【知って、なるほど化粧品】正しい紫外線対策とは?資生堂研究員が紫外線にまつまるギモンを徹底解説!

肌の大敵ともいわれる「紫外線」。でも実は紫外線って、実際何がどう悪いの? 正しい紫外線対策ってどうすればいい? と思っている方も多いですよね。 今さら聞けないような基礎知識から応用編まで。紫外線について、資生堂の研究員が一から詳しく解説します。
Q.そもそも「紫外線」って何ですか?
A.紫外線とは、地球に降り注ぐ太陽光線の一種で、波長の長さによってUV-A(A紫外線)、UV-B(B紫外線)、UV-C(C紫外線)に分けることができます。UV-CとUV-Bの一部はオゾン層などの大気層が防いでくれるので、UV-AとUV-Bの一部を私たちは浴びていることになります。紫外線は日焼けやシミの原因となるだけでなく、炎症を起こさせたり、肌の老化を加速させたりするので注意が必要ですよ。
Q.よく見かける「SPF」と「PA」が表していることって?
A.SPFはUV-Bを防ぐ効果を表す数値。この数値が高いほど、肌が赤く炎症を起こすのを防ぐ効果が高いといえますよ。
また「PA」の方はUV-Aを防ぐ効果を表す目安。+の数が多いほど、肌の黒化や、弾力を失わせることを防ぎます。PAは現在4段階に区別されているので、日焼け止めを選ぶときはよくチェックしてみてくださいね。
Q.冬や曇りの日は紫外線対策をしなくてもいいですか?
A.いいえ、安全とは言えません。紫外線はUV-A、UV-Bに関わらず一年中降り注いでいます。さらに、曇りの日も晴れの日の半分以上の紫外線を浴びてしまいます。「今日は天気が悪いから、日焼け止めはいらないか」と判断しないように注意しましょう。
1年間の紫外線量は...
晴れた日の紫外線を100とすると...
Q.紫外線対策には何が有効ですか?
A.紫外線対策には帽子、日傘、サングラス、UVカットの洋服やスカーフ・手袋、日焼け止めなどが有効です。ただ日傘や帽子だけでは、安全とは言い切れません。
紫外線も光のように反射して、下から横から顔や体を狙っているので、日焼け止めを塗ることをおすすめします。特に海やスキー場は反射率が高いので注意が必要ですよ。
海やスキー場では反射紫外線に注意
Q.赤ちゃんや子どもはどのように紫外線対策すればいいですか?
A.生後28日以降から満2歳までのお子さまで肌トラブルがなければ、ベビーでも使用できる日焼け止めをご使用いただけます。ただ1歳未満のお子さまは肌も未熟ですので、日差しの強い時間帯(10時~14時)、日差しの強い場所への外出は避けるなどの配慮は必要ですよ。
おおむね3歳以上からは一般用の日焼け止めを使っても問題ないと考えますが、肌が弱いお子さまはベビーでも使用できる日焼け止め、または大人の敏感肌用の日焼け止めをご使用ください。その場合でも、なるべく日に当たらないように、日傘や帽子などを利用して強い紫外線から肌を守るようにしましょう。
ご使用の際には、まず腕などに塗って試すのがおすすめです。そしてご使用後はきちんと落としてあげましょう。
Q.日焼け止めの効果的な塗り方を教えてください!
A.紫外線から肌を守るためには、日焼け止めが隙間なく均一に広がっている状態がベストです。少量ずつつけ足したり、1度に多量につけてしまうと、ムラづきになりがちなので気をつけましょう。
顔も身体も、適量の日焼け止めを取ったら、手を大きく動かしながら、やさしく広げてのばすことがポイントです。
紫外線に敏感な方や、日焼けしやすい部位、汗をかいた後などは、2~3時間おきにつけ直すことをおすすめします。イラストで詳しく見てみましょう。
顔と首の日焼け止めの塗り方
1.商品に記載された使用量を確認して適量を手のひらにとり、両ほお、額、鼻、あごの5点に置きます。
2.ほお、額、鼻、口周り、フェイスライン、目の周りの順に、中指と薬指を使ってていねいになじませます。塗りムラができやすい小鼻周辺、髪の生え際や耳の後ろも忘れずに。
顔のすみずみまでなじませたら、もう一度同量をとり、重ねづけを。ファンデーションを使う場合は一度塗りでOKです。
3.適量を手のひらにとったら、首とえり足の数か所におき、軽く広げてなじませてから、下から上に向かってなじませます。首の後ろ・うなじ・デコルテも忘れずに塗りましょう!
POINT!
特に首はシワが入りやすいゾーン。ストレッチをするイメージで、首の前を塗る時は上を、首の後ろを塗る時は下を向いて、皮ふをのばしながら塗りましょう。
ボディの塗り方
1. 容器から直接肌へ線状に出します。 2. 大きく円を描くように均一になじませます。手や足の甲、ひじやひざの裏、身体の側面なども塗り忘れのないようにしましょう。
手の甲の塗り方
1. 適量を手の甲にのせます。
2. 手首から指の先まで覆うように大きな円を描きながら塗布します。何回か繰り返すと均一にムラなく塗布することができます。
うっかり日焼けにご用心! 塗り残しがちな部位って?
「髪の生えぎわ」「眉間」「耳」「小鼻のわき」「フェイスライン」「首や首の後ろ」などは塗り残ししやすいパーツなので、忘れないよう意識して塗りましょう。また、襟元が開いた服を着る時なども、「デコルテ」や「背中」を十分ケアをしてください。
資生堂がおすすめする日焼け止め&UVケアアイテムはこちら
【海やプール、スポーツ観戦などのレジャーに!】
紫外線から隙なく守りぬく。さらさらUVミルク
「アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA」【SPF50+・PA++++】60mL 3,058円 (税込)
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
動きによってできる日焼け止めのよれや隙間を自動修復するオートリペア技術と、汗、水、熱、そして空気中の水分によってUVブロック膜が強くなる技術をW搭載。驚くほどさらさらな塗り心地も◎。
熱と汗に反応し、紫外線防御ヴェールが強くなる日焼け止め
「SHISEIDO サンケア ザ パーフェクト プロテクター」【SPF50+・PA++++】50mL 6,380円(税込)
販売名: SHISEIDO ザ パーフェクト プロテクター
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
熱・汗・水を感知するとUV防御膜が強くなる*「シンクロシールド技術」を搭載。太陽の下でのアウトドアやスポーツシーンにもぴったり。さらに、乾燥や空気中のちり・ホコリなどの環境ダメージからも肌をガードします。
*サンスクリーン膜の均一性を高め、安定に保つ
【敏感肌なら】
デリケートな肌をしっかりガードする日焼け止め
「アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク NA」【SPF50+・PA++++】60mL 3,058円 (税込)
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
快適な使い心地がさらに進化。低刺激処方(無添加*・無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリー)で敏感肌や赤ちゃん**の肌を守ります。
*防腐剤(パラベン)、鉱物油不使用
**新生児を除く
紫外線や微粒子汚れから守る日焼け止め
「d プログラム アレルバリア エッセンス N」【SPF50+・PA+++】40mL 3,300円 (税込)
*価格は希望小売価格です(お店によって異なる場合があります)
肌の上にバリア膜をつくる「アレルバリアテクノロジーNEO」搭載。紫外線はもちろん、花粉・ちり・ほこりなどの微粒子汚れや乾燥からも守ります。紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方です。
【赤ちゃんと一緒に使うなら】
赤ちゃん*の肌を保湿しながら守る、マイルドジェル
「アネッサ ミネラルUV マイルドジェル」【SPF35・PA+++】90g 2,508円 (税込)
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
紫外線吸収剤ゼロのノンケミカル処方。やさしい使い心地で、敏感肌や赤ちゃん*の肌を保湿しながら守ります。肌負担のない使用感も◎。
*新生児を除く
やさしい使い心地。紫外線吸収剤無配合の日焼け止め
「ドゥーエ ベビー 日焼け止めミルク」【SPF20・PA++】40mL 1,980円 (税込)
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
紫外線吸収剤無配合(ノンケミカルタイプ)。生後1カ月の赤ちゃんから使える低刺激処方です。やさしいつけ心地で、紫外線から1年中しっかり守ります。
【屋内で過ごすなら】
1本で高機能。大人のUV乳液
「エリクシール シュペリエル デーケアレボリューション SP(医薬部外品)」【SPF30・PA++++】35mL 3,080円 (税込)
販売名:エリクシール デーケアレボリューション SP
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
乳液、化粧下地、プロテクターの3役を果たしてくれる、優秀アイテム。室内で過ごす日にもおすすめです。冷房など室内の乾燥環境からも肌のうるおいをしっかり守ってくれます。
うるおい・透明感・ハリも与える! 朝用美白乳液
「エリクシール ホワイト ブライトニング デーケアレボリューション WT(医薬部外品)」【SPF35・PA++++】35mL 3,410円 (税込)
販売名:エリクシール ホワイト ブライトニング デーケアレボリューション WT(医薬部外品)
*価格は参考小売価格です(お店によって異なる場合があります)
透明感とハリを与える乳液効果、化粧下地効果、UVカット効果の3役が1本に! さらに、美白*有効成分「m-トラネキサム酸**」も配合。日中も美白*ケアしたい人にぴったりです。
*美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐことです。
**トラネキサム酸
紫外線はいつでもどこでも降り注いでいます。朝のスキンケアに組み込むなど、普段の習慣にするのもおすすめですよ。365日、どこでも、紫外線に気をつけましょう!
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photo:shutterstock
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