ニキビに黒ずみ…春夏の肌荒れは毛穴から始まりやすい
気温が上昇し、日差しも強くなる春夏。夏には紫外線量がピークを迎え、汗によるべたつきや、紫外線による日焼け、シミ・ソバカス、肌色の変化などを感じやすい季節です。
また、暑さから皮脂分泌が増えるため毛穴詰まりや黒ずみ、きめの乱れなど、毛穴が気になるという人も多いはず。なかでも毛穴詰まりは、肌のターンオーバーがうまくいっておらず炎症を引き起こしたり、毛穴に詰まった皮脂が酸化してニキビができたりと肌荒れの原因にもなります。
皮脂トラブルを防ぐために意識すべき
3つのこと

春夏の肌荒れの原因になりやすい皮脂。しかしそれは、あくまで過剰に分泌した場合のお話。皮脂は外界から異物が侵入するのを防いだり、肌からの水分蒸散を抑制したりする役割があり、私たちの肌にとって必要不可欠な存在なので、適量であれば肌への悪影響はほとんどないのです。そこでここでは、皮脂と上手に付き合う方法をご紹介します。
清潔に保つこと
皮脂による肌トラブルを防ぐために最も重要なことは、肌を清潔に保つこと。日中は過剰な皮脂のみをティッシュなどで押さえて除去しましょう。あぶらとり紙を頻繁に使って皮脂を取り除いたりするのはNG。刺激になるうえ、逆に乾燥して肌が皮脂をさらに出そうとしてしまいます。
必要十分な水分と油分を保つこと
肌のベタつきが気になるからといってスキンケアを省略すると、過剰な皮脂分泌に繋がり、化粧崩れしやすくなってしまいます。適切なスキンケアは皮脂と水分のバランスを保つために必要です。ベタつきが気になる時は、さっぱりタイプの化粧水を使う、オイリー肌用やニキビ肌用の製品を使用するなどして工夫すると良いでしょう。
物理的刺激を与えないこと
メイクアップは毛穴を塞ぐので薄付きにし、帰宅後はすぐに落としましょう。皮脂を取り除こうと何度も洗顔したり、ゴシゴシ肌を擦ったりすると肌のバリア機能が低下し、肌荒れを引き起こす原因に。洗顔後は一時的にスッキリしますが、皮脂の分泌は逆に活発になってしまいます。また、紫外線も肌にダメージを与えるため、日焼け止めを塗ってしっかり紫外線対策を行いましょう。
キュッと引き締まった毛穴を作るための
スキンケアのコツ

毛穴ケアの基本は洗顔。しっかりと泡立てた泡で丁寧に優しく汚れを浮かせて落とすという基本の洗顔方法を朝晩きちんと行うことで、毛穴が詰まりにくい肌になります。より毛穴汚れにアプローチしたい時は、洗顔前に蒸しタオルなどで顔を温めると肌が柔らかくなり、毛穴も開くので毛穴汚れが取れやすくなりますよ。
さらに、スペシャルケアとしておすすめなのが、蒸しタオルを当てる前に、クレンジング剤や乳液などを塗っておく方法。クレンジング効果と保湿効果が高まるので、ぜひ週に1~2回ほどを目安に取り入れてみてください。
毛穴に詰まった皮脂を放っておくと、
皮脂が酸化してニキビなど肌荒れの原因に!
皮脂バランスを適切に保つためにも、
正しい毛穴ケアを取り入れて汗ばむ季節も
ツルスベ肌を目指しましょう!