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2016/12/02

ジェルネイルには手袋を。大人女子なら知っておきたい、お葬式のヘア&メイクマナー

ジェルネイルには手袋を。大人女子なら知っておきたい、お葬式のヘア&メイクマナー

お葬式に参列する際、ヘアやメイクをどうしたらいいか、意外と迷ってしまうもの。もちろん、派手なメイクや華美なヘアスタイルはご法度ですが、かといってすっぴんもふさわしくないんです...。そこで、資生堂Webビューティーコンサルタントの向井奈緒さんに、大人の女性として知っておきたい、葬儀時の美容マナーを教えてもらいました。

眉・ファンデ・リップはOK。その他は控えめに!

葬儀用のメイクで頭に入れておきたいのは、「ツヤではなくマットに仕上げる」ことと「色味に気をつける」こと。この2点は、どのパーツにも共通する注意点となるので、しっかり覚えておきましょう。

ベースメイク

ファンデーションは、顔色が悪く見えない程度に薄めに仕上げるのが理想。BBクリームなど、ナチュラルに見えるものをセレクトしましょう。仕上げにフェイスパウダーで押さえるなどして、マットな肌に仕上げます。

なるべくナチュラルに描きましょう。ダークブラウンのパウダーアイブロウがおすすめです。

アイメイク

アイシャドウは基本的に派手な色は避けて、肌なじみのいいベージュ~ブラウン系の色を目のキワに軽く入れる程度にします。ラメやパールの入っているものは避けましょう。アイラインやマスカラも盛り過ぎないよう、ナチュラルに仕上げます。涙でメイクがにじまないようウォータープルーフのものを使用し、黒よりナチュラルに見えるブラウン系でまとめると◎。

チーク

血色感が出てしまうのはお葬式にそぐわないので、ピンクやオレンジなどのカラーは避けましょう。肌なじみのいいベージュ系のチークを、ほお骨に沿って軽く入れるのがおすすめです。メイク感が極力出ないよう、しっかりぼかしておきましょう。

リップ

マットなベージュやピンクベージュ系のリップを軽くつけましょう。ツヤ感のあるものは避けるのがベターなので、グロスではなく口紅を使いましょう。ツヤが出てしまう場合は、ティッシュオフでツヤを抑えるといいでしょう。

ヘアは低めのまとめ髪に

落ち着いたイメージになるよう、肩より長い髪の毛の場合は低い位置でひとつにまとめるのがおすすめです。ヘアピンやゴムは黒で統一を。ヘアアクセサリーを使う場合は、色は光沢のない黒で、デザインもシンプルなものにしましょう。革製品は、動物の殺生を連想するのでNGです。

ネイルはナシ。ジェルの場合は見えないように

ネイルはつけないのがマナーです。ポリッシュの場合は、自宅でオフして参列を。ジェルネイルなどすぐに落とすことができない場合は、トップコートでジェルネイルを保護した上からベージュ系のポリッシュを塗って一時的に色をごまかすか、葬儀用の黒い手袋などをはめて、ネイルが見えないように工夫をするのが◎。手を合わせたりお焼香をしたりと、通夜や告別式などでは手元が目立つので、失礼のないように気を配ることが大切です。

今回ご紹介したマナーを参考に、大人として恥ずかしくない行動を心がけてくださいね。

photo:thinkstock
●当記事の情報は、プレゼンターの見解です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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