プロ直伝のテクニックからお悩み解消法まで!アイシャドウの使い方&塗り方まとめ

たくさんの色や質感があり、アイメイクの楽しみを広げてくれるアイシャドウ。同じ色でも、塗り方をちょっと変えるだけで雰囲気をガラッと変えてくれるのもアイシャドウの利点です。そこで今回は、ヘアメイクアップアーティストが教えるアイシャドウの様々な塗り方から、お悩み解消テクまでをご紹介します。
- 目次
アイシャドウの塗り方。プロのテクニック5選
塗り方テク① 「幅広塗り」
この春は、二重幅のみに入れるのが一般的だったミディアムカラーを、アイホール全体に広げて塗るのがトレンド。そこで、自然なのにトレンド感あふれる目元にする方法をプロに聞きました。
・幅広塗りHOWTO
1. 明るいベージュのアイシャドウをブラシに取り、上まぶた全体と下まぶたの涙袋部分になじませます。 2. オレンジブラウンのアイシャドウをチップに取り、アイホール全体と下まぶたの涙袋部分にON。下まぶた部分にもしっかり塗って、上下のまぶたのバランスを取ると◎。
はじめに明るいシャドウを仕込むことで、くすみやクマを明るく整え、発色と化粧もちを高めます。またチップを使ってオレンジブラウンを塗ることで、アイシャドウが肌に密着し、発色を高めることが可能です。
3. ブラウンのペンシルアイライナーで目のキワを締めたら、アイラインを綿棒でなぞってなじませたら完成。
>>「幅広塗り」と相性抜群! 春のトレンドカラーはどんな色?
塗り方テク② 派手色シャドウにピッタリな「ポンポン塗り」
イエローやオレンジ、ターコイズなどのアイシャドウは、これからの季節にピッタリ! とはいえビビッドカラーだけに、どうやって使えばいいのかわからないという人も多いはず。派手色のアイシャドウを取り入れる際は、目尻にだけポンポンとのせるのがおすすめです。そこで、2パターンのポンポン塗りをご紹介!
・ターコイズを使った「ポンポン塗り」HOWTO
まぶた全体に広げるには勇気がいるターコイズですが、目尻にポンと塗ることで、一気におしゃれなイメージになりますよ。
ターコイズブルーのアイシャドウを指に取り、目尻3分の1にON。ぼかさず、置くようにのせるのがポイント。色がハッキリ出ない場合は、何度か重ねづけして調整しましょう。
・オレンジ×イエローのポンポン塗りHOWTO
イエローとオレンジのアイシャドウを用意します。まずはオレンジのアイシャドウを指に取り、上まぶたにポンポンとランダムに数か所のせます。ぼかさず、置くようにのせましょう。のせる範囲は、目尻~目の中央まで。その後、イエローのアイシャドウを指に取り、先ほどのせたオレンジシャドウが隠れないようにバランスを見ながら、同じようにランダムにのせたら完成です。
実はこの「ポンポン塗り」、目尻にポイントを置いているので、普段アイメイクがなかなか映えないとお悩みの一重さんや奥二重さん、小粒目さんにも最適なメイク法。ぜひチャレンジしてみて♪
>>ポンポン塗りした際の、アイラインやマスカラのHOWTOはこちらでチェック
塗り方テク③ 女っぽさと目力が同時に叶う「ソフト囲み目」メイク
以前は黒で囲むのが定番だった囲み目メイクを今っぽくアップデート。コツはバーガンディカラーのアイシャドウを使用して、ソフトな雰囲気の囲み目メイクにすること。目力をしっかり出しつつも、大人の女性らしい柔らかで印象的な目元が叶います。
・ソフト囲み目メイクHOWTO
1. ゴールドのアイシャドウをブラシもしくは太いチップに取り、アイホール全体と下まぶたになじませます。
2. 細めのチップにバーガンディのアイシャドウを取ったら上まぶたのキワにON。二重幅の半分くらいまでを目安に入れましょう。
3. 下まぶたにバーガンディシャドウをなじませます。涙袋の幅を目安に広めにON。
下まぶたのアイシャドウを、目尻部分を広めに、中央部分は狭めになるように入れることで、目幅が広がって見えてデカ目効果がUP。すべて同じ広さで入れてしまうと目が丸くなり、かえって小さく見えてしまうので気をつけて!
4. ブラウンのペンシルアイライナーで、上まぶたのキワを締めたら完成です。
プロが教えるテクニックでアイシャドウの悩みを解決!
悩み解決① アイシャドウの発色が悪いときに試したい2つの方法
・アイシャドウチップを洗う
お気に入りのアイシャドウの発色が悪い...。それはもしかしたら、アイシャドウチップのお手入れを怠っているからかもしれません。洗っていないチップを使っていると、アイシャドウをつける時の密着感や発色が悪くなり、仕上がりに明らかな差が出ます。また、発色が悪いと、色を出すために何回もつけ直したくなりますよね。その分時間がかかったり、アイシャドウの減りの早さにもつながったり...。さらに、汚れたチップは雑菌の温床になっている可能性もあるため、それを使ってメイクすることで肌荒れを引き起こすことも。チップはなるべくこまめに洗って、キレイな状態を保つように心がけましょう。
<正しい洗い方>
1. 専用クリーナー、または中性洗剤をチップに直接たらし、指の腹で汚れをやさしく押し出す。
2. しっかり水ですすいだ後、水気を軽く絞り陰干しする。
アイシャドウチップを洗う際は専用クリーナーを使うのがおすすめ。柔軟効果があり、ソフトな洗い上がりになります。またチップがより長持ちする効果も期待できますよ。
・アイシャドウベースを使う
もうひとつの解決策は、アイシャドウを塗る前にアイシャドウベースを仕込み、まぶたのくすみをフラットにしたり、シャドウののりを良くしたりする方法。まぶた専用のCCベースが一緒になった「インテグレート アクセントカラーアイズ CC」なら、乾燥しやすいまぶたを保湿し、アイシャドウの発色と色持ちを良くしてくれます。
>>コスパ最高! 「インテグレート アクセントカラーアイズ CC」の魅力をもっと見る
悩み解決② 二重の溝にアイシャドウが溜まらなくなる方法
アイメイクをバッチリ決めても、ふと気がつくと、アイシャドウが二重の溝に溜まっている...。そこで、アイシャドウの溜まりやヨレ対策をご紹介します。
アイシャドウが二重の溝に溜まってしまう原因のひとつはスキンケア。化粧水や乳液をまぶたに丁寧になじませていない状態でアイメイクをすると、水分や油分によってアイシャドウがヨレやすく、瞬きの動きで溝に溜まりがちになります。リキッドやクリームタイプのファンデーションもキレイに塗れていないと、アイシャドウが溜まりやすくなる原因になるため、しっかり肌にフィットさせることが大切です。
アイシャドウを長時間キープする、メイク前のひと手間テク
・アイシャドウのダブル使い
クリームアイシャドウをベースにし、その上にパウダーアイシャドウを重ねると、密着感が高まり、ヨレにくくなります。
・フェイスパウダーで皮脂と汗を抑える
パウダータイプのアイシャドウをつける前に、フェイスパウダーを目元にしっかりつけて皮脂と汗を抑えましょう。
・綿棒で密着感を高める
アイシャドウを目元になじませた後に、二重の溝を綿棒でサッと軽くなぞります。すると余分な油分が取り除かれ、アイシャドウの密着感が高まります。
・グラデーションで溜まりを目立たせない
アイホール全体に肌なじみのよいベージュや薄いゴールドをのせた後、目のキワに濃い色を重ねて、アイホール真ん中あたりまで薄く伸ばしなじませます。目元にグラデーションをつくることで、アイシャドウ溜まりが目立ちづらくなります。
ひとつの色を様々な塗り方で楽しむことができるアイシャドウ。お気に入りのカラーはもちろん、最近使っていないカラーなどで試してみると、新しい発見があるかもしれませんよ!
photo:鈴木花美
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。