出張！アデノゲン、第1回目の訪問先は最先端マーケティングテクノロジーカンパニーのFreakOutさん。Yahoo!JAPANやGoogleといった企業の出身者を中心に、2010年に創業。日本ではじめてDSP/RTB（デマンドサイドプラットフォーム/リアルタイムビッディング）を本格的に事業化した企業です。社長室の井野口さんによると、「これは、あらゆる広告枠と繋がり、オンラインで広告が表示される瞬間に、リアルタイムに入札形式で広告枠の買い付けをする仕組みです。性別や年齢、趣味趣向の異なるさまざまな属性のユーザーに対して、それぞれに最適な広告を出し分ける。つまり、マーケターと生活者のコミュニケーションを最適化するのが私たちの仕事です」。そんなFreakOutさんは、いままさに第二創業期にあたる時期で、オンラインとオフラインをつなぐマーケティングソリューションの提供など、DSP専業から総合マーケティングテクノロジー企業への発展を目指しているんです！……と、何やら話が専門的になってしまいましたが、とにかく切れ者揃いで、起業からわずか3年9ヶ月でマザーズ上場、ニューヨークやシンガポールにも子会社を設立するなどの急成長を見せている、いま注目の企業なんです！
そんなFreakOutさんの企業理念は「Give People Work That Requires A Person.（人に人らしい仕事を）」。テクノロジーによりさまざまな業務を自動化・効率化することはもちろん、それによって新たに生まれた時間を、自動化できないよりクリエイティブな「人間らしい仕事」に当て、創造的な社会をつくっていきたいという思いが込められているそうです。うーん、すばらしい。ぜひ、今回の体験者さんには、アデノゲンを使って髪の悩みをかいしょうし忘れて、さらにイキイキとクリエイティブなお仕事に取り組んでもらいたいですね！

早速オフィスを訪ねると、真っ黒なエレベーターホールに浮かび上がる「FreakOut」のロゴ。中へ入ると、まるで体育館のような広々としたスペースにバスケットコートやビリヤード台、バーカウンターにコンテナといった、およそオフィスとは思えない設備の数々が！ 井野口さん、一体ここは…？「このスペースでは、毎月の歓迎会や納会などを行います。それ以外にも、勉強会やイベントなど、さまざまなコミュニケーションの場として活用しています」とのこと。コンテナに見えたものは、なんと会議室でした。

実に斬新なこちらのオフィス、コンセプトは「野外フェス」。え？ 野外フェス？ 時代の最先端を行く企業はオフィスの考え方から違う！ 3つあるフロアにはそれぞれテーマが設定されていて、総合受付のあるフロアのテーマは「ストリートフェス」。だからバスケットコートやコンテナがあるのね！ エンジニアや営業の方がいるフロアは「海フェス」で、フロア中央にプールが！ 営業・管理部門の方がいるフロアは「森フェス」で、あちこちに生えている木にギターがぶら下がっている！ 自由で新しい発想を大切にするFreakOutらしさがビシビシと伝わって来るオフィスです。

「こんなオフィスで働けたら楽しいだろうな」と思っていたらFreakOutのユニークさは、まだまだあるとか。なんと、オフィス内にあるドリンクの自動販売機はすべて無料！ また、仕事中に小腹が空いた時にうれしいお菓子コーナーも設けられており、こちらももちろん無料！ さらに、社員同士の交流を深めて欲しいという思いから、社員2名以上でランチに行く場合はランチ代を会社が負担してくれる、なんとも太っ腹な制度まで！

気分転換にバスケやビリヤードができ、仕事終わりにはバーでお酒も楽しめ、ドリンク・お菓子は食べ放題な上、ランチ代も出してくれるなんて…。社員にとって、至れり尽くせりな夢のような職場だけど、どうしてそこまでするの？「FreakOutの社員は、愉しげにストイックな人ばかりなんです。こうした制度は、贅沢三昧のように聞こえるかもしれませんが、実際社内はイージーモードとは真逆です。まだまだ新しい領域へ開拓中のベンチャー企業ですから、社員も経営陣も仕事に対して最高にストイック。そうした気概に対して、最大限に力を出せるような環境を整えているんです」と井野口さん。なるほどなぁ。会社が社員にできる限りのことをしてくれるから、社員もきちんと応えようと思う。こうした好循環の中で新たなアイデアが生まれて、会社をどんどん成長させていく。シンプルな考え方だけど、実際にそれに取り組んで、成功させてしまうのが、FreakOutさんのすごさなのかもしれないですね。