キレイな髪でいつも、いつまでも、いられたら...女性の願望ですよね。そこで知っておきたいのは「ヘアケア」の基本。髪が広がってまとまらない、ボリュームが出ない、根元がベタつく、毛先がパサつく...。季節に応じてあらわれる髪や頭皮の不調サインに気づいたら、いつものヘアケアの見直し時です。紫外線や摩擦などによる日々の小さな髪のダメージは、気づかないうちに髪にどんどん蓄積されてしまうもの。だからこそ正しいヘアケアをおさらいして頭皮から毛先まで美しい髪を目指しましょう! 動画も含めてヘアケア方法を徹底解説するのでチェックしてみてくださいね。
髪は濡れている状態だと、最もダメージを受けやすいもの。さらに洗い方によっては下の写真のような頭皮トラブルをまねいてしまうことも...。
髪にダメージを与えない理想的なシャンプー方法を続けるだけで、髪だけでなく頭皮トラブル(荒れやニオイ、ベタつき、かゆみなど)をケアできることがわかっています。ではさっそく理想的なシャンプー方法を解説します。動画もあるのでチェックして !
シャンプー方法
1. お湯でしっかり髪と頭皮の汚れを落とす
2. シャンプーを適量取り、根元からなじませてたっぷりと泡立てる
3. 指の腹で頭皮をジグザグにマッサージする
4. 髪は根元から毛先に向かって指を通す感じで行う
5. 髪の根元から毛先に向かってお湯を含ませるようにすすぐ
シャンプーは、人と比べる機会がなく、自己流になりがち。理想的な手順を動画でチェック!
髪にダメージを与えない泡立てや、頭皮マッサージをする時の手(指)の動かし方にご注目!
ここからは理想的なコンディショナーの方法を解説します。コンディショナーの使い方で、髪の毛のツヤやまとまりが変わってきますよ。動画もあるのでチェックして !
コンディショナーの方法
1. コンディショナーを適量取り、毛先を中心になじませる
2. 手に残った分を根元になじませる
3. 髪も頭皮もヌルつきがなくなるまですすぐ
コンディショナーは髪に残さない!が原則。「もういいかな」と思ってから10秒長めを心がけましょう。
コンディショナーも、人と比べる機会がなく、自己流になりがち。理想的な手順を動画でチェック!
コンディショナーの方法(動画再生時間:1分6秒)
普段、何気なくタオルで髪を拭いていませんか? タオルドライの方法だってルールがあるんです。髪の根元を中心にしっかり水気を拭き取っておくことでブロー時間の短縮にもつながります。せっかくなら理想的なタオルドライを覚えて、時短で髪にもいい方法を実践しましょう! 動画もあるのでチェックして !
正しいタオルドライの方法
1. まずは髪の水気を切る
2. 頭皮を優しくマッサージするように拭く
3. 毛先はタオルに水滴を吸わせるように
根元を中心に水気を取るようにするのがコツ。髪はこすらないように注意しましょう!
タオルドライの手の動かし方やタオルの使い方などを動画でチェック!
タオルで髪を拭く方法(動画再生時間:40秒)
頭のツボを刺激して頭皮の血行を促進し、健やかな髪を育てる「ヘッドスパ」。自宅で簡単に、セルフでできる10秒のマッサージ方法もあるんです! 心地よさを感じながらリラックスして行なうのがコツ。もちろん男性やお子さまにもおすすめです。
「セルフ ヘッドスパ」の方法
1. 額に指を沿わせ、生え際から後頭部に向かってゆっくりすべらせる(2回繰り返す)
2. 右手で右の側頭部から左耳に向かって指を2回すべらせる(左側も同様に)
3. 最後にゆっくりと息を吐きながら、こめかみをプレスする
ヘッドマッサージの力加減は、自分で「気持ちいい」と感じられるくらいがベスト!
コツを押さえてドライヤーを使えば、ハンドブローだけでも髪のツヤとまとまりがアップ! 画像を見ると、その違いは一目瞭然です。自然乾燥した髪(左)は、うねりや広がりが出てあまりキレイに見えないのに対して、これから解説するブロー方法で乾かした髪(右)はハンドブローだけでも毛流れが整い、見違えるほどキレイに見えますよね!
また、濡れた髪は摩擦に弱く傷みやすく、水分が飛びやすい状態なので、放置すると、かえって髪の内部まで乾燥してしまうことに。さらに、濡れた髪は紫外線ダメージも受けやすいこともわかっています。髪が傷みやすい状態を少しでも短くするため、シャンプー後など濡れた状態の髪はすぐにブローしましょう。それでは、さっそくブロー方法をチェック!
理想的な髪の乾かし方
1. まずはクセがつきやすい前髪からドライ。その後、根元を中心に乾かす
2. 髪の根元が半乾きになったら、髪の中に手を入れて内側を乾かす
3. 髪の根元がしっかり乾いたら、ドライヤーの風を頭の上からあて、手ぐしを入れながら乾かす
4. 全体的に乾いてきたら、風量を抑えて毛流れを整え、最後に冷風をあてて髪の水分の蒸発を抑える
ボリュームアップしたい時のドライヤーのあて方
髪にボリュームが欲しいなら...
髪の根元を後ろから前、下から上へブローすることにより、根元の毛を立たせてボリュームアップが可能に。この時、ドライヤーの風も毛流れと同じ方向へあてるようにします。
ボリュームダウンしたい時のドライヤーのあて方動画編
髪のボリュームを抑えたいなら...
まずは、髪を半分にわけてブロッキング。内側の髪を下に向かって軽く手でテンションをかけながら少し引っ張るようにして、ドライヤーの風をあてます。
さまざまな効果を持つアウトバストリートメント。種類は大まかに3タイプあります。効果に合わせて上手に使い、髪の美しさを長持ちさせましょう。外出先に持ち歩いてダメージが気になる時につけ直しても◎。
ダメージ補修・ツヤ出しタイプ
傷んだ髪のキューティクルをコートし、ツヤを与えて補修するタイプ。
ドライヤーの熱から髪を守るタイプ
ドライヤーの熱から髪を守る成分を配合したもの。製品によってはその熱を利用したダメージ補修効果のあるものも。
紫外線から髪を守るタイプ
髪の表面をコートして紫外線のダメージをブロックするもの。紫外線はUV-BだけでなくUV-Aも髪にダメージを与えることがわかっています。髪に紫外線ダメージを蓄積しないよう、夏には活用したいアイテムです。
下の画像は、何もつけていない髪(左)と、乾いた髪にアウトバストリートメントをつけてハンドブローをした髪(右)。比べてみると「使用後」の髪の表面にツヤが! それぞれの写真から光を反射している部分だけを抜き出した、○の中の画像を見るとその差はさらに明らかです。キューティクルの表面もなめらかに!
Q1:髪は朝洗うから、夜はシャンプーしなくていい?
A1:健やかな髪と頭皮のためには、夜にシャンプーして1日の汚れを落とすべき。そのまま寝てしまうと、髪の汚れやスタイリング剤が頭皮に付着して頭皮トラブルの原因になることも。夜に汚れを落とし、ブローでしっかり土台をつくっておけば、翌朝のスタイリングもグンと楽になりますよ。
Q2:頭皮にかゆみや湿疹が...これってシャンプーが合わないってこと?
A2:必ずしも、使っているものが合わないのが原因とは限りません。洗い残しやすすぎ残しがないかも見直して。また、頭皮や髪も、肌と同じように環境の変化や食べものなどの影響を受けやすいもの。生活習慣を見直すことも大切です。
Q3:コンディショナーとトリートメントってどう違うの?
A3:トリートメントは毎日使わなくても効果が出るように設計されています。コンディショナーが髪の表面をコーティングするのに対して、トリートメントは髪に浸透してダメージを補修するもの。ぜひ説明書通りの頻度で使ってください。髪の傷みが気になる時に、毎日使いたいなら、アウトバストリートメントもおすすめです。
Q4:シャンプーとコンディショナーはやっぱり同じブランドで揃えたほうがいい?
A4:同一ブランドでの使用がおすすめです。シャンプーとコンディショナーの開発時には両者の相性まで考慮した処方がされています。シャンプーには洗う以外にも、コンディショナーに配合されている成分の毛髪へのつき方をコントロールしたり、使用感触を調整したりする働きも。また、コンディショナーも、使用するシャンプーに合わせて配合量が調整されています。
Q5:髪の分け目は毎日変えたほうがいいってホント?
A5:紫外線の季節はできれば変えたほうがベター。頭皮も紫外線にあたると日焼けします。頭皮の同じ場所ばかりに負担をかけないよう、できれば分け目をかえたり、帽子や日傘でガードしたりするのもおすすめです。
Q6:朝バッチリとスタイリングしても夜までもたない...。
A6:なりたい髪型にあわせてブロー方法を変えてみて。特に広がりやすい髪や、反対にぺちゃんこになりやすい髪は、髪をブロッキングして内側から少しずつクセづけしておくと、スタイリングのもちがグンがとよくなるはず。もちろん欲しい効果に合わせたスタイリング剤を取り入れるのもおすすめです。
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理想的なケアでキレイな髪を手に入れたら、ヘアアレンジも気になるところ...
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photo:shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。