【研究員が解説!】大人にきびの原因&お手入れ方法

ほお、口のまわり、あごにポツンとできやすい大人のにきび。思春期のにきびとどうちがうの?防ぐための日ごろの上手なお手入れ法や食べてサポートする内面美容について、資生堂の研究員が解説します。
大人のにきびの原因は?
大人のにきびは、身体のリズム(性周期など)と同調してできやすく、体調不良によるホルモンバランスの乱れでも発生します。にきびのできやすい肌は、バリア機能が低下し、肌の抵抗力も弱まっていることが多く、不安定な状態です。また、精神的、身体的ストレスによる皮脂分泌でもにきびができる場合があります。
大人のにきびの肌状態・特徴は?
- ほお・口のまわり・あごに単発的にできやすい。
- どんな肌質にも見られる。
- 20代以降。
- 年間を通じて。
- ストレスや体調不良、生理の前に悪化しやすい。
どんなふうにお手入れすればいいの?
まず、にきびのできている部分は化粧品の使用は避けましょう。炎症を起こしたり、化膿して痛みを感じる場合には、皮膚科専門医に相談してください。
大人のにきびを防ぐには、思春期の過剰な皮脂分泌によるものとは異なるため、過度な洗顔は状態をさらに悪化させるので注意しましょう。にきび用美容液、収れん化粧水などで皮脂や皮ふ温を上手にコントロールし、肌をひきしめるお手入れを取り入れて。できているにきびに指先で触れたり、つぶしたりすると化膿したり跡が残りやすくなるので、いじらないようにします。肌に触れるものはいつも清潔に保ち、にきびの悪化を防ぎましょう。
食べて肌づくり、内面美容のおすすめは?
バリア機能の低下による毛穴のつまりを防ぐためにバリア機能を整えるセラミドや、肌の生まれ変わりを整え、にきびの炎症を防ぐためにビタミンAを摂るとよいと言われています。皮脂分泌を適正に保つビタミンB2、ビタミンB6と皮脂分泌を調整するローヤルゼリー、糖質の代謝に必要なビタミンB1も。またストレスによるバリア機能の低下を防ぐためにビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCも積極的に摂るとよいそうです。
大人のにきびは、ホルモンの影響でできやすい。
主に生理前に黄体ホルモンの影響でできやすいのが大人のにきび。バランスをくずしている肌にでやすいので、睡眠を十分とり、ストレスをためないようにリラックスして過ごすことも心がけましょう。
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