの中に押し上げられスプレーすることができます。
誤って缶を振ってしまうと、上部にあった窒素ガスが中味と混ざり、ガスが取込み口に入り込みます。
また、場合によってはおもり付きチューブがからんでしまいます。

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廃棄についてのご注意

  • エアゾール製品は必ず中味を使い切ってから廃棄してください。中味が残ったまま廃棄するとゴミ回収時、廃棄物処理設備の作業中に引火して、火災・爆発事故の原因となりますので大変危険です。
  • 中味の残ったエアゾール製品を廃棄する場合は、必ず風通しが良く、広い、火気のない屋外で、シューと音がしなくなるまで噴射ボタンを押し続け、中味を出し切ってから廃棄してください。また、「残ガス排出機構」の装置がある製品の場合には、「残ガス排出機構」をご利用ください。台所のシンクの中や浴室など室内での残ガス排出行為は絶対におやめください。
  • 引火・爆発事故を起こすことがありますので、中味の残っているエアゾール製品に穴をあけることはおやめください。

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その他のご注意

  • ご使用になる際は、中味の出る方向をよく確かめて、吸い込まないようにしてください。大量に吸い込むと気分が悪くなることがあります。
  • LPGを使用している製品につきましては、顔への直接使用をお控えください。
  • 使い切ったエアゾール缶とプラスチックは各市町村の指示に従い、分別してゴミに出してください。
  • 資生堂のエアゾール製品が噴霧できない、最後まで中味が使えないなどの場合は、お客さま窓口0120-81-4710までお問合せください。

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