自分の内にある意思などイメージを演出するのに有効な香り。しかし、香水のつけ方や香水の保管方法など、正しい知識や方法を知っているだろうか? そこで、男性のためのフレグランスについて徹底解説。香りに関しての解説はもちろん、スメルハラスメントになりかねない香水だからこそ知っておきたいマナーや、選び方のポイント、香りが持つさまざまなイメージまで網羅した「男のためのフレグランス」読本を公開。
読んで纏えば、印象まで変わってくる資生堂のフレグランス提案を早速チェックしてみよう。
<目次>
香りは人の気分も左右する働きがあるもの。ひとりよがりにならずに香らせるのがマナーだ。まずは香水の性質やつけ方、タブーを確認し、印象をアップさせるフレグランスの基本をチェックしよう。
香りは、デリケートな香料を多く含んでいるため、光線、温度、酸素によって匂いや色が変化をおこすこともある。せっかく自分の印象を高める香りと出会っても、それを劣化させないよう、取り扱いや保存に十分注意をはらって、クオリティーの高いまま香りを使いきるようにしよう。
直接日光があたると、退色したり、色が濃くなったり、濁ったりして、色調が変化することも。また、香り自体も変化してしまうので避けよう。
香水は高温で香料が変質したり、変色したりすることもある。低温では、香料によって結晶が出ることも。室温は10~20℃が理想的だが、四季を通じてできるだけ温度変化の少ないところに保管しよう。
香りは空気中の酸素や汚れに敏感なもの。空気に触れて酸化しないように気をつけよう。また化粧品などのついた指で、ボトルの口に触れないように心がけることも大切。
アルコール量の多い、オードパルファム、オーデコロン、シャワーコロンなどは引火性があるので、火気の近くでの使用は避る。
ここまで知識が深まったら、早速香り選びに入りたいところ。ここでは香りを選ぶ際の試し方のコツを解説する。
人の鼻は匂いにすぐマヒしてしまうもの。1度に何種類もの香りを嗅ぐと判断が鈍くなるので、2~3種類が限度、と覚えておこう。
2種類以上の香りを同じ手につけると、香りが混じってしまい、正確に香りを嗅ぐことができない。左右の手に分けて試そう。
自分だけで香りを選ぶのが難しい場合は、女性に一緒に選んでもらうのもおすすめ。「香り選ぶのつきあってよ」と誘えば、腕の見せどころとばかりにいいアドバイスを得られる可能性もあり!?
例えば、爽やかな香りは、その人をより爽やかで魅力的に演出してくれる。香りには、それぞれ独自のイメージがあるため、香りのイメージ別にシーンまで想定したフレグランスを提案。その日その時のTPOに合わせて選び、スマートな男を演出してみよう。
ゴルフ、テニス、オフィスワークなどには爽やかで自然な香りを!
<爽やかさを演出するフレグランス>
ディスカッションや講演会、ひとりで酒を飲む時などには深みと落ち着き、個性が強く感じられる香りを!
<男らしさを演出するフレグランス>
パーティー、夜のデートには優しさと重厚感のある香りを!
<大人を演出するフレグランス>
纏いたいイメージは固まってきただろうか? フレグランスのデザインをチェックしてそのボトルなどの世界観からイメージを高めるのもひとつの手法。フレグランスは様々な香りが重なるため、香りの系統も一概に言えないが、TPOで紹介した香り系統の傾向に分類したので実際のフレグランスをWEBで見てみよう。
シトラス系
フレッシュ&スパイシーな香り
シトラス系のフルーツとマリンノートの香り
スパイシー ウッディー シトラス
シトラス・フローラル・ウッディの香り
洗練されたフローラルシトラスの香り(オーデコロン)、(シャワーコロン)
爽やかな柑橘系の香り
グリーン系
力強いウッディースパイシーグリーンの香り
新鮮な自然なグリーンフローラルの香り
甘さをおさえたジェントルグリーンの香り
ウッディ系
力強いウッディースパイシーグリーンの香り
アンバーノートとシダーウッドの奥深い香り
オリエンタルスパイシーの香り
シダーウッドの土台で甘いかすかな香り
ウッディの香り
スパイシー ウッディ シトラス
フレッシュ ウッディ
フレッシュ ウッディ レザー
シトラス・フローラル・ウッディの香り
芳醇な香り
重厚で格調高いウッディの香り
フローラル系
シトラス・フローラル・ウッディの香り
新鮮な自然なグリーンフローラルの香り
洗練されたフローラルシトラスの香り(オーデコロン)、(シャワーコロン)
スマートに香りを纏えば、印象まで変わってくるはず、さっそく今日から正しい香りの扱い方を実践してみよう!
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●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。