ファンデーションを最後まで気持ちよくお使いいただくために

パウダーファンデーションで、
よくあるお問合せ

「パウダーファンデーションの表面に細かいブツブツができました」「ファンデーションの表面の一部が固くなり、スポンジにつきにくくなりました」「ファンデーションの仕上がりがスジになる」といったご相談をいただくことがあります。
「ケーキング」とよばれる現象が考えられます。

ケーキングの状態


点々・ブツブツした固まり


線のように見える固まり


図形のような固まり



面のような固まり

「ケーキング」と呼ばれるこの現象は、プレスドタイプの粉おしろいやアイシャドウ、ほお紅などでも同様におきます。

ケーキングの原因

大きく、2つの原因に分けられます。

① 油分や汗、皮脂などの汚れ、使用前の肌状態・化粧品がなじんでいない場合

油分や汗、皮脂などの汚れ、肌になじみきっていない化粧品がついたままのスポンジを使用していると、汚れなどがファンデーションに付着し、表面が固くなることがあります。

② 保湿成分や肌への密着性を高める成分どうしがくっつき合った場合

ファンデーションに保湿成分や肌への密着性を高める成分などが配合されており、まれにスポンジでファンデーションをとるときに、同じ場所を何度もこすると粉末と粉末がくっつき、粒や固まりができることがあります。

ケーキングを防ぐために①
スポンジの使い方

パウダーファンデーションやスポンジを、最後まで気持ちよくお使いいただくために、下記の点にご留意ください。

プロテクター(日中用美容液、日やけ止めなど)や化粧下地を、よくなじませてから使用する

ご使用時の留意点

ファンデーションをつける前には、プロテクター(日中用美容液、日やけ止めなど)や化粧下地を十分に肌になじませ、その後ファンデーションをお使いください。スポンジはこまめに洗い、よく乾かして清潔にして使うように心がけましょう。


スポンジのきれいな面を使うようにすると
ケーキングを防ぐことができます

ファンデーション表面を均一な力でやさしくそっととる

ご使用時の留意点

スポンジでファンデーションをとるときは、清潔なスポンジで、表面を均一にそっとなでるように、優しいタッチでとることが大切です。

ファンデーションの表面を均一な力で、表面をやさしくなでるようにスポンジの1/2の面積に、一定方向にとります。

一部分だけに力が加わると粉末どうしが、くっついてその部分のファンデーションが固まりやすくなるのでご注意ください。

NG:× 指先に力を入れてとる × 押すようにとる 

ケーキングを防ぐために②
スポンジはいつも清潔に

スポンジの汚れが、ケーキング、ファンデーションのつきや仕上り、肌あたりの感触に影響することがある

汚れた状態


粉の固まりがいっぱい


重いように見える
湿っているように見える


きれいなところがない


テカテカしている

化粧用具をできるだけ長持ちさせるためには、スポンジクリーナーや中性洗剤などで、汚れたらこまめに洗い、よくすすぎ直射日光に当てずに陰干ししてください。
メイクの仕上がりをさらによくするためにも、化粧用具はいつも清潔な状態でお使いください。

ご使用時の留意点

スポンジやアイシャドウのチップなどのウレタン素材のものは、使っているうちに摩擦、直射日光、過度の洗浄などが原因で次第に劣化していきます。
ボロボロともろくなったり、破けてきたらもちろん、スポンジ表面のキメが粗くなったり、弾力がなくなったり、ゴワゴワするなど使い心地や仕上がりが悪くなってきたら、新しいスポンジをお求めください。


交換時期の目安

ケーキングを防ぐために③
スポンジに含ませた水の量に
ご注意

水あり使用でのケーキングは、スポンジに含ませた水の量が原因になっている場合がある
「水あり・水なし両用タイプ」と書かれたものは、水あり使用ができます。
水の量が多すぎる場合は、ファンデーションの品質や仕上がりにも影響します。

✕ 水の量が多い場合

ケーキングしないための水の含ませ方のコツ

ケーキングしてしまったときの
対処法

固くなった、あるいは固まってしまった時は、ファンデーションの表面を少し削るともとのようにご使用いただけます。

取り除き方

湿り気のない乾いたスポンジを2つに折り、きれいな面の角を使って固まった部分を軽くなでるように取り除きます。(水使用後の場合など、ファンデーション表面が濡れている場合は、必ず完全に乾いているのを確認してから行う)