食欲の秋真っ盛り! な時期もあってか、近頃、増えた体重がなかなか元に戻らない...と、焦っている人は少なくないはず。でもそれ、「年齢」のせいにして諦めていませんか? そこで今回は、年齢による「痩せにくさ」を解消する方法を、モデルボディメイクトレーナーの佐久間健一さんに教えてもらいました。
年々痩せにくくなる原因は代謝低下のほかに、「姿勢を保つ筋力の低下」や「身体のねじれ機能の低下」が考えられます。なかでも見落としやすいのが「ねじれ機能の低下」。人間の身体は、腕や脚、股関節や首といった関節を動かす時に、必ず「ねじれ」が伴います。ねじれの柔軟性(関節が柔らかい)が高いと、身体を大きく動かすことができ、日常生活でカロリーを消費しやすくなります。逆に、柔軟性が低い(関節が硬い)と、身体の動きが自然と小さくなってしまい、カロリー消費が低くなってしまうんです。
さらに、体脂肪は「関節の動きが少ない部位につきやすい」傾向があるため、ねじれの柔軟性が低い部分に脂肪がつき、太ってしまうという流れに...。それでは、この悪循環を断ち切るためのエクササイズにチャレンジしましょう!
1. あぐらをかいて床に座ります。上体を少し前に倒し、1枚のタオルの両端を逆手で持ちます。
2. 上体を固定したままバンザイします。腕が身体と一直線になるあたりを目安にし、3秒キープ。1~2を10回行いましょう。
「あぐら」は股関節の外ねじれに、「逆手でバンザイ」は肩関節の外ねじれに効果アリ。また、上体を前に倒してキープすることで背中の姿勢筋が総合的に働き、「姿勢を保つ筋力の低下」の改善にもつながりますよ。若いころはすぐ痩せられたのに...と悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね!
お話を伺ったのは...
佐久間健一さん
ボディメイクトレーナー。ボディメイクスタジオ「CharmBody」代表。パーソナルトレーニングによるダイエット指導や芸能事務所と提携しタレントやモデルなどのボディメイク指導を行う。2016ミスユニバースジャパン日本代表公式コーチ、元ミスワールド日本代表ボディメイクトレーナー、2016ミスインターナショナル世界大会公式パーソナ―と世界3大ミスコンテストの日本代表の指導も担当。モデルを中心に年間4000件以上のボディメイク実績を持つ。 公式HP著書一覧
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