1000の真実

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1000の真実

アトピー・アレルギーを知る

悩めるみんなの本音がわかる
1000人の体験談
<前編>調査からわかった悩みの実態

かゆみを伴う慢性的な肌トラブルを抱える人は、決して少なくありません。「1000の真実」プロジェクト※1では、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などの症状を持つ全国の男女1000人にアンケート調査※2を行いました。前編は調査からわかった悩みの実態について詳しく紹介します。

※1 敏感肌1000人の真実の声からお役立ち情報を発信していくプロジェクト

※2 調査概要
アトピー性皮膚炎またはアレルギー性皮膚炎の疾患を持つ20代~60代までの男女1000人を対象にインターネットで調査を実施。
調査期間は2019年8月16日(金)~18日(日)

男女ともに若年世代の悩みが深く、男性がより切実
情報が多すぎて、正しい情報にたどり着けない実態も明らかに

アトピー性皮膚炎では実に74%、アレルギー性皮膚炎で65.7%の人が、肌トラブルについて悩み、気にしていることが分かりました。しかも、その人たちの半数以上が「5年以上」という長い期間、悩んでいました。症状がいったん治まっても、またぶり返し、治りにくいことがこれらの病気の特徴とされますが、本調査でも、長期にわたって悩んでいる人が多いことが改めて浮き彫りになりました。

特に深刻に悩んでいるのは男女ともに若い世代。薬以外の対処法についての正しい情報にたどり着けていない実態も明らかになりました。特に男性は日常生活などのセルフケア情報が不足しているようです。

慢性的な肌トラブルを特に悩みと感じているのは
20代、30代の若い世代

アトピー性皮膚炎に悩む74%のうち、「とても悩んでいる」と答えた人は28.3%。特に、20代女性(32.3%)、30代女性(31.7%)、男性20代(38.9%)で、悩みが深いことが分かりました。アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が全身、または部分的には発生する病気です。良くなったり悪くなったりを繰り返して治りにくいのが特徴で、体質的な要因に、ストレスなどの環境的な要因が重なって発症するといわれます。

外から見てわかる部位に赤みやかさつき、皮むけなどの肌の変化が起きやすいため、より外見を気にする若い世代にとって深い悩みになっているようです。
アレルギー性皮膚炎でも、その傾向は同じでした。アレルギー性皮膚炎は接触皮膚炎ともいい、金属や植物、紫外線、化粧品、花粉やハウスダストなど、アレルギーを引き起こす物質に接触することで「かぶれ」を引き起こす病気。かゆみや赤み、水ぶくれなどの症状が典型的です。
アンケートでは悩んでいると答えた65.7%のうち、「とても悩んでいる」人は全体で22.5%でしたが、20代女性に限ると37.9%が「とても悩んでいる」と回答。アトピー性皮膚炎もアレルギー性皮膚炎も、20代、30代という若い世代にとって、特に深刻な悩み事であることがわかります(グラフA参照)。

アレルギー性皮膚炎でも、その傾向は同じでした。アレルギー性皮膚炎は接触皮膚炎ともいい、金属や植物、紫外線、化粧品、花粉やハウスダストなど、アレルギーを引き起こす物質に接触することで「かぶれ」を引き起こす病気。かゆみや赤み、水ぶくれなどの症状が典型的です。
アンケートでは悩んでいると答えた65.7%のうち、「とても悩んでいる」人は全体で22.5%でしたが、20代女性に限ると37.9%が「とても悩んでいる」と回答。アトピー性皮膚炎もアレルギー性皮膚炎も、20代、30代という若い世代にとって、特に深刻な悩み事であることがわかります(グラフA参照)。


グラフA

5年以上悩む人が8割に達するアトピー性皮膚炎。
治っても再発を繰り返すのがつらい

では、どのくらいの期間、悩んでいる人が多いのでしょう。
アトピー性皮膚炎では「5年以上」の人が、なんと78.6%おり、「1年以上」の人まで含めると86.7%に上りました。罹患すると、大半の人が年単位で肌のトラブルに悩まされていることがわかります。
対して、アレルギー性皮膚炎はやや短めな人も多いですが、それでも「5年以上」という人が59.3%おり、「1年以上」の人は76.9%でした。
悩みに関する自由回答でも「気温が30℃を超えると発症し、下がると消失するというのが50年ほど続いている」(60代男性)、「アトピーは根治しない病気なので悲しい」(30代女性)など、悩みの切実さが伝わってくる声が多く見られました(グラフB参照)。


グラフB

具体的な悩みのトップは、「1度治ってもまた再発を繰り返していること」(88.8%)です。さらに、「皮膚科の処方を受けていったん治っても、よい状態が続かないこと」と答えた人が75.1%いました。自由回答でも、「良くなったと思ってもストレスや外的要因でまたひどくなってしまうのを繰り返している」(20代男性)など、すっきりと治らないことが悩みを深くしていることが分かります。


グラフC

対処法が分からず困っている人も多くいました。「何をつければよいか分からない」(75.7%)、「薬をいつまで使い続ければよいかわからない」(74.5%)と、薬の使用についての困りごとが上位を占めています。「薬を塗らないと症状が治まらないので手放せない」(30代女性)や「病院の薬はよく効くけれど、効果がきれたとき、さらにひどい症状になることが多い。薬に頼らず体質改善したい」(20代女性)などの声からは、薬とは縁を切りたいのに切れないという患者さんの現実が。
肌に関する情報は巷にあふれていますが、「情報が多くて、信頼できる情報の取捨選択が難しい」(69.6%)という現状が浮かび上がります。多くの患者さんが正しい情報にたどり着きたいと求めているのです(グラフC参照)

7割が「かゆみ」を感じたことを機に病気を自覚。
症状の悪化がQOL (生活の質)を低下させる

実際の悩み事を生の声から拾ってみましょう。
「常にからだのどこかが痒かったり、カサブタ痕がずっとあったりするのがとてもイヤ」(30代女性)「かゆみが強いときは薬を塗っていても、寝ている間にかいたりして血がでてしまう」(40代女性)「かゆみが常にあり、かきむしってしまうので血が出ることもある。衣服に血がついて汚れてしまう」(40代男性)という声からは、かゆみとの壮絶な戦いがうかがえます。 

また、「両頬に症状がでるので見た目にも肌の状態が悪いのが明らかになるので困る」(40代女性)「まぶたに症状が出て乾燥、かゆみ、赤みで化粧水もヒリヒリする。外出時は化粧品を塗ることも外出時は化粧品を塗ることも難しい」(30代女性)、と見た目の変化に心を痛め、「汗でひどくなる」(40代女性)など、季節の変化などにも影響を受けて暮らしている様子がわかります。
アレルギー性皮膚炎では、「とにかく敏感で、ハウスダストから始まり、疲れたらどんな状況でも皮膚が痒くなる。買い物かごや買い物袋を直接腕にかけると皮膚がみみず腫れのようになってしまう」(40代女性)、「眼が痒くて、かくと腫れて目が変形する。丸一日、もとに戻らないこともあり、外出時に非常に困る」(30代女性)、「痒くてかきむしってしまい肌が荒れる。友人や家族に皮膚を心配されるのが恥ずかしい。痒くてよく眠れない。化粧がうまくのらない」(20代女性)など、皮膚の疾患が気分を落ち込ませ、QOL(生活の質)を低下させる要因になっています。
かゆいからかきむしる→それによってさらに肌の状態が悪化する→気分も落ち込む、といった悪循環に陥り、悩みが深まっているようです。


グラフD

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